鍼灸って何をするの？：2023年11月4日｜鍼灸師かわなみこうきのブログ

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ビューティー

投稿日：2023-11-04 13:01:12.0

鍼灸って何をするの？: 鍼灸は東洋医学の一部であり、「経絡」上にある特定の『経穴（ツボ）』に鍼を刺すことで体内のエネルギーの流れを調整し、健康を回復しようとします。

これは、体の自己治癒能力を高めると考えられています。

【鍼】
鍼の施術では、一般的にステンレス製の鍼をツボに刺します。
筋肉の大きさや骨の位置をよく理解した上で、適度な深さ・角度で素早く刺入します。

鍼を上下させる・回す・振動させるなどの技法で刺激の強弱を調節し、ツボを刺激し、さまざまな効果を生み出します。
刺入した後は、直ぐに抜く場合と、一定時間（10～30分程）置鍼する場合があります。

【灸】
灸の施術では、ヨモギの葉から作られた艾（もぐさ）を使ってツボに温熱刺激を与えます。
ツボにお灸を置き、じんわり温かい状態を数分間繰り返します。

当院では主にせんねん灸というお灸を使っています。
これは安全性に優れており、火傷の心配もほぼありません。

【当院で使用している鍼】
使用する鍼の種類は目的に応じてさまざまで、症状に合わせて使い分けます。

当院で使用している鍼の太さは、0.12mm、0.14mm、0.16mmの3種類です。
鍼の太さは、0.1mmから0.5mmまで0.02mm間隔で分けられており、日本では主に0.12mmから0.30mmまでが流通しています。

当院では、ツボの状態や患者様の体調や感受性によって、鍼を使い分けています。

これらの太さはだいたい髪の毛くらいの太さであり、痛みはほとんど感じません。
人によっては注射の痛みをイメージしているようですが、鍼治療における痛みは全く違います。
痛みに敏感な方でも問題なく受けられます。

鍼は基本的に1回限りの使い捨てタイプとなっていますので、衛生面が不安な方でも安心して施術を受けられます。

【鍼灸が効果的な理由】
東洋医学や鍼灸が効果的な理由は、体全体を一つのシステムとして見る全体論的なアプローチにあります。
これにより、一部の症状を孤立して扱うのではなく、体全体のバランスを整えることで体調を改善します。

当院では、肩こりが辛いからといって肩周りだけに施術をするということはありません。
肩こりになっている原因を探り、それと関係しているツボに施術を施していきます。

そうすることで肩周りだけに施術した時と比べ、施術効果は長続きします。

鍼灸に少しでも興味がある方は、ぜひご連絡ください。