アーユルヴェーダ的お酒の嗜み方：2023年11月23日｜ニュピ(Nyepi)のブログ

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投稿日：2023-11-23 11:48:29.0

アーユルヴェーダ的お酒の嗜み方: こんにちは♪
Nyepi アーユルヴェーダのRINKAです。

いよいよ2023年も残りわずかとなりましたね。
忘年会シーズン到来！ということで、アーユルヴェーダでのお酒に対する考え方について書いていきたいと思います。

アーユルヴェーダでは、お酒は体の代謝・消化力を上げてくれる良い薬だとして捉えられています。
医学書の「チャラカ・サンヒター」には84種類の薬用酒とその効能が記載されています。

その中には、アリシュタ（薬用酒）と言って、あらゆる薬や食べ物を上手に消化させるために飲むお酒があります。
食前酒でほろ酔い程度のお酒は、消化・代謝をうまく助けてくれる特効薬としてもなり得るのです。

様々な薬用酒がありますが、中でも南インドでは、トディーと呼ばれているヤシの木から採れるお酒が有名です。
ヤシの木の樹液が空気中に浮遊している酵母によって発酵されるお酒です。
私も、飲んだことがあるのですが、味はマッコリのような、甘くて酸っぱい美味しいお酒でした。

日本では、あの映画「君の名は」にも出てきた唾液に含まれる酵素を利用した口噛み酒が嗜われていたりしますよね。

このようにして古来から、人の消化力や代謝を上げるために、人々の知恵と自然が織りなす力を活かして「薬」としてお酒は嗜まれてきました。

では、現代においては、どのくらいの何を嗜むことがベストなんでしょうか？
ここからは、私なりの見解にもなってしまいますが、
やはり「清潔な状態で、心も身体も喜ぶ程度に美味しく嗜む」ことがベストなんじゃないかと考えています。

日本の会社文化では、お酒の場=ストレス発散の場として捉える人も多く、
その場では、ネガティブな発言が飛び交うことが多いです。

お酒の力を利用して、自分の深く閉ざされた感情を爆発させようとするのです。
吐き出すことで、一時的にはスッキリするとは思いますが、怒りや悲しみの感情を相手にぶつけただけで、飲んだ後には空虚な気持ちに駆られることがあると思います。

やっぱり毎日をできれば楽しく生きていきたいし、ポジティブな状態でありたい。
そう感じている人は、お酒の場に対する目的を今一度見直してみても良いかもしれないですね。

何を飲むのか、も大事ですが
誰とどんな場で飲むのか、は私はもっと大切だなと感じています。

1年の終わり、心も身体もHappyに締めくくりましょう～！