アンデシュ・ハンセンの運動脳という本を読みました。：2023年12月2日｜ソラーレ志木のブログ

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投稿日：2023-12-02 23:40:59.0

アンデシュ・ハンセンの運動脳という本を読みました。: 人類の歴史１万２０００年を１日に短縮すると、私たちは午後11時 40分まで狩猟採集生活を送っていた。そして工業化社会が始まったのは、２００年前の午後11時 59分 40秒。１日が終わるまで、あと20秒というときだ。デジタル社会、つまりインターネットにつながったのは午後11時59分59秒。１日 24時間のうちの最後の１秒である。
じつは、私たち人類は１万２０００年前からほとんど変わっていないのである。私たちの祖先は、現代人よりもはるかに活発に動きまわっていた。理由は身体を動かさなければ食料を手に入れることも、生き延びることもできなかったからだ。そのため、私たちの身体は動くのに適したつくりになっており、脳も例外ではない。
ところが、ここ２００年で農耕社会から工業化社会に変わり、それがデジタル化社会となり、それまでの生活習慣は一変した。
人類の進化が何万年もの年月をかけて緩やかに進むことを考えると、私たちの生活様式は、脳の進化の速度をはるかにしのぐ速さで変わったことがわかる。つまり、生物学的には、私たちは本来狩猟採集民なのであり、脳は今もまだサバンナで暮らしており、そして、私たちが活発に動くことに脳は何より敏感に反応する。
私たちの脳に「報酬系」と言われる「生存の可能性を増やした行為」と同じことをすれば、脳内の情報伝達物質が放出されて快感を与えてくれるので、行動を繰り返したくなるメカニズムが残っている。
たとえば、私たちがランニングやウォーキングをして家に戻ると、脳は食べ物や新しい住み処を探していたのだと解釈し、生存の可能性を増やす行為をした報酬として多幸感を与えてくれるのである。
私たちはサバンナには戻れないが、外に出て走ったり、ジムに通ったり運動することはできる。
脳と体の最高のコンディションを保つために、まず30分のウォーキングから始めよう。運動は、副作用が一切ない薬だ。重要なポイントは、心拍数を増やすことだ。根気よく、あきらめず、運動を習慣にしよう。
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