ざっくり漢方１２：2024年3月20日｜一如のブログ

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投稿日：2024-03-20 10:47:48.0

ざっくり漢方１２: おはようございます。

「今年は風が強い日が続きますね。」というような挨拶をよくするのですが・・。

春になると、湿疹がでやすいとか、梅雨になると重だるく具合が悪くなる、など、気候によって人の体も影響を受けやすいのは身をもって感じている方も多いと思います。

自然の変化が人の適応能力を超えてしまうと、体調にも影響を与えます。
（※夏の冷夏など、足りなくとも影響はあります。）

今回は季節ごとにおこりやすい「六淫（りくいん）」。
自然界の邪気について、なかでも「風邪（ふうじゃ）」についてお話します。

考え方の基本として、五行説「木・火・土・金・水」に対し、季節（五季）は「春・夏・土用・秋・冬」と対応します。
また、自然の外気（五気）は「風・暑（熱）・湿・燥・寒」となります。

春は「風」の影響を受けますが、これが一定以上に働くと邪気となり「風邪（ふうじゃ）」となります。

「風」の特徴は、地上よりも上空で強く吹きます。ですので、人体でおきかえると上半身での症状が強く出ます。頭部や目や鼻の不調など。
そして、「風」は自由に動き回りますので、その症状も一定にとどまりません。
皮膚のかゆみがあちこちに移動するなど。痛みもしかり。

また、「風邪（ふうじゃ）」は他の邪気を一緒に連れてくる特徴もあります。
「寒邪」を伴うとぞくぞくと寒気を起こしたり、「熱邪」を伴うと発熱したりします。

春先に「カゼ」が流行るのはこういう理由があるからなんですね。

前回のプチ養生でもご紹介しましたが、「風邪（ふうじゃ）」の影響で、気が揺り動かされると、めまいがおきたり、筋肉がぴくぴくと痙攣したりもします。

「風邪（ふうじゃ）」による影響を抑えるには、「正気」を十分にすること。人本来の自然治癒やエネルギーです。
疲れをためすぎないこと、大事です。

年度末で忙しかったり、新しい環境でストレスをため込みやすい時期ですので、こまめなケアをしていきましょう！

それでは、今日はここまで(^^)/

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