ブリーチを使用したヘアカラーのあれやこれやそれや３：2021年2月10日｜リンクヘアスペース(Link hair space)のブログ

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仕事の出来事

投稿日：2021-02-10 14:13:26.0

ブリーチを使用したヘアカラーのあれやこれやそれや３: さて、では黄色く金髪にした髪の毛を明るいシルバーヘアにするのに、なぜに仕上がりのイメージより明るさをすこーし落ち着けて、しかーも紫っぽく仕上げたか。

それの答えに【色の相関図】を利用して染めてますってことで前回の続き。
先にお答えすると【補色】を使ったヘアカラーになります。
【補色】とは、青、紫、赤、橙（オレンジ）、黄、緑の順で構成される【色の相関図】のそれぞれの反対側に成す色の事。
※正確にはそれらを混ぜて色味のある有彩色から無彩色にする色味の事です。
まあ、言葉にすると硬いので、上の画像を使って少々割愛。
これで行くと、黄色（金髪）の反対側には紫色があるので、混ぜて染めると無彩色、色彩学上では黒やグレーなんですが、ヘアカラーや絵の具などではやや濁ったブラウンっぽくなります。

これ色々なんでやねん訳分からん！って話なんすけど、実際物理的な話で、まずそもそも論、これらは互いの力が全くの均等な力で混ざり合った場合黒やグレーになりますって話で、カラー剤は厳密に言えば、そこまで精巧に作られてないのです。

例えば黄色１００－紫５０みたいな濃さをの式があって、それによって黄色が５０残りますってのが色彩学に用いられる理論なのですが、カラー剤などでは、そもそも黄色や紫といろんな薬がありますが、それぞれのトーンも違えば（ビビットとかダルとかetc）濃さも微妙に違うからそんなシンプルな話ではなかったりします。
で、今回のカラーの解説
白っぽいベージュを作る＝
明るい金髪（ライトトーン）＋≪紫（ソフトトーン）の薬＋シルバーの薬、正確には青紫（ライトグレイッシュトーン）≫＝やや白っぽい紫みたいな色⇒紫抜けてシルバーが残り⇒シルバー抜けて白っぽいベージュってイメージが出来てます。
なーんでわざわざここまでめんどくさくしたかの１番の理由それは、色持ちです。
ブリーチは明るくしている分、やはり褪色のスピードは目に見えて分かりやすい。
また、ケアブリーチを使ってますが、やはりダメージがない訳でもない。

なもんで、初めて金髪にしたのにすぐ落ちたら勿体ないので、そこんとこお客さんとしっかりやり取りして決めました。

色んな過程が楽しめて面白いと言ってもらえて良かったです。
すこーし難しく長いブログとなりましたが、人生に１度くらいブリーチしてみたい方は参考までに☆
※尚写真はイメージです