塩基性染料NODIAノジアについて：2021年2月25日｜ポタム東中野(potamu)のブログ

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投稿日：2021-02-25 21:23:53.0

塩基性染料NODIAノジアについて: ヘアカラーかぶれで悩んでいる方への内容、続きです。
一つ前に、大きく分けて二種のヘアカラーかぶれがあることを綴りました。

ジアミンアレルギーであるならば、残念ながらジアミン入りのお薬はもう使えません。

ただ、ジアミンと言っても種類があり、特にかなりの確率で配合されているパラフェニレンジアミンというものにアレルゲンを持つ方が多く、その他のジアミン系では大丈夫な事も。

ただ、そのあたりは詳しい美容師でないと判断は難しく、一般の方が製品裏の成分表示を見て判断するのはリスクが高いのでお勧めできません。

少し脱線しましたが、ジアミンアレルギーの方への一つの対策として、塩基性染料での染毛があります。

塩基性染料とは、マニキュアと同様に表面吸着がメインの染毛剤。頭皮沈着が少ないため、マニキュアと違い根元ぎりぎりから染められます。

白髪染めから鮮やかな色まで選択が得られ、薬剤成分中、大半がトリートメント成分で出来ているので仕上がりの感触がよいのも特徴。

鮮やかなタイプだとこの様なデザインも可能です。

ただ、大半の塩基性染料では、このレーダーチャートの様に、健康な白髪を染めても浮く事が多く、難しいものとされていましたが、

が、それが可能になったと感じさせてくれたのがNODIAノジアです。

販売されてから時間も経ちましたが、東京での発表セミナーは当店を会場にして行われました。
それ以来、ジアミンアレルギーの方からのお問い合わせも多く、必要不可欠な薬剤となりました。

こう記すと魔法のお薬の様に感じてしまいますが、一長一短でして、デメリットは、ジアミンが含まれた染料よりもちが悪い事と、明るさの選択幅が少ない事でしょうか。

他の塩基性染料をメインにした薬剤でもいいのですが、白髪を染めるのに向いていない商材があることと、ほかの肌かぶれを起こしかねないものが含まれているものもありますので、ご注意ください。

最後に、どのお薬でもアレルギー反応が絶対に出ないと言い切れるものはありません。
正しく使用しなければ求める結果が得られないこともあります。

そして、最近少し増えてきたのが、パッチテストの経験なくして、自分がジアミンアレルギーだと思いこんでいるケース。こちらも問題です。自分で制限を作らず、正しく一度テストをしてみることをお勧めします。

次はヘナについて。