腱鞘炎：2023年4月12日｜池下ボディケアのブログ

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投稿日：2023-04-12 17:34:53.0

腱鞘炎: 腱鞘炎（けんしょうえん）という言葉を、皆さんも一度は聞かれた事があるのではないでしょうか。

腱鞘（けんしょう）とは、骨と筋肉を繋げている腱（けん）を包む組織です。腱がなめらかに動くよう支える滑車のような役割をしています。
その腱鞘と腱がこすれ合って炎症が起きた状態を「腱鞘炎」と言います。

◆原因
大きな原因は手首や指の「使い過ぎ」です。
・キーボードやマウス操作など手首や指に負担がかかりやすい仕事をする
・子育て中でお子さんの抱っこをよくする
・グリップやボールを握るスポーツをする
・ピアノなど指をよく使う楽器を扱う
など原因は様々です。
近年ではスマートフォンを長時間利用して指を使い過ぎる傾向にもあります。
腱鞘炎もいくつか種類があります。

〇ドケルバン病（狭窄性腱鞘炎）
親指をよく使う人に起こります。
親指の曲げ伸ばしをする働きの腱の炎症です。
スマートフォンのスクロールの動きを想像していただくと分かりやすいと思います。
手首の親指側に腫れや痛みが起こり、親指を曲げ伸ばしすると手首が痛みます。

〇ばね指（弾発指）
指の曲げ伸ばしをするための腱と、腱の浮き上がりを押さえる腱鞘との炎症です。
手のひら側の親指や人差し指、中指の付け根などが痛むことがあります。

◆治療
ドケルバン病では親指をできるだけ動かさないようにしますが、ばね指の場合には指をそらすようなストレッチを入れます。
基本的には痛みに対する鎮痛剤や湿布、超音波などが使用されますが、症状が強い場合には腱鞘の内部に炎症を抑えるステロイド薬を直接注射する治療が行われます。

腱鞘炎の原因は「使い過ぎ」なので、手首や指の長時間の使用を避け、だるさや違和感を感じたらすぐ作業を止めるようにして下さい。

スマートフォンやパソコン、スポーツとも適切な距離を保って生活していきましょう！

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