健康＆ダイエットの話　その7：2021年12月13日｜サンパティック千葉店のブログ

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投稿日：2021-12-13 13:08:01.0

健康＆ダイエットの話　その7: ■若者は完全な糖質制限食をしないほうがよい
　　最近、「炭水化物抜きダイエット」が流行を通り過ぎ、「痩せたければ炭水化物を抜けばよい」という安易な考えが定着してきています。が、糖質制限食がなぜカラダに良いのか？キチンと理解しているのでしょうか？若い人は身体を壊しかねないため、完全な糖質制限食をしないほうが良いのです。
　　まず、カラダがどのようにエネルギーを産生しているかというと、人間の身体が２つのエネルギー生成系を持っています。「解糖エンジン」と「ミトコンドリアエンジン」の2種類のハイブリッドエンジンを搭載しています。若い人が炭水化物抜きダイエットに手を出さないほうが良い理由は、若いカラダは解糖エンジンをメインに動かしているからです。若い人が炭水化物抜きダイエットしてしまうと、カラダを働かせるのに必要なエネルギーが産生できず、カラダを壊すことになります。
　　若いうちは、炭水化物を含む糖質を過度に摂ることが大事です。ただし、糖質を多く含む食品は、カロリー数も多く、食べ過ぎれば太ります。解糖エンジンがメインで動いているうちは、糖質は太らない程度に適量を摂るようにしましょう。
　　1日3食キチンと主食を摂ったら、間食で糖質を摂らないようにする。
　　ちなみに、「脳の唯一のエネルギーはブドウ糖」と聞いたことあるでしょう。この通説を信じている人は「糖質制限食をすると、頭がバカになる」と言います。しかし、脳の場合、ふだんメインエンジンとしているのは、効率よく莫大なエネルギーを生み出せるミトコンドリアエンジンです。
　　脳が糖を必要とするのは、とっさの判断やストレス時の反応など瞬発的に活動するときです。こうしたときには解糖エンジンが働きます。現代社会のようにストレスフルな状況にあると、頭は絶えず糖を要求します。しかし、脳の要求に任せて甘いものを食べすぎるのは要注意です。カラダが太ります。ストレス時のドカ食いは、白色脂肪細胞に脂肪を蓄えやすくなります。
　　また、糖を摂り過ぎると、腸では困ったことが起こってきます。腸では、糖質を消化吸収していますが、それは自分の栄養源ではない糖質の消化吸収のために働かなければならず、負担ばかりが大きくなり、ダメージを負ってしまうのです。