適切な睡眠時間：2024年3月4日｜ハナレ(HANARe)のブログ

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投稿日：2024-03-04 11:35:09.0

適切な睡眠時間: 「成人の睡眠時間は6時間以上が目安」と厚生労働省が2月に公表した、健康づくりのための新たな睡眠ガイドで、そんな基準が示されました。ガイドのまとめに携わった有識者検討会の座長は、「日本ではこれまで睡眠が軽視されてきた」と指摘しています。

新たなガイドでは、お勧めする睡眠時間を世代別に細かく示したことが、これまでになかった大きな特徴です。成人以外では「1～2歳は11～14時間」「3～5歳は10～13時間」「小学生は9～12時間」「中高生は8～10時間」「高齢者は床上の時間が8時間以上にならないこと」となっています。

日本人の睡眠時間自体が短い傾向は、経済協力開発機構（OECD）が33カ国を対象に実施した調査（21年）に表れています。日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、最も短く、全体の平均8時間28分と比べると1時間以上の差がありました。

成人を「6時間以上」としたのは、睡眠が極端に短いと肥満や糖尿病、うつ病などの発症リスクが高まることが最近の研究で分かってきたためで、より長い睡眠を子どもに勧めるのは、心身の発達に欠かせない成長ホルモンが深い睡眠中に分泌されるからだといいます。

逆に、高齢者の「寝過ぎ」には注意が必要です。9時間以上の睡眠でアルツハイマー病の発症リスクが増加するという最新の研究成果などがあり、その他の疾患にも発症するリスクがあるため長生きが難しくなってしまいます。

睡眠時間とともにガイドで重視したのが、目覚めた時に体が休まったと感じることで、「日中にできるだけ日光を浴びると、体内時計が調節されて入眠しやすくなる」「寝室にはスマートフォンなどを持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることが良い睡眠につながる」などとポイントを紹介しています。

ご自身の睡眠時間や睡眠の習慣、質など一度見直しより良い睡眠が取れるようにしていきましょう。

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