髪のボリュームの悩みを解決したい!

髪にはいろんな悩みがつきものですが、「ボリューム」もその一つ。 髪のボリュームは、ありすぎても、少なすぎても困りますよね。 理想のボリュームを手に入れるには、ボリュームが多い・少ない原因を知って、適切な施術やセルフケアをすることが必要です。 髪のボリュームのお悩みとその解決法について、ご紹介します。

髪のボリュームのお悩みあれこれ

CASE1:髪にボリュームがない!

髪にボリュームがないと、どこか元気がない印象に見えてしまうもの。 とくに、後頭部や頭頂部の髪のボリューム不足にお悩みの方は多いようです。 そんないわゆるぺたんこ髪の原因の一つが、髪が細いこと。 もともと細い方もいれば、加齢とともに頭頂部周辺の髪が細くなる方もいます。 また、ハリやコシのない髪は、髪が全体的に下を向きがちで、立ち上がりにくいのが特徴です。

また、頭皮に余分な皮脂があることが原因の場合もあります。 皮脂が過剰に分泌され頭皮がべたつくことで髪どうしががくっついて重たくなってしまうと、髪からボリュームが失われてしまいます。 髪の傷みにも注意が必要です。 パーマやカラーリングによる負担によってキューティクルが剥がれてしまうと、コシやハリも一緒に損なわれ、髪が細くなってしまうのです。

CASE2:髪にボリュームが出すぎる!

逆に髪にボリュームがありすぎると、横に広がりすぎてスタイリングしづらかったり、バランスが悪く見えてしまったりすることもあります。 寝る前はちゃんと落ち着いているのに、朝起きると膨張している!なんていうお悩みを抱えている方も多いと思います。 ボリュームが出すぎる最大の原因は、髪の量が多いこと。 髪の長さに関係なく、髪の量が多いと、ショートヘアでも広がって見えがちです。

また、髪質も髪を膨らんで見せる原因になります。 くせ毛の方は、うねりによってボリュームが出すぎてしまいますし、直毛の方でも、髪が太くしっかりコシがある方だと、毛束がまとまりにくく、同じようにボリュームとなってあらわれます。 髪のダメージもボリュームが出すぎる原因に。 度重なるパーマやカラーリングによって髪が傷むと、水分が失われます。 すると、髪はパサパサになって広がり、膨らんで見えてしまうのです。

髪にボリュームを出すには?

カットの工夫でボリュームをプラス

サロンでのカットによってボリュームアップすることが可能です。 例えば、トップレイヤーで根元から梳くことで、ボリューミーなスタイルが実現。 また、ショートヘアやボブの方は、襟足やサイドの毛先を軽くし、ボトムをコンパクトに仕上げることで、相対的にトップにボリュームがあるように見せることができます。 髪質やレングスによって施術方法が変わるので、ぜひ美容師さんに相談してみましょう。

パーマでボリューミーに

パーマでボリュームというと、後頭部・頭頂部の髪に根元からかけてしまいたくなりますが、この方法は必ずしも有効ではありません。 確かに根元の髪は立ち上がりますが、根元の健康な毛はパーマが落ちやすく、またダメージも気になるところです。 むしろ、毛先にパーマをかけることで、自然に根元の髪を立ち上がらせることができます。 毛先に動きが出ることで、根元にも無造作な動きが加わり、ボリュームがプラスされるんです。 髪が長めの方は、中間から毛先にかけてかけると、同じような効果が得られるはずですよ。 どんなパーマが適しているか、まずは美容師さんに相談してみましょう。

トリートメントでボリュームアップ!

ケラチントリートメントなど、ボリュームアップに効果があると言われるトリートメントもあります。 分け目がつきにくくなるなど、髪質によってはカットやパーマと同様の効果が期待できます。 ボリュームアップトリートメントは実施しているサロンとそうでないサロンがありますので、まずは美容師さんに相談してみましょう。

サロンでのブローならすぐにボリュームアップが期待できる!

ブラシを的確に使ったブローでも、一時的にかなりのボリュームをプラスすることができます。 サロンでのブローなら、長時間キープも可能! デートやパーティー、ちょっとしたお出かけなど、ここぞという時はサロンのヘアセットをぜひ利用したいですね♡

セルフでボリュームを演出!

