美容や健康情報に100%は存在しない：2024年1月27日｜アイバランス(i-BALANCE)のブログ

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ビューティー

投稿日：2024-01-27 12:28:23.0

美容や健康情報に100%は存在しない: 「エビデンス（科学的根拠）があります」という文言だけでは信頼できるものなのかどうか判断が難しいところです。

動物実験や専門家の意見など、エビデンスとしては信頼度の低いものもあるからです。

しかし、信頼度の低いエビデンスだからといって、100%効果がないのでしょうか？

ここで押さえておきたいポイントがあります。

・エビデンスレベルが低い
・エビデンスがない

この2つは決して効果がないということを意味しているわけではないということです。

逆もまた同じで、最も信頼度の高いエビデンス（RCTのメタアナリシス）だからといって、100%効果があるというわけではありません。

そうです、美容や健康情報ってとても曖昧なんです。

『ヘルスリテラシーを向上させるという視点でのアドバイスとしては、「医療の不確実性に耐えること」が情報を活用する際のポイントになるのではないかと考えます。正確で信頼できる情報でも、必ず医療の不確実性が伴います。つまり、正確で信頼できる情報を入手して、その情報どおりに行動しても、効果が確実に保証されているわけではありません。』
引用元：『民間療法は本当に「効く」のか』p144より

曖昧な情報の中でその情報に対しどれだけ自分で考えるか、深掘りするのかが美容や健康情報を吟味する上で大切になってきます。

人間には認知バイアスがあり、ときには合理的ではない判断をしてしまう生き物です。

ハロー効果を利用した「断定する人」、「断定する情報」を信頼してしまいがちな生き物です。

そんな自分に一回ブレーキをかける基礎体力のようなものが、「医療の不確実性に耐える」ということだと思います。

断定してもらった方が自分で考えなくていいし、他にもいろいろと考えなければいけないことが多いので楽ですよね。

でも、そのまま鵜呑みにしてしまっては、もしかしたら正確であろう情報から遠ざかってしまうかもしれません。

今回は100%正しい情報なんてない、ということについてのお話でした。

【参考】
『民間療法は本当に「効く」のか』著者大野智　科学同人