ヘアカラーかぶれで悩んでいる方へ：2021年2月25日｜ポタム東中野(potamu)のブログ

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投稿日：2021-02-25 21:23:45.0

ヘアカラーかぶれで悩んでいる方へ: 最近は頭皮トラブルを相談されることも多くなってきました。

まさに今、被れてしまっている状態の肌への染毛はおすすめできませんが、ケースによってはpotamuがお力になれるかもしれません。

ヘアカラーによって肌が被れてしまった経験のある方。これは大きく分けて2つに分かれます。

・アレルギー性皮膚炎
・刺激性皮膚炎

の2つ。

これは、自分の体が反応して引き起こす皮膚炎と、ヘアカラー剤成分の刺激により引き起こされる皮膚炎の違いがあり、対処法が大きく変わります。
※片方だけでなく、両方の要因で荒れている方もおられます

軽度の刺激性皮膚炎であれば、カラー剤塗布時に頭皮付着を避ければ解決できる事が多いですが、アレルギー性皮膚炎の場合は、慎重に進めなくてはいけません。

ヘアカラーアレルギーの殆どは、パラフェニレンジアミンという染毛成分に反応しています。
※その他の物で反応する方もおられます。

これは色素としてはとても優秀で、色としては褐色。アジア人にとっては今のところ必要不可欠なもの。

ただ、そばアレルギーの方にとっては茹でたお湯の湯気ですら怖いように、ジアミンアレルギーの方はそれを使用した刷毛やカップを使用することすらリスクが伴います。

ですので、お話しを伺うだけでの判断は難しく、基本的にはセルフテスト（パッチテスト）によるアレルギーテストを用いて判断することになり、

テストを経て、確実にジアミンアレルギーであることが判明してしまった方は、残念ながらそのヘアカラー剤を用いることはできなくなります。

今は軽度でも、確実に悪化していくからなのですが、無視すれば最悪、アナフィラキシー症状を招くこともありえます。

ちなみに、当店ではパッチテストの用意がございます。ご希望の方は事前にお知らせください。
ジアミンアレルギーの方は、ノンジアミンカラーと呼ばれるジアミンが含まれていない薬剤を用いることになり、

天然ヘナ（ケミカル成分がはいっていないもの）
ヘアマニキュア
塩基性染料
ブリーチ剤
ライトナー（ノンジアミンタイプ）

当店では上記の染料をご用意しています。

それぞれが一長一短で、メリットとデメリットがありますが、なかなか区別がつきにくいと思いますので、回数を分けて少しずつ深堀りして記事にしてみたいと思います。

次の投稿では塩基性染料について触れてみます。