東洋医学解説　「津液」の不調：2024年1月2日｜整骨院リセット(整骨院RESET)のブログ

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投稿日：2024-01-02 19:14:06.0

東洋医学解説　「津液」の不調: 明けましておめでとうございます。整骨院 RESETの院長伊藤力です。

今回は「津液」の不調をご説明します。
水や水分が関係する不調です。特に「冷たいもの」「辛い食べ物全般」が好きな方は意識して元気なうち気を付けましょう。
【津液の不調】　
［内燥］
津液の量が不足している状態。
水や飲食物の消化吸収をする胃や小腸、大腸の機能低下が原因。
他には大量の出血、汗の大量による過剰消耗、過労、辛くて熱いものの過剰摂取も原因となる。

・肌や髪の乾燥
肌がざらざらとして、髪にも艶がなくなる。

・喉、鼻、口の乾き
呼吸器官の粘液が減少して、乾燥が酷くなる。

・関節の異常
関節の動きが悪くなる、身体がスムーズに動かしにくくなる。

［内湿］
津液の運行が失調して部分的に過剰になっている状態。
過剰になる部分で症状が変わる。
乱れた食生活でお腹が冷えて、湿気が溜まること。

・むくみ
体表に津液が皮下と肌肉の間で溜まると生じる。

・腹水が溜まる
腹部に津液が溜まると、腹部が肥大して青筋が出てくる。　

・めまい、吐き気
腹水が溜まり、粘り気の強い腹水が集まって固まると痰湿に移行する。
（下痢、胸苦しさ、不整脈、熱感、黄色い痰など）
　

［湿熱］
内湿が熱と結びついて、体を冷やす湿、体を温める熱が合わさった状態。
ドロドロ、ねばねばした状態になること。
食べ過ぎ、飲み過ぎによって発生する。

・暑がり、汗っかき
体内で熱が強まってしまう。

・顔の吹き出物
熱は上部に上がるため、顔のほてり、吹き出物、炎症を生じやすい。

・口の乾燥
口は乾き気味だが、湿気が停滞しているため、水分が欲しくならない。

【院長からのメッセージ】
津液の不調は湯船に浸かって温まるとき、入浴はデメリットが起こる場合があります。
長湯したい場合は38度ぐらい、水分補給をする、半身浴に留める、保湿ケアの実施などの対策をして楽しみましょう。

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