脂肪蓄積のメカニズム：2023年2月7日｜サンパティック千葉店のブログ

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投稿日：2023-02-07 09:38:34.0

脂肪蓄積のメカニズム: ■脂肪蓄積のメカニズム
　　体脂肪の元になるのは食物から摂取された脂肪や糖質、そしてアルコールです。これらは一旦分解され、再び脂肪に合成され蓄積されます。こうして、脂肪の蓄積が完了するわけです。次に脂肪、糖質、アルコールがどのように体内で脂肪となって蓄積されるか、そのメカニズムについてお話します。
【脂肪の場合】
　　まずは、脂肪に関してです。肉や魚などの食べ物の中に含まれている脂肪は、小腸で脂肪分解酵素のリパーゼによって脂肪酸に分解され吸収されます。吸収された脂肪酸は再び中性脂肪に合成され、血液の中に入ります。これがいわゆる血中脂肪で、大切なエネルギー源になります。しかし、この中性脂肪が余分にあると、リポ蛋白リパーゼという酵素の作用で、脂肪酸に分解され、脂肪組織に取り込まれます。そして、再び中性脂肪に合成され蓄積されるわけです。

【糖質の場合】
　　ごはんやお菓子などに含まれている糖質は、消化酵素によりブドウ糖に分解され小腸で吸収されます。こうしてブドウ糖は血管内に入ります。血管内に入ったブドウ糖はを血中グルコース（血糖）と呼びます。この血液中のブドウ糖は中性脂肪と同様にエネルギー源となります。しかし、余分にあると、このブドウ糖も２つの経路をたどり最終的に中性脂肪に変換されます。
　　1つ目は、直接脂肪細胞のところへ運ばれる経路です。ブドウ糖は、血管を出て脂肪組織のところまで運ばれ、インスリンの作用で、脂肪組織内にある脂肪細胞に取り込まれます。脂肪細胞内に取り込まれたブドウ糖は一旦分解され、このあと、中性脂肪に変えられて蓄積されます。
　　2つ目は、血管から肝臓へ入る経路です。ブドウ糖は通常、肝臓でグリコーゲンとして蓄積されますが、グリコーゲンの蓄積には限度があります。グリコーゲンになり切れなかったブドウ糖は、中性脂肪に合成されます。この中性脂肪は、このまま肝臓内にとどまるものと、血液中に出され血中脂肪となるものに分かれます。血液中に出された中性脂肪は、脂肪の時と同じように、リポ蛋白リパーゼの作用で脂肪酸に分解され、脂肪組織に取り込まれ、再び中性脂肪に合成され蓄積されます。

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