マレットヘアとは?

髪のおしゃれを楽しむ要素として外せないのが、トレンドを知ること。
注目の髪型を取り入れて垢抜けたいなら、海外セレブやモデルなど、流行の最先端をいく人たちのスタイルを真似るのが効果的です。

では、そんなトレンドセッターたちは今、どんなヘアスタイルに注目しているか。
その一つがマレットヘアという髪型です。
マレットヘアとは、前髪とサイドはショートレングスでカットし、襟足だけを長く残したスタイルが一般的。

1970年代から80年代にかけ、欧米のアーティストやスターを中心に流行したこの髪型。
メリハリのある見た目は、時代の流れによって一時期奇抜すぎると敬遠されてきました。
しかし、Y2Kやニューレトロスタイルなど過去のトレンドをアレンジする潮流の中、再び脚光を浴びています

ウルフカットとは何が違う?

襟足部分が長い髪型といえば、ウルフヘアを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ウルフヘアは、トップの髪の毛を丸くカットし、襟足にはレイヤーを入れて長く残した髪型です。

マレットヘアとの違いは、前髪とサイドの長さ
ウルフヘアには前髪・サイドの長さに明確な決まりがありません。
そのため写真のように、軽いメリハリはありつつも、サイドの毛先が襟足にかけて自然につながっているものが多いんです。
比べるとマレットヘアがいかにコントラストの強い髪型かがわかります。
ただし、それはオーソドックスなマレットヘアとウルフヘアとの話。
これら二つのスタイルの違いは、時代の流れに合わせて薄れています。

今のマレットヘアは、従来の形から派生し、サイドのあしらいがナチュラルなものが多め。
ショートレングスでの切り込みは残しつつも、ウルフヘアのように緩いつながりを持たせたスタイルが主流です。
これらは“ネオマレット”と呼ばれ、今っぽく取り入れやすいマレットヘアとして普及しています

オーダーの参考にしたい、マレットヘアスタイルサンプル

時代を超えてブレイク中のマレットヘアは、かなりスタイルの幅が広め。 前髪やサイドを短く切り込んだ従来のマレットヘアはもちろん、他のヘアスタイルをベースに、サイドを短くしながらナチュラルに毛先を繋げたマレット風のスタイルも含まれます。 取り入れてみたいと思ったなら、実際のサンプルを見て、気になったスタイルをオーダーするのが早い! ここからは、今っぽく仕上がるマレットヘアのスタイルサンプルを、いくつかピックアップしてご紹介します。

丸みがかわいいマレット風マッシュショート
前髪からサイドにかけて、曲線を描くように毛先をつなげるマッシュヘア。 そんなマッシュヘアにネオマレットの要素を加えたこちらのスタイル。 トップの丸み、サイドのライン、そしてパーマで作った柔らかい質感が、エッジの効いたヘアスタイルに可愛らしさをプラスしています。
無造作なパーマがこなれっぽいネオマレットヘア
マッシュショートウルフをベースに、サイドを耳前まで大胆にカットしたネオマレットスタイル。 全体を無造作にスタイリングし、ラフでかっこいい仕上がりに。 それでいてパーマの曲線がボーイッシュさを和らげ、こなれ感のあるスタイルにしています。
マッシュボブもネオマレットヘア風に
こちらはレイヤーを入れたマッシュボブがベース。 前髪から耳前までの髪を整え、スタイリング時に耳にかけることでネオマレットヘア風になるスタイルです。 マレットヘアも他のスタイルも楽しみたい、なんて欲張りな方におすすめ。
ピンクの甘さをきかせたメリハリマレットウルフ
緩く繋がったスタイルはもちろん、サイドをしっかり切り込んだメリハリマレットヘアの人気も健在。 こちらはミディアムウルフをベースに顔周りを頬からリップラインの位置までカットしています。 メリハリのある個性派スタイルと甘いピンクベージュの掛け合わせなら、キュートに取り入れられるはず♡
好バランスなロングマレットヘア
ロングウルフのトップを短く切り込んだこちら。 サイドを襟足にかけてグラデーションカットでつなげ、バランスの良いネオマレットスタイルに仕上げています。 ゆるっとしたパーマとダークトーンの髪色が織りなす、ヘルシーな雰囲気がおしゃれです。

トレンドを個性を両立させるマレットヘアにチャレンジ!

時代に合わせたカットで、再びブレイクしたマレットヘア。 奇抜なものからナチュラルなものまでテイスト豊富。 だからこそ、トレンディなだけでなく個性もプラスできる髪型です。 次のスタイルにお悩みなら、流行スタイルに自分らしさを交えて、ちょっと背伸びをした髪型にチャレンジしてみませんか?