根元を立ち上げるようにブローすることで、セルフでもある程度ボリュームをアップさせることが可能です。 髪全体を、重力に逆らうようにブローします。 とくに後頭部・頭頂部はブラシで毛束をとり、前へと引っ張るようにして、ドライヤーの風を当てます。 ただし後頭部・頭頂部に自分で正しくブラシを入れるのは簡単ではありません。 うまくできない場合は、頭を下に向けるという手もあります。 髪を逆立て、軽く下に手で引っ張りながらドライヤーをかけると、根元が立ち上がりやすいですよ。

スタイリングでボリュームを出す方法としては、マジックカーラーやホットカーラーもおすすめです。 トップの毛束をとり(1.5cmほどの厚みになるくらい)、毛先から根元に向かって巻きます。 ホットカーラーの場合はドライヤーで熱を加えます。 あとはカーラーを取り外し、手ぐしやブラシで整えればOK!

ヘアアレンジでボリュームアップするには?

ボリュームを出すには「逆毛」を立てるのが有効と思われがちですが、もっと簡単&確実な方法が「崩し」アレンジです。 いったんまとめた後に、少しずつ髪を指先でつまんで引き出して、ボリュームを出していきます。 ボリュームの分量も自由に調整できるのでアレンジしやすくて、とってもおすすめです。

髪のボリュームを抑えるには?

カットでボリュームダウン

髪にボリュームが出すぎるという方は、部分的に毛量を調節したり、メリハリをつけるなど、カット次第でボリュームダウンが叶います。 なので、美容師さんにボリュームを少なくしたいと伝えればOKです。 ただし、安易に「髪を梳いてほしい」とは頼まないように! 髪の長さや髪質、傷み具合によって適切な施術方法は変わってきます。 直毛でハリのある髪質の方が髪を梳くと、施術したては大丈夫でも、翌朝には膨らんでしまっているということも少なくありません。 また、ダメージを負った髪は、絡まりやすくなったり、切れ毛・枝毛になりやすかったりすることも。 信頼できる美容師さんにお任せしましょう!

ストレートパーマ&縮毛矯正

クセ毛が原因でボリュームが出すぎて困っているという方は、ストレートパーマもおすすめです。 本来は、ウェーブを取り除くためのものですが、とれかけパーマや伸ばしかけの髪をまとまりやすくしてくれます。 ただし、髪の傷み具合によっては逆効果の場合もあるので、美容師さんとよく相談しましょう。 強いくせ毛の方なら、縮毛矯正を試してみるのもおすすめです。 熱処理をするぶん、ダメージもコストも大きくなりますが、うねりが解消され、スタイリングしやすい髪になります。

トリートメントで髪に潤いを

乾燥した髪は、水分を吸収すると膨張してしまうという特徴があります。 梅雨時に髪が膨らみやすいのはそのためです。 トリートメントによって保湿ケアをしっかり行うことで、乾燥が原因のボリュームを抑えることができます。

サロンでのブローならたちまちボリュームダウン!

ブラシを髪の内側に入れて巻きこむなど、ブラシとドライヤーを縦横無尽に扱う美容師さんによるブローなら、かなりボリュームを抑えることができます。 長時間持続するので、ここぞという時はいつも担当してもらっている美容師さんにヘアセットをお願いしたいですね。

セルフでボリュームを抑える!

乾燥によるボリュームを抑えるには、保湿が有効です。 どうも髪が乾燥しがちという方は、普段使っているシャンプーをかえてみるとよいかもしれません。 髪質やダメージの具合にあったものを選ぶようにしましょう。 週に2、3回は、ホームトリートメントを取り入れるのもおすすめです。 また洗髪後は、髪をすみやかに乾かしましょう。 その際、トップからボトム、根元から毛先の順に乾かしてください。 ドライヤーの風は上や横から当てるようにして、根元が乾いたら、ロールブラシではなく、ボリュームを抑える効果があるデンマンブラシで整えます。 手で髪を軽く引っ張りながら乾かすのも効果があります。 8割くらい乾いたら、冷風に切り替え、髪の熱を冷ましてください。 形状が記憶され、膨らみにくくなりますよ。

ヘアアレンジでボリュームを抑えるには?

ボリュームのある髪でヘアアレンジするのは難しいですよね。 でも、髪をパーツに分けてアレンジすれば比較的スムーズになります。 バックをセンター、サイド上部・サイド下部、そして襟あしという具合に分けて、それぞれをアレンジします。 サイドは編み込みなどでタイトにシルエットをつくるのがベターです。

ボリュームが調節できれば、気分だって整う!

髪のボリュームは、第一印象を決める大切な要素。 ボリュームをアップするにしても、抑えるにしても、サロンや自宅でしっかりケアして、いつも100%な状態をキープしたいものですね。 まずは髪質やダメージの具合にあったスタイルづくりが欠かせません。 美容師さんとヘアスタイルやケアの方法について相談して、自分にぴったりのボリュームを手に入れてくださいね。