根元の色落ちが活かせる!シャドールーツってどんなスタイル?

ヘアカラーをする方の共通の悩み。
それは少しでもお手入れを放置すると根元がプリンになってしまうこと……。
特にブリーチをしたハイトーンや個性的なカラーでは、根元のプリンが目立ちやすくなってしまいます。

そこでおすすめしたいのがシャドールーツスタイルを取り入れること。
「ハイトーンを楽しみたいけれど、頻繁にはお手入れにいけない……」なんて方にぴったりなんです。
シャドールーツはもともと海外のおしゃれさんたちが始めたスタイルで、ハイトーンカラーを染めた後に根元を暗く染めるカラーリング方法です。
明るく染めた髪の根元を中心に自然な陰影がつくので、カラーリングだけで立体感を出せます

カラーリングのあとに根元が伸びてきても、色の移り変わりが自然なので、そこまで違和感がありません。
プリンヘアをあえて作ることで、悩みを気にせず、一歩先のおしゃれが楽しめちゃうスタイルなんです。

シャドールーツとバレイヤージュとの違い

シャドールーツは、髪全体を明るくした状態から根元に暗い色を入れて、立体感をつくっていくスタイル

「根元がプリンになってしまうのが気になるけど、ハイトーンにしたい」
という方は、あえて根元に暗い色を入れるシャドールーツを取り入れるのがおすすめです。
色落ちを気にする必要がなくなる上に、おしゃれを楽しむことができます◎
そんなシャドールーツと間違われやすいのがバレイヤージュ
バレイヤージュはフランス語で「ほうきで履く」という意味をもつカラーリング方法。
部分的に明るい色を入れていくハイライトの一種で、髪の表面に明るいカラーをさっと入れることで、立体感を出すヘアスタイルになります。

どちらも立体感のあるおしゃれなスタイルですが、カラーリングの仕込み方に違いがあると覚えておきましょう。

なお、シャドールーツの上から違うカラーでバレイヤージュを入れるスタイルも人気が出てきています。
美容師さんと相談しながらカラースタイルを作っていくのも楽しみの一つです。

シャドールーツにブリーチは必須?

「シャドールーツを取り入れてみたいけど、ブリーチはしたくない……」
という方も少なくないのではないでしょうか。
結論、完全な黒髪や茶髪からシャドールーツを取り入れるのは難しいでしょう。
ただし一度ブリーチをしたことがある髪の毛ならば、ブリーチなしで取り入れることも可能です。

たとえば、色落ちが気になってきたヘアスタイルに、根元の部分のみ暗く染めたり、ブリーチなしのダブルカラーでシャドールーツを取り入れたりすることで、理想的なスタイルを叶えることができます♡

とはいえ、コントラストはブリーチありのものより弱めになります。
しっかり陰影をつけたい方はブリーチありナチュラルにシャドールーツを取り入れたい方はブリーチなしで検討してみましょう。

シャドールーツの色落ちはどうなる?

シャドールーツは、一度髪全体を明るくしてから陰影をつけていくため、日本人の髪質に多い赤みやオレンジみが最初からしっかり消えている状態になっています。
そのため、色落ちしても赤みが出てくることなく、キレイに色落ちしてくれるところが魅力の一つです。

ハイトーンが持つ透明感や透け感を保ったまま長い間カラーリングを楽しめるので、しばらく美容院に行けなくても安心ですね。

シャドールーツのオーダーポイント

シャドールーツはどんな長さの髪でもできるのがポイントです。
美容院でオーダーするときは、なりたいイメージに近い画像をいくつか持っていき、イメージを見ながらカラートーンを細かく相談していきましょう!

一度に髪全体を明るくしてからカラーをいれていくので、カラーの微調整が得意なスタイルでもあります。

根元のダークカラーはどのくらいの範囲染めるのか、最終的な仕上がりのカラーはどのくらいのトーンが良いのか、あらかじめ自分の中で希望を固めてからいくと失敗せずに仕上がります。

レングス別シャドールーツスタイルその1:ショートレングス

ここまで、シャドールーツの定義や魅力、オーダー方法などについてご説明していきました。
ここからは、そんなシャドールーツのおすすめのヘアカタログをレングス別にご紹介していきます♡

