【マタニティ】反り腰と、無痛分娩・帝王切開時の注射：2024年5月3日｜トラスト錦糸町治療院のブログ

マタニティ産後専門トラスト錦糸町治療院（旧：トラスト錦糸町治療院）

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投稿日：2024-05-03 17:57:46.0

【マタニティ】反り腰と、無痛分娩・帝王切開時の注射: 妊娠をすると身体の機能・構造の全てが常に変化し続けます。

今日は、その中でも骨格(主に背骨)の変化と、最近多くなった無痛分娩と帝王切開手術時麻酔の関係性にスポットをあててお話ししたいと思います。

先ずは
麻酔の種類について(大まかに)

・帝王切開　局所麻酔or全身麻酔　　
局所麻酔→脊椎くも膜下に針を穿刺して薬を入れる
全身麻酔→点滴で薬を注入か、呼吸で肺から薬を入れる

・無痛分娩　硬膜外麻酔or脊椎くも膜下麻酔　※殆どが硬膜外麻酔
どちらの方法もカテーテルを入れるための針を穿刺する

お次は
妊娠に伴う骨や筋肉の構造の変化について

特に、妊娠中期以降の子宮の増大に伴う重心の移動に対応するために，腰椎(背骨の腰部分)の前弯が強くなります。
※いわゆる、反り腰。
このため，妊娠後半になると腰痛が起こりやすくなります。
立っている時には，胸椎(背中の背骨部分)の後弯を増強させることで重心のバランスをとる。
※いわゆる、猫背。

本題、
腰椎前弯が強い場合、つまり反り腰が強いと、麻酔の注射をする場合、針を刺すのが困難にさせる要因になります。
背中を丸めてエビのような姿勢を取って背骨の骨と骨の間隔を開くのですが、お腹が大きい状態では背中を丸めにくいので、更に穿刺を困難にさせる事になります。

まとめ、
妊娠中、腰痛を感じていなくても反り腰があるのは、出産時の１つのリスクになり得ると言えるでしょう。

現在、反り腰でなくても中期以降、徐々に反り腰の傾向が出てくるので、なる前になるべく早い段階で対策をしておくと良いと思います。

反り腰が良くないのは、分娩時に限らず、歩行に負担がかかり、お尻の痛みや坐骨神経痛にも端を発し、妊娠中の運動不足に繋がります。

胎児の成長と、お産にも関わることなので、少しでも気になる方は早めにご相談ください。

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