耳の違和感、それ「耳管開放症」かも？：2024年12月31日｜武蔵小杉鍼灸接骨院のブログ

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投稿日：2024-12-31 08:00:02.0

耳の違和感、それ「耳管開放症」かも？: 「自分の声が大きく聞こえる」「耳が詰まった感じがする」…それ、もしかしたら「耳管開放症」かもしれません。
今回は、耳管開放症について、その症状、原因、改善方法、そしてなってしまった時の対処法まで詳しく解説していきます。

当院にも耳管開放症の症状で悩まれている方が多くいらっしゃいます。実際に改善したケースや、効果的なツボなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

耳管開放症とは？
まず、耳管とは、耳と鼻をつなぐ管のことです。この管は、耳の中の圧力（鼓膜の内側の圧力）を調整する役割を担っています。通常、耳管は閉じていますが、あくびや嚥下（物を飲み込む）時に一時的に開き、圧力調整を行っています。

例えば、高い山に登った時などに耳が詰まった感じがして、唾を飲み込むと治ることがありますよね。これは耳管が開いて圧力調整が行われているからです。

しかし、耳管開放症は、この耳管が何らかの原因で開きっぱなしになってしまった状態を指します

耳管開放症の原因
自律神経失調症
加齢
体重減少
などが原因として挙げられます。

東洋医学から見た耳管開放症
東洋医学では、体の機能を「五臓」（肝・心・脾・肺・腎）で表します。五臓は互いに影響しあっており、バランスが取れていると健康な状態を維持できると考えられています。

そして、「耳」は「腎」が担当しています。

そのため、耳管開放症の治療には、体全体にあるツボの中から、特に**「腎」のツボ**をベースに使い、機能を高めていくことが重要となります。

実際に改善したケース
当院では、まず「腎」のツボをベースに施術を行います。

治りやすい人・治りにくい人
経験上、加齢に伴う耳管開放症は、改善に時間がかかる傾向があります。一方、若くて発症した方、特に男性は、改善しやすい傾向があります。これは、若さによる自己治癒力の高さと、耳管開放症が女性に多い傾向があることが関係していると考えられます。

耳管開放症におすすめのツボ「翳風（えいふう）」
耳管開放症におすすめのツボは、**耳の裏にある「翳風（えいふう）」**です。

場所: 耳たぶの裏、乳様突起（骨の出っ張り）の前側のくぼみ。

押し方:

「翳風」に親指を当て、他の指で頭を支えます。
息を吐きながら、痛気持ちいい強さで5秒間押します。
これを3セット繰り返します。