エフィラージュカット２　：2017年7月19日｜ブリュット(brut)のブログ

スタッフ募集を見る

brut

ブリュット

東京都世田谷区成城６-14-2
小田急線『成城学園駅』北口徒歩１分　＜丁寧な技術で個性を引き出す＞　ドライカット

ブリュット(brut)のブログ

こだわりの仕事道具

投稿日：2017-07-19 14:02:56.0

エフィラージュカット２　: 前回、マニュアルでカットするブラントカットと、オートクチュール的にカットするエフィラージュについて書いたので、今回はドライカットについて書きます。

ドライカットが日本に入ってきたのは90年代くらいだと思います。
その時はエフィラージュ＝ドライカットとされていました。

今では、ドライカットという言葉も珍しくなくなって来たと思います。それこそホットペッパーでも、その言葉を多く見かけます。

ドライカットとはナチュラルにドライした髪をカットしていく事によって、再現性に優れてる事やあらゆる髪質に対応できるなどのメリットがあります。
反対に日本の殆どのサロンで行われてるブラントカットは、髪が濡れた状態でカットしていきます。髪は濡れた状態と乾いた状態では、髪質によって大きく差があります。異なる髪質に対してマニュアルで同じようにカットする....当然、仕上がりのスタイルは成功もあるし失敗もある事になってしまいます。上手くいかなかった場合、仕上げ（ブローとかアイロン）でヘアスタイルを作ってしまうケースが多いんだと思います。これが「美容室帰る時は良かったけど、自分でやったら上手くいかない」という再現性の問題です。
ドライカットは、髪質の変化という点では、その問題のリスクを減らす事が出来ます。
でも、ドライカットにも色々あります....
a:マニュアルカット（ブラントカット）をただドライの状態でカット
b:濡れた状態でブラントカットでカットした後、毛量調整などをドライ状態でカット
c:ブローやストレートアイロンをした後でカット
d:ナチュラルにドライした状態で、毛量調整、長さカットをオートクチュール的にカット
ざっと分けたら、このような分類になると思います。

みなさんが目にするドライカットの殆どはaもしくはbだと思います。
dがエフィラージュカットです。
cとdはカット技法的には近いかもしれませんが、ナチュラルな状態かどうかに問題があります。髪質、再現性で見ればやはりdということになります。

どれが良いとは言いませんが、みなさんがカットで美容室を選ぶ参考になればと思います。
エフィラージュについては、まだまだ続きます....