血管について：2023年12月26日｜カラダドクター整体院加須院のブログ

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投稿日：2023-12-26 17:15:33.0

血管について: 今回は血管についてお伝えします。

血管は血液を身体の各組織に送る血液循環の通路となる管の事をいいます。

全身の血管をつなぐと長さはなんと約9万km、地球のおよそ2周半という長さになります。

その血管には動脈・静脈・毛細血管があります。

動脈は心臓から全身に血液を送り出し、静脈は全身に巡った血液を心臓に戻します。

毛細血管は動脈から細かく枝分かれし、全身に張り巡らされています。細胞に栄養や酸素を届け、老廃物や二酸化炭素を回収します。

☆血管の仕組み
血管の壁は毛細血管を除き、内膜、中膜、外膜の3層構造になっています。

・内膜は血液に接する一層の内皮とそれを支える結合組織からなり、最も内側に存在するのが血管内皮細胞になります。血管内皮細胞は血管を流れる血液に触れる位置にあり、次のような機能を持っています。

・血管壁のバリア機能
血管内に流れる血液中に悪影響を及ぼす成分がある場合、その成分を血管壁に侵入しないように防ぎます。

・血管の活性化機能
血管内皮細胞は一酸化窒素を生み出します。この一酸化窒素には血管壁を広げて血圧を下げる働きや、血液を固まりにくくする働きがあります。

・中膜は血管の弾力性を保つ平滑筋（収縮可能な細胞）と弾性繊維（丈夫でしなやかな繊維）などから構成されて、血管は収縮や拡張ができます。
動脈では心臓から血液が送り出される時に高い圧力がかかるので層が厚くなっていますが、静脈では圧力が低いため、この層が薄くなっています。

・外膜は血管（血管を養うための血管）や神経などからなり、血管を支持し外部から守る役割があります。

血管は年齢とともに老化していきますが、その老化以上に動脈硬化を予防していく必要があります。
動脈硬化は血管の内側にある内皮細胞が阻害されて、動脈硬化を起こすと言われています。
動脈硬化などで血管の健康が損なわれると、必要な栄養が必要な場所に届かなくなります。これによって体内が栄養不足になり、血液循環によって運ばれる不要物が滞って、毒素は溜まりやすくなっていきます。

次回は血管を健やかに保つ方法をお教えしますね！

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