胆汁ってなぁーになぁーに！：2024年5月18日｜整体院ヒマワリ(himawari)のブログ

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投稿日：2024-05-18 08:41:13.0

胆汁ってなぁーになぁーに！: 胆汁の産生は、肝臓における重要な機能の一つです。胆汁は、主に水、胆汁酸、コレステロール、リン脂質（特にリゾレシチン）、ビリルビン（血液の赤血球の分解産物）および電解質から構成されています。胆汁酸は、コレステロールから合成されるステロイド化合物であり、脂肪の消化と吸収に不可欠です。以下に、胆汁の産生とその機能について詳しく説明します。

1. 胆汁の産生:
  肝細胞（ヘパトサイト）は、胆汁を連続的に生成しています。胆汁酸は、コレステロールを基盤として肝細胞内で合成され、その後、胆汁に分泌されます。胆汁は、肝細胞から小さな管である胆管へと移動し、次に更に大きな胆管を通じて胆嚢（ガルブラダー）へと輸送されます。胆嚢では、胆汁が濃縮され、食事の摂取に応じて十二指腸へと放出されます。

2. 脂肪の消化と吸収:
  胆汁酸は、脂肪を乳化させることで、脂肪分子をより細かい粒子に分割します。この乳化作用により、脂肪は膵臓から分泌されるリパーゼという酵素によりさらに分解されやすくなります。リパーゼは、脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解します。乳化された脂肪は、小腸の細胞膜を通過しやすくなり、最終的には小腸の上皮細胞から血流へと吸収されます。胆汁酸は、この過程を助けるために、脂肪を水溶性の形に変える役割を果たしています。

3. 廃棄物の排出経路:
  胆汁は、体内で生成された廃棄物の排出経路としても機能します。特に、ビリルビンという赤血球の分解産物は、水に不溶性であるため、体外に排出される前に肝細胞で処理されて胆汁に結合されます。胆汁と共に十二指腸に放出されたビリルビンは、最終的には糞便として体外に排出されます。この過程により、ビリルビンによる黄疸（皮膚や目の白い部分が黄色くなる状態）が防がれます。

4. 胆汁酸の循環:
  胆汁酸は、小腸で脂肪の消化と吸収を助けた後、ほとんどが回腸（小腸の終部）で再吸収され、肝臓に戻ります。これを「胆汁酸の肝腸循環」といいます。肝臓に戻った胆汁酸は再び使用されるため、一定量の胆汁酸が体内を循環し続けます。ただし、少量の胆汁酸は排泄され、その分は肝臓で新たに合成されて補充されます。この肝腸循環は非常に効率的であり、1日に肝臓で合成される胆汁酸の量は全体の小さな割合にすぎません。

その他にも大事な機能がたくさんあります
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