胸郭出口症候群　その2　肋鎖症候群：2023年10月9日｜錦糸町ひまわり整体院のブログ

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投稿日：2023-10-09 09:37:43.0

胸郭出口症候群　その2　肋鎖症候群: こんにちは！
今回は胸郭出口症候群の2つ目、肋鎖間隙のトンネルについてお伝えします。
その1でお伝えした斜角筋隙を通過した腕神経叢と鎖骨下動脈を次に待ち構えるのが肋鎖間隙です

このトンネルは上面が鎖骨（鎖骨下筋）　底面が第一肋骨で構成された骨間のトンネルです。

斜角筋隙を通過しなかった鎖骨下静脈も通過します

なで肩のように鎖骨が下制した状態ではトンネルの上面が低くなり腕神経叢と鎖骨下動・静脈は圧迫されます。

上肢を挙上し鎖骨が後方に回旋した場合はトンネルの前壁を構成する肋鎖靱帯も後方に移動する為
トンネルは狭くなり圧迫が起きます。

このように圧迫・絞扼を受けた状態を「肋鎖症候群」といいます。

障害のタイプとしては圧迫型と牽引型に分けらます。

〇圧迫型　上肢挙上時血管・神経が圧迫され症状が出るタイプ
　例）つり革につかまる等
〇牽引型　なで肩の女性等上肢下垂時神経が牽引され症状出現
　他重い鞄を保持する等

〇症状
症状としては上肢の痺れ、だるさ、冷感等ですが頸部や肩の痛み、重たい感じといった
多彩な訴えもあります。

上肢を挙上することで症状が誘発される事が多いですが
下垂して上肢が牽引され症状が出る事もあります。

又首の付け根の肋骨あたり（肋骨上か）に痛みや嫌な感じ、つまり感を訴える事もあります。

胸郭出口症候群か確認するテストとして
アドソンテスト・ライトテスト・ルーステスト・モーレーテスト等ありますが
今回はルーステストとモーレーテストを紹介します。

〇ルーステスト
　肩を挙上し、胸を大きく張り、肘を90度に曲げた状態で手の開閉（グーパーグーパー）をします。
この動作中に手が痺れてきたり、上肢が重だるくなってきたら陽性に近づきます。
この動作で症状が誘発され、上肢を降ろせば楽になるという再現性が続けば陽性の可能性が
高まります。

〇モーレーテスト
　鎖骨の上のくぼみの部分に神経が走行しているのでその部分を叩くと上肢から腕の方に
痺れが放散したり、同じ部位を押すと痛みや嫌な感じがすると神経圧迫が示唆されます。
この時、左右差を比べてみるのが大切です。

上肢の痺れ、だるさ、冷感など首や肩の痛みや重だるさを感じている方は
どうぞ当院まで相談ください。

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