運動の最適化：2023年8月25日｜ベストフォーム(Best Form)のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2023-08-25 16:28:47.0

運動の最適化: 人間の体は情報伝達に
3つの経路を使っていると考えられています。

【神経系】
脳を中心として全身に張り巡らされた体系です。
ただ、それほど情報伝達は速くありません。
約0.1秒くらい。

【内分泌系(ホルモン系)】
一度に一瞬で全身に情報を行き渡らせたい時には
神経系による伝達は向きません。
そういう場合に使われるのがホルモンです。
例えば危機的状況に遭遇した時に
一気に血圧が上がるとかいうのは
神経ではなくホルモンの働きです。

【その他】
内臓の協働のような
何だかよく分かってはいないけど、
あるということが分かっているものです。

以上を踏まえた上で
僕は運動を3種類に分けて実践します。

1.筋トレ的な運動
　負荷をかけながら、体を強くする運動
2.有酸素的な運動
　ランニング、ウォーキング、自転車、水泳など
　長い時間動き続ける運動
3.感覚統合のための運動
　自分の感覚というものを
　取り戻して統合していくために必要な運動。
　・呼吸のエクササイズ
　・体幹トレーニング
　・バランストレーニング
　などがこれに当たります。
　何か特定の部位とか機能を鍛えている
　というよりは
　「感覚を戻している」という感じです。

1～3はそれぞれ目的が違うので
どれかで全てを代用するのは無理です。
すごく大雑把にいうと…
筋トレ的な運動
→ホルモン系にアプローチ
有酸素的な運動
→神経系（特に脳）にアプローチ
感覚統合のための運動
→ネットワーク的なものにアプローチ

こういったことを頭に入れていると
トレーニングが組みやすいと思います。

日常の中で
コンマ何秒の反応を求められることは
ほぼありませんよね。
だから、
「脳」へのアプローチと考えて
ジョギングやウォーキングをするのも
いいと思います。

また運動全般っていうのは
単体の運動であることは絶対ありません。
・歩きながら電話する
・喋りながらで食事をする
・音楽を聞きながら勉強する
などなど
必ず同時に何かをやっているんです。
だから感覚統合のための運動は
スポーツをやっていない人にとっても
日常に活かせるものになると思います。

このように
「人間の体の情報伝達」を考えると、
運動の見方が変わってきます。

ぜひこの視点を加えて
みなさんそれぞれが普段行なっている運動を
最適化していただけたらと思います。