ブリーチとphのお話1-1：2021年2月17日｜ディア(.eer)のブログ

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投稿日：2021-02-17 16:35:28.0

ブリーチとphのお話1-1: 中山です。

今回は、ｐｈのお話をしたいと思います。
みなさんも、小学生か中学生くらいの頃に、理科の授業で、
酸性、中性、アルカリ性　なる概念を聞いたことがあると思います。あれの話です。

図を見て頂ければわかるのですが、ｐｈというのは0～14まであり、
7を真ん中＝中性として、数字が0に近づくほど酸性が強くなり、14に近づくほどアルカリ性が強くなります。
強い＝髪の毛に与えるダメージも大きいということです。
髪の毛のｐｈが5.5くらいなので、その付近が髪の毛にとっては一番優しいことが分かります。
しかし、縮毛矯正や、ブリーチなど、本来の髪の状態や色を変えたい、となると、
髪の毛を構成する組織を作り変えないといけないので、
一旦壊すために（あくまでイメージです！）、強い力が必要となるのです。
ちなみにですが、一般的にブリーチや縮毛矯正の薬剤は強いアルカリ性なのに対し、
世をにぎわせている『髪質改善』と多くの美容師さんが謳う
　《　酸熱トリートメント　》
は、ｐｈが1とか2くらいの酸性の薬剤を使用しているものが多く見られます。
これってもうトリートメントではないですね。かなりの酸ダメージを与えてしまうことになります。
（※もちろんそうでない物もあると思いますが、やっている方はまだ少ないように感じます。）
しかもそれだけ強い酸に寄せた髪の毛に、次回ヘアカラーをするとなると、
通常の髪の毛（ph5.5）→ヘアカラー（ｐｈ10くらい）のｐｈ移動によるダメージが、
更にとんでもなくダメージを負うことになってしまいます。。
きっと本当に髪の毛のことを想ってくれている美容師さんもたくさんいらっしゃると思うので、
酸熱トリートメントに興味がある方は、誇大広告に惑わされず、
しっかり信頼できる美容師さんをお選び頂くことをおすすめします。

すいません話が飛んでしまいました。
それでは、ブリーチカラーを例に、ｐｈコントロールの施術をお伝えさせて頂きます。

↓↓↓全頭ブリーチ履歴のあるお客様

根元は新生毛なので、もちろん何もカラーされていない状態です。
まずは根元のブリーチリタッチをしていきます。
↓↓↓

文字数がオーバーしそうなので、次回に続きます。

なかやま