【ティーチングとコーチングについて】：2023年2月21日｜ビーコンディショニングラボラトリー(B-Conditioning Laboratory)のブログ

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ビーコンディショニングラボラトリー(B-Conditioning Laboratory)のブログ

サロンのNEWS

投稿日：2023-02-21 20:59:23.0

【ティーチングとコーチングについて】: 今回は少し難しいお話です。
みなさんは「ティーチング」と「コーチング」の違いを明確に答えられるでしょうか？

私たちパフォーマンスコーチと言われるトレーナーはこの二つをしっかりと区別しなくてはいけないと考えています。

例として、こんな経験をしたことはないでしょうか？

算数の問題で分からない時、先生は「こうやって解くんだよ」と教えてくれたとします。
次の問題になるとまた分からなくなる…
また先生に聞く…の繰り返しになる。
文章問題になるとより分からない。

私はありました…笑

このような学習はティーチング「答えの先取り」となり自ら考え、答えを導き出す機会を失ってしまうのです。
えてして、トレーニングも同じであると考えます。運動学習という分野では、どうしたらスピードが出せるのか。どうしたらバランスが取れるのかを私たちトレーナーは正しい身体の使い方に導かなければなりません。

ビーコンディショニングラボでは、「そうせざるをえない動作」を行っていただくことで、身体が勝手に反応しコツを掴み、答えを教えなくても動作遂行能力が向上するプログラムを組んでいきます。
例えば、スクワットのフォームでは「膝を前に出さないでください」など幾度となく言われるこの指導には限界があるのです。
では、どうするか…
バランスをとらなくてはスクワットできない環境をつくります。
その結果、身体はスクワットをするために自然に重心位置を修正し正しいしゃがみ方になっていくのです。

このように、自ずと身体が反応するメニューを組むことで脳には問題解決のサンプルがたくさん生まれることになります。応用問題にも適応できるようになります。
実はすぐに「ティーチング」をしてしまうとそこに意識が集中し、動作自体が別々の動きになってしまうことがあるのです。
もちろん、何の目的で何に活かせるのかは明確に言語化しお伝えします。

この課題には正解はないですが、一つのアプローチ方法として必要なことなのではないでしょうか。

B-Conditioning Laboratory
井崎皓太

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