睡眠と体温の関係：2021年1月25日｜ぷらもーる梅屋敷整骨院のブログ

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ぷらもーる梅屋敷整骨院のブログ

ビューティー

投稿日：2021-01-25 09:34:04.0

睡眠と体温の関係: 睡眠は体温と密接な関係があり、夜間睡眠中には体温が低下しますが、３つの要因についてご説明します。

概日リズムの影響
　体温には午後7時～8時頃に最高になり午前4時～5時に最低となる概日リズムがみられます。このような体温変化が、睡眠の発現に強い影響を及ぼしています。午後7時～8時以降体温が低下し始め、およそ最高体温と最低低温の中間地点になった頃に私たちは就寝しています。このように体温が低下しているときに床に就くと眠りやすいのですが体温が高いままだとなかなか眠れません。普段より早く眠ろうとしても眠れないのは、まだ体温が十分に低下していないからです。体温は夜間睡眠の中間地点で最低となり、その後概日リズムに従って徐々に上昇していきます。最低体温からおよそ2～3時間後に起床します。

入眠期における放熱
　睡眠中は副交感神経系の作用で体温低下がおこります。起きている最中に活発に活動していた交感神経系は、睡眠中は活動が低下していきます。逆に、睡眠中は副交感神経系の活動が高まります。副交感神経系は末梢の血管を拡張させますので、手足や顔の外気に触れている皮膚から放熱が起こりやすくなります。乳幼児が眠くなると手が温かくなるのは、このためです。このように、放熱が盛んになると深部体温がさらに低下していくことになります。

睡眠中の発汗
　睡眠中には温熱性の発汗が生じます。温熱性の発汗は入浴後に手背や胸部で活発化します。汗腺は交感神経系の支配を受けていますが、睡眠が深くなると交感神経系の活動が低下していき、徐波睡眠中には大脳からの抑制が解除されます。そのため温熱性発汗は徐波睡眠中に最も活発化します。汗が蒸発するときに生じる気化熱によって体表面が冷やされるので、発汗は体温を低下させるのにもっとも効率のよい方法です。徐波睡眠は睡眠前半で生じるため睡眠中の体温低下は睡眠前半で著しくなります。睡眠中の発汗を促進するためには、就寝前に100ml程の水を飲んでおくことが大切です。
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