【血糖値の乱れと頭痛】その“空腹”が引き金かも：2025年5月14日｜シーキュア三宮元町(C-cure)のブログ

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投稿日：2025-05-14 09:29:27.0

【血糖値の乱れと頭痛】その“空腹”が引き金かも: 【血糖値の乱れと頭痛】その“空腹”が引き金かもしれません

「朝ごはんを抜いた日や、昼食が遅れたときに頭痛が出やすい」

そう訴える患者さんは少なくありません。

実はその頭痛、血糖値の急低下が関係している可能性があります。

血糖値と頭痛の関係とは
血糖値が下がると、身体はそれを補うためにアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンを分泌し、血糖を上げようとします。

この反応が交感神経を刺激し、血管収縮や筋緊張、神経過敏を引き起こし、結果的に頭痛につながることがあります。

また、脳のエネルギー源の大半はブドウ糖。
低血糖の状態では脳の活動が鈍り、めまいやふらつき、集中力の低下とともに締めつけられるような頭痛を感じることもあります。

こんな症状に心当たりは？
・朝食を抜くと午前中に頭が痛くなる
・甘いものを食べた後、しばらくして頭痛が出る
・疲れたときに頭痛とともにイライラする
・軽い吐き気をともなう

これらは、血糖値の乱高下によって自律神経が不安定になっているサインかもしれません。

食事習慣で予防するには？

血糖値の安定が鍵となるため、以下のような工夫が有効です。
・朝食は必ず摂る（タンパク質と炭水化物をバランスよく）
・3食を規則正しく、食間が空きすぎないように
・おやつに甘いお菓子だけでなくナッツやゆで卵を
・白砂糖や菓子パン、清涼飲料を控える

これらを実践することで、日中の血糖値の安定につながり、頭痛の予防にもなります。

当院でのアプローチ
当院では、生活習慣の中でも食事内容とタイミングについて丁寧にヒアリングを行い、
栄養指導の視点からもアドバイスをしています。

特に慢性的な緊張型頭痛や月経関連頭痛のある女性には、低血糖エピソードの有無を確認し、
必要に応じて「低糖質で高たんぱくな朝食メニュー」の提案などを行います。

頭痛を薬だけで抑えようとする前に、「血糖値の波」を整える食生活の改善が必要なケースは意外と多く見られます。

医療従事者としても、生活背景にアプローチする視点を持つことが、慢性頭痛改善の鍵となります。