ローレイヤーってどんな髪型?ハイレイヤーとの違いって?

ローレイヤーとは、毛先に少し段差をつけたレイヤーカットのこと。

髪の重みを適度に残しつつ毛先に軽やかさを与えるため、さりげない動きを出しながらも落ち着きのある雰囲気に仕上がります。
そのため、年齢、レングス問わず取り入れやすいところが大きな魅力です。

一方、段差を大きくするハイレイヤーはボリュームが出やすく、動きと立体感が特徴のレイヤースタイル。
頭の高い位置からレイヤーを施すため、髪がふんわりと立ち上がり、可愛らしく華やかな印象になります。

レイヤーカットは入れる高さによって、仕上がりが変わるのが特徴。

レイヤーカットにチャレンジしてみたいけど「派手な感じになるのは不安」「まずはレイヤーを試してみたい」という方には、ローレイヤーがマッチします。

ローレイヤーならではのメリットは?

落ち着いた雰囲気に仕上がるローレイヤー。 誰にでも似合わせやすい髪型ですが、この髪型にすることでどんなメリットがあるのでしょうか? ここからは、ローレイヤーを入れる4つのメリットをご紹介します。

その1:毛先がまとまりやすい

ローレイヤーは毛先に軽さを持たせつつ、全体に重みを残しているため、まとまりやすいのが特徴。

乾かす際に広がりを抑える効果があり、髪が扱いやすくなります。
毛先がきれいにまとまるため、普段から髪を巻く方はもちろん、ストレート派の方も思い通りにスタイリングしやすくなるのがポイント。

ローレイヤーは、髪のボリュームが多い方や広がりやすい方など、髪質が気になる方も思いきり楽しめるスタイルです。

その2:毛先に動きや立体感が出る

ローレイヤーを重くなりがちな毛先に加えることで、軽やかな雰囲気を作り出します。
毛先の重さが軽減されると自然な軽さが生まれ、全体的にバランスの取れたスタイルに。

髪の量が多い方や硬めの髪質の方など、髪の重さに悩んでいる方には特に効果的◎
過度なボリュームを抑えつつ、毛先に動きや立体感を出すことができます。

スタイルに軽やかさを加えつつ、まとまりも大切にしたい方には、ローレイヤーがベストな選択肢といえるでしょう。

その3:派手見えしない

ローレイヤーは髪に動きを出しつつ、ハイレイヤーよりも派手すぎず上品で落ち着いた印象に仕上がります。
そのため、髪に適度な動きと立体感を持たせながらも、落ち着いたシックな髪型にしたいという方におすすめです。

また、ローレイヤーは、年齢問わずどの世代にも取り入れやすいところが大きなメリット。

レイヤーの施し方次第で、全体のボリューム感や毛先の軽さを調整できるため、自然で落ち着いた髪型にしたい方や上品に仕上げたい方は、ぜひ挑戦してみてください。

その4:スタイリングが楽になる

ローレイヤーは毛先に動きを出しやすいため、外はねやワンカールをするだけでおしゃれなスタイルが楽しめます。

全体に適度な重さを残しつつ毛先に軽さを出しているため、ヘアアレンジが苦手な人でも日々のスタイリングが負担になりません◎

さらに、ローレイヤーは朝の忙しい時間にもマッチするヘアスタイル。
髪を乾かすだけでまとまりが出るので、手間をかけずきれいな髪型に見せたいという方におすすめです。

ローレイヤーが似合いやすいのはこんな人

ローレイヤーは、髪の低い位置からレイヤーを入れるカットのため、縦の印象が強まりやすい傾向があります。

そのため、特に丸顔さんやベース型さんのようにお顔の横幅が気になる方との相性◎
お顔の縦と横のバランスが取りやすくなるため、小顔効果が期待できます。

一方、卵型さんや面長さんのような縦の印象が強い方がローレイヤーを入れる場合は、前髪やサイドにボリュームを出すのがコツ。
横の印象を強められるため、お顔の間延びをカバーできますよ。

また、前述したようにローレイヤーは落ち着いた雰囲気に仕上がるヘアスタイルです。
こなれ感を演出しながらも、派手すぎないため、モノトーンやナチュラルなどのシンプルな色合いのファッションが好みの方やビジネスシーンにもマッチします。

ローレイヤーは適切に取り入れることで誰でもおしゃれなスタイルを楽しめる魅力があります。
顔型やファッションに合わせて、自分らしいローレイヤースタイルを探してみましょう!

ローレイヤーカタログ:ショート

ショートヘアにローレイヤーを入れると、シルエットが美しい軽やかなスタイルに仕上がります。 特にボブベースのスタイルにプラスすると毛先に軽やかさが生まれ、上品な雰囲気に。 適度に重みを残しているため髪が広がりにくく、スタイリング剤を馴染ませるだけでスタイルが完成するのも嬉しいポイント。 ショートヘアの中でも扱いやすい髪型なので、スタイリングが苦手な方や初めてショートヘアに挑戦したい方におすすめです。

レイヤーで魅せる上品丸みショート
トップとバックに2段階のレイヤーを施したショートヘア。 バックは低めのレイヤーを。トップにはボリュームが出る程度に軽くレイヤーを入れています。 バックに重みを残すことで、ふんわりしすぎない上品な雰囲気を演出しています。
美シルエットの丸みショートボブ
ふんわりとした丸みシルエットが美しいショートボブ。 全体にローレイヤーを入れ、適度な重さをプラス。 表面の髪にはレイヤーを多く入れてボリュームを出し、バランスを調整しています。
軽めローレイヤーでエアリーに
髪全体にローレイヤーを入れ、サイドをすっきり仕上げたショートスタイル。 ローレイヤーでも、髪の量を軽く調整することで、エアリーに仕上がります。 フロントサイドは、頬ラインでカットするとほどよい抜け感をプラスできますよ。

