290.「糖化と老化について」：2022年12月20日｜パーソナルジム土浦きんに君のブログ

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投稿日：2022-12-20 04:49:21.0

290.「糖化と老化について」: 血液検査をしたことがある方でしたら「HbA1c」という項目をご存じかと思います。
「HbA1c」とはヘモグロビンA1ｃといもので、ヘモグロビンにブドウ糖が結合すると「糖化ヘモグロビン」というものに変わります。これがHbA1cです。
糖化したヘモグロビンは赤血球が寿命(120日)を迎えるまで、元には戻りません。
HbA1cはアマドリ化合物というものの一種で、最終的には「AGEs(エイジス)」というものに変わります。

●AGEsとは何か？

AGEsとは最終糖化産物と言われるもので、食事などで過剰に摂取した糖とタンパク質が結びついた老化物質の一種です。加齢によって生成されたりします。誰の身体にも存在します。

●糖化の問題点

糖化によっておこる問題点はAGEsにあります。AGEsは様々なものと結合し以下の問題を引き起こします。

・コラーゲンと結合→ケガ、シワ、動脈硬化、血栓などの原因になる
・悪玉コレステロールと結合→動脈硬化の原因になる
・その他疾患→糖尿病、慢性腎不全、アルツハイマー型認知症などの原因に繋がる

●糖化を引き起こしやすい条件とは？

血糖値が高く、その高い時間が長く続くことです。
糖質の量が多ければ多いほど、これらは引き起こされます。
糖尿病患者の合併症が起こるのは、高血糖の時間が長く続くのが主な原因になっています。

●糖化を抑えるためには？

★食品
アマドリ化合物は糖に含まれる「カルボニル基」とアミノ酸の「アミノ基」が反応するとできます。以下の食品には糖化を抑える効果が認められています。
・鶏肉
→鶏肉に含まれる「カルノシン」は糖に含まれるカルボニル基を除去するのに役立ちます。

・生姜、シナモン、緑茶
→AGEsの抑制に役立つ。また、生姜やシナモンにはAGEsによる炎症を抑える効果がダントツに高いようです。

★サプリメント
糖化を抑えるには、血糖値を安定させること。つまり、インスリンの効きを良くする事が重要です。以下のサプリメントはインスリンの効きを良くしてくれる効果があります。

・EPA・アルギニン
アディポネクチンという脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンによって、インスリンの効きを良くしてくれる。

・亜鉛
亜鉛不足になるとインスリンが作られないので必要。

・αリポ酸
インスリンの効きを良くして、糖の代謝をスムーズにする事を促す。

今回も参考になれば幸いです
土浦きんに君　金子祐希