よく聞く”腰を回す”・・・実は胸椎の仕事！？：2020年9月23日｜エクシムプラス平岸店(EXIM+)のブログ

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投稿日：2020-09-23 09:22:30.0

よく聞く”腰を回す”・・・実は胸椎の仕事！？: こんにちは！
EXIM+の吉田です。

皆さん、スポーツやトレーニング中どこかの場面で”腰を回す”や”腰をひねる”という表現、
耳にしたことありませんか？

実は腰って、回したりひねったりするのが苦手な関節なんです・・・((^_^;))）

”腰を回す”必要のある動き、例えば野球のバッティングやゴルフのスウィング動作、
本当に回したい関節は【胸椎】！！
恐らく、指導者が表現しやすい・選手に伝わりやすいので、「腰を回せ～！」「腰から打ちに行け～！」と言う表現がメジャーになっているのだと思われます。

背骨の頚と腰の間、肋骨が付く部分の事を胸椎と言いますが回旋動作、いわゆる”回す・ひねる”動作が得意なのはこの胸椎です。
同じ背骨でも、湾曲の角度や方向、そもそも構造が頚椎・胸椎・腰椎それぞれ違います。

頸は前後左右に倒す動作(回すのが得意なのは頸の上の方だけ)、腰は前後に倒す動作で、胸(ここでは胸椎)が回す動作を得意としています。

では構造的にそもそも苦手な動作を繰り返すと、どうなるかと言うと・・・痛めてしまいます(>_<)

スポーツで怪我が多い部位のトップに入るのが腰なんですね。
競技にもよりますが、原因の多くに腰が苦手な”回す・ひねる”動作を繰り返したことにより関節やまわりの軟部組織を痛めてしまうケースが多く見られます。
そしてその怪我は、競技を終えて大人になってからも定期的に痛みが出てきたり不調の原因になったりもします。

元々ある身体の動作のクセは自分一人では気付きにくいものですが、一つの目安としては、胸を回旋させようとして回すと、おへそが一緒に回ってくる(腰も一緒についてきてしまう)パターンがある方は要注意です。

胸椎が”回旋”の仕事をサボったツケを腰が払って痛めてしまう、と言う状況かも知れません。
これは、治療家と呼ばれる”身体の痛みに携わる人達”の中で良く言われる言葉・・・
「腰は被害者」(^_^;)

腰そのものが悪い動作をしているのでは無く、他の部位のしわ寄せで痛みが出てしまっている状態のことを良くそう言っています。
心当たりのある方は、セルフチェックをしてみると良いかも知れませんね。