【歪みについて考える】：2023年11月3日｜ビーコンディショニングラボラトリー(B-Conditioning Laboratory)のブログ

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ビーコンディショニングラボラトリー(B-Conditioning Laboratory)のブログ

サロンのNEWS

投稿日：2023-11-03 18:55:40.0

【歪みについて考える】: 今回はよく耳にする「身体の歪み」について考えていきましょう。
よく整体院やマッサージ店などで身体の歪みについて話されることは多いかと思います。
自分ではわからなかった歪みに気づかされたなんてケースはたくさんあります。

ちょっと当たり前に言われているこの「歪み」について疑問を持ってみましょう。
はたして「歪みのない人間は存在するのか？」と…

以前、骨について投稿しましたが人間は約206個の骨で支持されていると言われています。
人間を単純に重力のないフラットなベッドの上に寝かせて内蔵や筋肉など全てを取り除くと骨だけになるのは想像がつくと思います。
この時点では歪みは存在しないと仮定します。

さて、ここから普段の生活で歪みを作り出す原因を探ると骨(関節)を強制的に稼働させている筋肉か或いはその筋肉を司る神経系、もしくは内臓になるわけです。

これらの原因を支配するのに「重力」も加わることを忘れてはいけません。

この重力や神経系から支配を受けて筋肉を複雑に稼働させた結果「歪み」となるのです。

では、もう一つ
私達よりも遥かに複雑な動きを要求されるスポーツ選手たちには歪みが存在しないのか？
また歪みが、痛みや凝り怠さによるパフォーマンスの低下の原因なら私たちよりも遥かに罹患率は高いはずなのです。

では、私達と歪みの中で共存しているスポーツ選手とでは何が違うのか…
それは、大きく分けて「身体を操る運動スキル」「違和感の察知力」「深部感覚器による高度な姿勢維持能力」だと考えます。
もちろんこれらは、今までの動きの経験を常に環境とともにアップデートされているからこそ育まれているものなのです。

つまり、「身体の歪みから起こる不調」と仮定されていることのほとんどが上記の能力が低下することで起こる「身体能力の低下」によるものではないかと考えます。

おそらく整体やマッサージでは歪みを探し出してアプローチしますが、そもそも歪みのない人間が存在しないこと。そしてその歪みが必ずしもパフォーマンスの低下に繋がらないこと…
これらの疑問が今現在の身体をより快適にする新しい思考かもしれません。

身体を動かし、身体機能を復活・向上させることが「歪みを直すではなく、身体を治す」根本アプローチなのかもしれません。

井崎皓太
＃パーソナルトレーニング＃パーソナルジム＃ジム＃港区＃大門＃浜松町