ショートレングスのシャドールーツは、クールなイメージに加えてヘアスタイルに動きが出るため、爽やかな印象になります。
ホワイトグレー × シャドールーツ
全頭ブリーチを2回してから、ホワイトっぽいカラーで取り入れたシャドールーツ。 髪のトップ部分を少し後ろに流すと、ハイライトのような筋が出来ます◎ デザイン性のあるスタイルを取り入れたい方にぴったりです。
レッド系カラー × シャドールーツ
ハイライトの履歴を活かしながら、根元と毛先の陰影をはっきりとつけたスタイルです。 レッド系カラーも相まって、カッコいい印象になります! 毛先は少し外ハネにして、動きを出すのがポイント。 かわいさがプラスされ、おしゃれ度がグッと高まります。
シルバーショート × シャドールーツ
ネオウルフカットしたショートにシルバーカラーを入れ、内側と根元を暗くしたスタイル。 ブリーチをしっかり入れてからのシルバーショートはツヤ感たっぷりです。 ハイトーンもシャドールーツと掛け合わせることで、なじみの良いカラーになります。
立体感シャドールーツ
ナチュラルに仕上げたシャドールーツで透明感が際立つストレートボブ。 シャドールーツを入れることで、カラーリングだけでコントラストのしっかりした立体感のあるスタイルに仕上がります。 シンプルなシルエットのボブだからこそ、カラーにこだわると垢抜けを叶えられますよ!

レングス別シャドールーツスタイルその2:ミディアムレングス

ミディアムレングスのシャドールーツは、ある程度髪の長さがあるため可愛らしい印象を保ちつつ、おしゃれでカッコイイ雰囲気を演出することができます!
この項目では、ミディアムレングスのシャドールーツのカタログをご紹介していきます。
ピンクパープル × シャドールーツ
全頭ブリーチをした後、ピンクパープルを取り入れたシャドールーツ。 シャドールーツならではの華やかな印象と、ピンクパープルの可愛さが融合したスタイルです。 髪全体が明るくなりすぎないので、個性派カラー初心者さんも挑戦しやすいですよ♡
ストレートで仕上げてトレンド感のあるスタイルに
ホワイトベージュとシャドールーツの組み合わせ。 ストレートで仕上げることで、シャドールーツならではの筋感が露わになり、トレンド感もたっぷりに仕上がります! 筋感をしっかり出すと白髪カバーもできるため、髪に年齢を感じ始めた方にもおすすめです。
ピンクカラーで作るキュートなシャドールーツ
シャドールーツと聞くと、カッコいいヘアスタイルを想像する方も多いでしょう。 ですが、根元にピンクベージュなど可愛らしいカラーを取り入れることで、キュートな印象になることもできるんです♡ 色落ちが気になるけど、可愛らしい華やかなスタイルにしたい方におすすめです。
レイヤーでより動きを加えて
シャドールーツは、髪のトップ部分から毛先にかけてカラーが異なるため、動きが感じられるスタイルになるのが特徴です。 さらにレイヤーカットを取り入れることで、軽やかな印象にすることができるんです! 毛先をワンカール巻いて、ふんわりとしたシャドールーツにしてみましょう♡

レングス別シャドールーツスタイルその3:セミロング・ロングレングス

長めレングスのシャドールーツは、エレガントで華麗な印象になります。
大人っぽく見られたい方にもぴったりです♡
この項目では、セミロング・ロングレングスのシャドールーツのカタログをご紹介していきます。
微シャドールーツでナチュラルに
トップ部分から毛先にかけての色の差を少なくし、ほんのりシャドールーツを取り入れています。 他のシャドールーツスタイルに比べて、ナチュラルな印象になるのがポイントです◎ 柔らかなコントラストなので、落ち着いた印象にまとめたい方は要チェックです。
ホワイトベージュ × シャドールーツ
ロングヘアとホワイトベージュの組み合わせは、大人っぽくクールな印象になるのが魅力です。 さらにシャドールーツも取り入れることで、周りと一歩差をつけた唯一無二のスタイルにしてみましょう◎ 非日常感あふれる仕上がりなので、大胆にイメチェンしたい方はぜひ一度挑戦してみてくださいね。
ロングヘアを活かしてエレガントな印象に
ロングヘアとシャドールーツの組み合わせは、大人っぽくエレガントな印象になるのがポイント。 髪を大きめのカールで巻くことで、より華麗な雰囲気を演出してみましょう。 髪を美しく見せるグレージュを合わせることで、より洗練された仕上がりになりますよ♡
ハイトーンのミルクティーに映えるシャドールーツ
白っぽい色味がおしゃれなハイトーンのミルクティーカラー。 根本に暗めのシャドールーツを入れることで、肌馴染みのいい印象になりますよ! ブリーチやカラーの傷みが気になる方は、髪にやさしいケアブリーチを取り入れるのがおすすめです。

根元の色落ちはシャドールーツでおしゃれに変換♡

「せっかくブリーチしたおしゃれカラー、プリンになってきたな……」と思ったらプリンを活かしてシャドールーツにするのもひとつの手。 最近じわじわと注目を集めているカラーリング方法なので、いち早く取り入れておしゃれを楽しむのもおすすめです。 最初からシャドールーツにするのも、すでにブリーチして伸びてきた髪で楽しむのも、どちらもできるのがシャドールーツの魅力。 暗いトーンの範囲や、最終的な仕上がりなど美容師さんと相談しながら伸びかけヘアをおしゃれにアップデートしてみましょう♡