【カットのこだわり】　レザー、すきバサミ編　その１：2020年10月16日｜ベロニカヘアー(Beronica HAIR)のブログ

スタッフ募集を見る

Beronica HAIR 【ベロニカ】

ベロニカ

静岡県静岡市葵区鷹匠１丁目７－１０　taka-atsuビル２F
新静岡駅改札口（セノバ）の目の前！　　静岡駅から徒歩5分

ベロニカヘアー(Beronica HAIR)のブログ

こだわりの仕事道具

投稿日：2020-10-16 11:20:15.0

【カットのこだわり】　レザー、すきバサミ編　その１: こんにちは！

前回に続いて今回はすきバサミとレザーについてお話したいと思います！
あくまで僕の意見です！
10年前までは僕もガンガンすきバサミを使っていた経験からお話させて頂きます。

こちらはすきバサミを使った極端な事例です。
赤線から一番下まで毛はありますが赤線までしかすきすぎて毛がないように見えてしまいます。
黄色の線が髪として見えるラインになっております。

コントラストをつけるとこんな風に見えます。

もはや毛先に髪の存在がありません。ひどいですね。。。
すきバサミをただ量を軽くするための道具として使用されている美容師さんが多いのかなと思います。すきバサミは刃の距離が一定で、レイヤーだろうがグラデーションだろうが狙ったチップやラインでの量感調整は不可能です。
さらにくせ毛や毛流れが激しい場所は、繊細にしっかり狙った位置で量を取っていかなければなりません。
僕は最大限その人の合ったヘアスタイルを創るという意味ですきバサミを使いません。

では僕がすきバサミやレザーを使うときはどういうときかです。
以下にまとめました！

すきバサミを使う時（長所）
※直毛の毛先をよりナチュラルにしたい
※メンズの刈り上げや短髪で均一に量をぼかしたい時
※ドライな質感が出やすい

レザーカット（長所）
※毛先が細くなり切りたてでもなじみやすい
※くびれや骨格に対してのフィット感を出しやすい
※圧倒的に時間が早い

すきバサミ、レザーを使う時（短所）

・・・すきバサミ・・・
※狙った位置に狙った量を取れない
※量が多い人では毛先の束感が出せない
※髪の収まりがきく最大限の髪の量を取れない、取ろうとすると逆に広がりやすくなる
※毛流れや毛質を生かしづらい
※くせが出やすくなる
※デザインが曲線的になりやすい
※多毛くせ毛の収まりが悪い
※ブリーチを使用したデザインカラーの幅が狭くなる
※ダメージが毛先にしやすくなる
※ベースカットの形が崩れやすい
※カットの持ちが悪い
※再現性が低くなる

・・・レザー・・・
※枝毛になりやすい
※長さ調整が曖昧
※クセが出やすい

などです。。

次に続く