日本鍼灸の歴史：2023年11月2日｜鍼灸師かわなみこうきのブログ

鍼灸師かわなみこうき

シンキュウシ　カワナミコウキ

鍼灸
リラク
エステ

スマート支払いポイント還元特典開催中

スマート支払いの詳細を見る

東京都新宿区新宿１-29-8 公衛ビル3階
新宿御苑前駅徒歩4分【吉祥寺/渋谷/自由が丘/府中/町田から多数ご来店♪】

鍼灸師かわなみこうきのブログ

ビューティー

投稿日：2023-11-02 14:03:09.0

日本鍼灸の歴史: 【日本の鍼灸の歴史】

日本の鍼灸の歴史は非常に長く、約2000年以上にわたります。

その発祥は中国で、紀元前にはすでに体系化された医学が行われていたことを示す文献が残っています。

日本に東洋医学が伝わってからおよそ1500年の東洋医学の歴史があるといえます。

その後、江戸時代には日本独自の鍼灸が芽生え、鍼灸技術だけでなく学問的研究も大いに発展しました。

【管鍼術】

特に注目すべきは、「管鍼術」の技術です。

これは細い鍼を簡単に刺入する方法で、現代では世界中で用いられ、日本式の鍼治療として知られています。

この「管鍼術」は全盲の鍼灸師杉山和一による考案といわれています。

管鍼術とは、金属製の管に入れた鍼を指で叩いて刺す施術法です。
日本独自の技術であり、世界中の多くの鍼灸師が用いています。

ただし、現在ではディスポーザブル（使い捨て）の鍼が主流となっており、金属製の管を使用する鍼灸院は少なくなっています。

ディスポーザブルの鍼の管は、主にプラスチックで作られています。
プラスチック製の鍼は、金属製の鍼と比べて、軽量で使い捨てができるため、衛生的で安全です。

鍼灸院によって異なりますが、金属製の管を使用している鍼灸院もあります。

＊＊＊当院ではディスポーザル（使い捨て）の鍼のみを使用しています。＊＊＊

また、江戸末期には考証学派と総称される医師達によって、鍼灸医学のバイブルである『黄帝内経素問』『黄帝内経霊枢』などの原典に関する詳細な研究が行われ、本場中国でも高い評価を受けることになりました。

明治時代以降も、西洋医学が導入される中で東洋医学の勢いは衰えましたが、鍼灸治療は多くの人からの支持を得て存続しました。

そして現在では、東洋医学や鍼灸治療は世界へと広がっており、2006年にはWHO（世界保健機構）によって経穴部位（ツボの位置）が国際的に標準化されました。

以上のような歴史を経て、現在では日本の鍼灸は世界中で広く認知され、多くの人々から信頼されています。