東洋医学と西洋医学の違いは何ですか？：2023年10月31日｜鍼灸師かわなみこうきのブログ

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投稿日：2023-10-31 21:02:40.0

東洋医学と西洋医学の違いは何ですか？: 【東洋医学と西洋医学の違いは何ですか？】

東洋医学と西洋医学は、健康と病気の理解と施術に対するアプローチが大きく異なります。
これらの違いを理解することで、自分の健康に対する新たな視点を得ることができます。

＊東洋医学と西洋医学の歴史＊
東洋医学は数千年前から存在しており、体の「気」の流れを調整することで健康を維持しようとする考え方が特徴です。
一方、西洋医学は比較的新しく、科学的な方法に基づいて体の病気を診断し治療します。

＊東洋医学＊
東洋医学は古代中国で生まれた考え方で、約2000年の歴史をもちます。

東洋医学の考え方は7世紀頃、遣隋使や遣唐使によって日本にも伝わりました。
その後、鎖国などを経て日本独自の東洋医学の考え方が確立されていきました。

東洋医学は体の不調を内側から根本的に治す方法です。
具体的には鍼灸やあん摩、漢方といった方法で施術を進めていきます。
当院では鍼灸施術を行っています。

「未病」という概念を重視し、発病前の軽い症状や体調不良を改善することに焦点を当てています。
これは肩こりや生理痛、疲労、便秘、下痢、不眠、ストレス、頭痛など、命には関わらないがQOL（生活の質）を下げるような症状や、慢性的な疾患に対して特に有効です。

＊西洋医学＊
西洋医学は、現在ほとんどの先進国で主流となっています。
体の悪い部分に直接アプローチし、投薬や手術といった方法で原因を取り除いていく医学です。

西洋医学は急性の症状に対して非常に強く、症状を迅速に抑えることが可能です。
具体的には、科学的な理論に基づき、具体的な病名を明確にし、短期間で治療を行うことが可能です。

これは感染症や重度の腫瘍など、急性で重篤な疾患に対して特に有効です。

＊統合医療＊
急性の症状や明確な原因が特定できる疾患に対しては西洋医学が有効であり、一方で慢性的な疾患や原因が特定しづらい不調に対しては東洋医学が有効という考え方があります。

ただし、これらは一般的な傾向であり、個々のケースでは異なる場合もあります。
また、両者を組み合わせた統合医療のアプローチも存在します。

当院は東洋医学の考え方と知識を中心として患者様の症状に対しアプローチしていきます。
そこに現代的食事法や栄養学の知識を用いた統合医療をご提供しています。