夏の生理痛に打ち勝つために：2023年8月27日｜フィジオ広島のブログ

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投稿日：2023-08-27 19:07:58.0

夏の生理痛に打ち勝つために: こんにちは。
フィジオ広島トレーナーの新川です。

暑さ厳しい夏の季節、エアコンの効いた涼しい室内が天国に感じる今日この頃です。
しかしこの屋外と屋内の温度差は、女性の不調が出やすくなる環境でもあります。
今回はその中でも多くの女性が悩んでいる生理痛の対処法についてご紹介しようと思います。
【そもそも生理痛の原因は何？】
生理痛の原因はプロスタグランジンというホルモンです。
プロスタグランジンは子宮の内膜から作られるホルモンで、子宮内膜が剥がれ落ちる時に増えて子宮を収縮させ、経血を押し出す働きを持っています。
ただこのプロスタグランジンは発痛物質としても有名なホルモンで、血管内にプロスタグランジンが増えると痛みを引き起こします。
生理中エアコンの冷気で身体が冷えて血流が悪くなると、骨盤内にプロスタグランジンが溜まり、生理痛の原因となっているのです。

【予防・対処法は？】
痛みを起こさない、または緩和するためには冷えを予防することが大切です。

１．運動による予防
身体の熱の大半は筋肉の活動によって生み出されています。
長時間のデスクワークなどはこの筋肉の活動がほとんど起こらないので、骨盤周囲の血流が悪くなり、痛みを引き起こす原因となります。
デスクワークをしている方は最低でも30分に1回は座り直したり立ったりして、足を動かすようにしましょう。
踵を上げ下げするだけでも痛みの改善が期待できます。

２．食事による予防
プロスタグランジンは肉やバターに含まれるオメガ6という油から作られています。
そのため生理前や生理中はできるだけ魚やえごま油などの”いい油”を摂るように心がけましょう。
またコンビニ食などでは不足しがちなマグネシウムは筋肉を緩める効果があるので、生理痛を緩和する効果があります。
マグネシウムが豊富なわかめなどの海藻類や、納豆などの豆類は積極的に摂るように心がけましょう。
【最後に】
女性は男性と比べて気温な変化に敏感で、筋肉量の関係上熱を生み出す力も弱い傾向にあります。
だからこそ日頃から運動や食事を少し気を付けることで血流のいい状態を作り、不調のないカラダを目指していきましょう。