男性と女性の筋肉は違うのか：2023年10月14日｜ルポ神保町水道橋店(repos)のブログ

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投稿日：2023-10-14 09:49:42.0

男性と女性の筋肉は違うのか: 人間にもオスとメスを特徴づける違いがあります。それは上半身の筋肉。男性は女性に比べて、肩まわりや腕まわりの筋肉（僧帽筋、三角筋、上腕筋など）が太くなります。一方、下半身の筋肉（大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングスなど）は男女差があまりありません。

　12歳～16、17歳という思春期に、男女の体の違いは際立ってきます。男性ホルモンがたくさん分泌されることによって、男性は上半身の筋肉が発達してくるのです。ちなみに女性は筋肉系ではなく、乳房や体脂肪の分布といった女性らしい体をつくるために女性ホルモンが重要な役割を果たします。

　なぜ上半身の筋肉なのか。それは男性ホルモンの信号を受け取る受容体の量が上半身に多いため、ホルモンの影響をより受けやすいからです。成人した後にアナボリック・ステロイドのような男性ホルモンを打っている人も、リセプターの量が多い僧帽筋や肩などが異常に発達してきます。ですから、筋肉増強剤を使っている選手というのは外観からある程度わかるのです。

　上半身の筋力が必要なスポーツをやる場合、女性の方が男性よりも上半身のトレーニングに時間を割く必要があると言えます。また、競技によっては男女が同じトレーニングをするのではなく、男女差を考慮して、上半身と下半身の配分のしかたを考える必要もあります。女性が行う一般的なトレーニングに関しては、やや軽めの負荷で回数を多くした方がいいと言われています。

　ただ、トレーニングをした時の相対的な伸びを見た場合、それほど大きな男女差はないという研究報告もあります。男性用のプログラムをやれば、女性も同じように筋肉が太く強くなる可能性はある。ですから、とくに女性限定のトレーニングメニューというものを意識する必要はないでしょう。

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