熱中症予防で大切なこと：2023年8月17日｜大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院のブログ

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投稿日：2023-08-17 12:40:07.0

熱中症予防で大切なこと: こんにちは！
スタッフの田邊です。

今年の夏も本当に暑いですね。
今回は皆さん良く耳にする、熱中症についてのお話です。

熱中症と一言で言っても、みな一様の症状を呈するわけではありません。
よく「水分と塩分を摂ろう！」と言いますが、身体の中で起こっている細かい部分をご存じでない方も多いのではないでしょうか。
少し細かく見ていきましょう。

そもそも、人間の身体は暑さを感じると体温の放熱を行います。
身体表面の血流量を増やし、発汗を行うことで体温を下げます。

○熱失神
その際、血流量不足により脳内まで血が十分に回らず、めまい（目眩、眩暈）や立ちくらみ、一時的な失神を引き起こすことがあります。
熱中症の中でも初期（＝現場での応急処置で対応できる軽症）に起こりやすく、”熱失神”と呼ばれます。

○熱疲労・熱けいれん
また、体表に出ていく汗は、水分と電解質(一番多いのはナトリウム＝塩分です)で出来ています。
汗を大量にかいた時、十分に水分を摂取できていないと脱水症状を起こします。
脱水症状による全身の倦怠感、悪心、嘔吐、頭痛などは”熱疲労”と呼ばれます。
また、電解質は筋肉の収縮に欠かせません。汗をかいた時に電解質(塩分)が不足していると、筋肉が上手く動かずけいれんを起こします。これを”熱けいれん”と言います。

○熱射病
体温調節機能が上手く働かず熱が体内にこもり続けてしまうと、脳に影響が及び、倒れたり、意識の混濁を引き起こします。
この場合は、入院して集中治療の必要性のある重症であることが多く、病院への早急な搬送が必要です。

上記が大まかに熱中症と言われるものの、少し細かなメカニズムでした。
メカニズムを知ると、熱中症予防には水分や塩分の摂取の他にも、常日頃から身体の調子を整えておくことが大切であることが分かってくると思います。

特に自律神経に不調があると、体内の調節機能全般が上手く働かなくなっていきます。
まだまだ暑さが続きそうな中、体調が心配…。という方は是非、当院のカイロプラクティックでお身体の調子を整えましょう！