春眠いのは「肝」のせい？：2024年3月12日｜うちだ治療院烏丸御池のブログ

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投稿日：2024-03-12 21:26:30.0

春眠いのは「肝」のせい？: 3月も半ばに入り、春らしい日も増えてきました。
皆様、突然ですが眠くないですか？

なんだかぼーっとしてしまう、眠たいという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか？

実は東洋医学的には春は眠たくて当然なのです。

なぜかと言いますと・・

東洋医学では春は「肝」の季節です。

陰から陽へ変化する季節。

陽気が段々旺盛になり、植物が芽生え木々がのびやかに成長します。

動物たちも動き出します。

私たち人間も春は何かと忙しいですよね。

三寒四温の温度の変化も体にこたえます。

そのような季節の変化は五臓六腑の「肝」に影響してくるんです。

東洋医学でいう「肝」は現代でいう「肝臓」とイコールではないです。

消化機能や解毒作用など共通する部分もあるのですが、
大きな違いは「肝」は気をコントロールし、感情に作用すると考えられています。

春の陽気は気の流れを活発にする一方、気分が落ち込みやすかったり、イライラしたり、ぼーっとしたりすることがあります。

これらは「肝」の気の流れを調節する働きが急に増えた陽気のためにうまくいっていないということです。

現代ではこのような症状は自律神経が乱れる、と言われることがあると思います。

自律神経という言葉がなかった時代、それは「肝」の働き、気の巡りが影響していると考えられていたというわけです。

ではどうしたらいいのか。
春には春の養生があります。

それは寝ることです。　

疲れた「肝」は寝ることで整います。

春眠暁を覚えず、と言いますが、春は眠くて当然なんです。そして寝たほうがいい季節なんです。
昔の人は良くいったものですね。

でも簡単ですが、難しい。

日本人は睡眠時間の短さが世界トップクラスです。

お仕事や家事などで忙しくて寝る時間が取れない、ということもあると思います。

生活習慣はなかなか変えるのは難しいですが、
鍼灸的には不眠と眠りの質をサポートしたいと思っております。

不眠にも様々なケースがあり、なかなか寝付けない、途中で目が醒めてしまう、早く目が醒めてしまう、など。

寝てるはずなのに昼間眠たい、という方もいらっしゃるかもしれません。

それぞれのお悩みに合わせてアプローチしていきます。
気になることがございましたらどうぞお気軽にお尋ねください。