ローレイヤーカタログ:ミディアム

ローレイヤーをミディアムと組み合わせると、ナチュラルで落ち着いたスタイルに。 トップとの差が少ないため、カールやウェーブを加えてもラフすぎない大人のこなれ感を演出できます。 また、ミディアム毛先がはねやすいレングスですが、ローレイヤーを入れることでくせを活かすことも可能◎ くびれヘアや外はねスタイルなどバリエーションも豊富なので、あなたに似合う髪型がきっと見つかりますよ。

ローレイヤーで作るこなれくびれミディ
毛先にボリュームを出し、やや重めに仕上げたくびれミディ。 スタイル全体に重さがある分、前髪をシースルーにして軽さを出しています。 束感を出すようにスタイリングするとこなれ感を演出できますよ。
簡単スタイリングでキマる外はねボブ
こちらは、適度に重さを残したまとまりのよい外はねボブ。 顔まわりにローレイヤーを入れることで、抜け感をプラス。 スタイリングは、32mm程度の太めのコテで毛先を外にワンカールするだけと簡単です!
ローレイヤー×シースルーバングで大人のこなれ感を演出
毛先を鎖骨ラインでカットし、ローレイヤーで軽さを出したミディアムヘア。 表面の髪が少し浮くだけで、軽やかな印象になります。 シースルーバングで抜け感をプラスすれば、頑張りすぎない大人のこなれヘアの完成です。

ローレイヤーカタログ:ロング

ロングヘアにローレイヤーを入れると、華やかでメリハリのあるスタイルに。 重たく見えやすいレングスですが、毛先に少し段差ができることで、まとまりやすさはそのままに動きのあるスタイルが楽しめます。 毛先とトップとの差が少ない分、縦の印象が強調されやすいため、前髪やサイドの髪は全体の髪の長さよりもやや短めに設定するとバランスよく仕上がりますよ◎

シーンを選ばないシアーロングレイヤー
毛先にローレイヤーを入れた下ろしても結んでも可愛い暗髪ロング。 重たく見えやすいロングヘアも毛先に少し段がつくだけでメリハリをつけることができます。 落ち着いた雰囲気なので、学校やビジネスシーンにもマッチしますよ。
ローレイヤー×顔周りレイヤーで大人可愛く
毛先にローレイヤーを入れ、顔周りがやや軽くなる程度にレイヤーを施したロングヘア。 レイヤーの入れ方によって生まれる、重さと軽さのバランスが◎ そのままでも可愛いですが、段を活かすようにしっかり巻いて楽しむのもおすすめです。
トレンド感のある韓国っぽくびれヘア
大きな毛流れが華やかな韓国風くびれヘア。 低めのレイヤーを入れているので、髪にボリュームを出しやすく、立体感のあるスタイルに。 前髪はおでこに少しかかる程度のシースルーバングで抜け感たっぷりに仕上げています。

ローレイヤーカタログ:前髪あり

可愛らしい印象の前髪ありスタイルですが、ローレイヤーと組み合わせることで大人っぽさを感じるスタイルに。 おでこが隠れるため、肌の見える範囲が狭まり、小顔見せや目力アップ効果が得られます。 やや重みのある落ち着いたシルエットなので、前髪はシースルーバングや薄めの流し前髪と相性◎ 逆に、ワイドバングやぱっつん前髪などの重めの前髪と合わせると個性的なニュアンスをプラスできますよ。

シースルーバング×ショートローレイヤーで洗練された雰囲気に
毛先を遊ばせたこなれ感のあるショートローレイヤー。 シースルーバングは束感を作るようにスタイリングすることで、抜け感をプラスしています。 暗髪でも重く見えない程よい軽やかさがとてもおしゃれですね。
抜け感たっぷりのふんわりレイヤーボブ
全体にローレイヤーをいれ、全体をゆるく巻いた大人可愛いボブヘア。 シースルーバングと合わせることで、顔周りに透け感をプラスしています。 ローレイヤーを入れることでまとまりやすくなっているため、毛先をワンカールするだけでもおしゃれに仕上がりますよ♡
大人可愛いネオウルフスタイル
ローレイヤーで作るネオウルフ。 少し段が入ることで毛先に動きが加わり、立体感が出ます。 毛先に軽さがある分、前髪を薄めに作るとバランスが取れますよ◎

ローレイヤーカタログ:前髪なし

前髪なしのローレイヤースタイルは、シックな大人の雰囲気に。 おでこを出すことで、輪郭や表情がはっきりと見えるため大人っぽさが引き立ちます。 また、まとまりのあるシルエットに対し、顔周りに程よい立体感が出るので、さりげない髪の動きがおしゃれなアクセントに。 暗髪はもちろん、明るい髪色にしても品のある雰囲気に落ち着くため、さまざまな髪色と楽しむことができるでしょう。

透け感たっぷりのくびれミディ
ローレイヤーを入れてサイドにボリュームを持たせたくびれミディ。 頬ラインでカットした前髪は、毛先をフェイスラインに沿うようにカールをつけるとこなれ感が出ます。 透明感のあるナチュラルベージュカラーが今っぽい、トレンド感抜群のスタイルです。
ローレイヤー×かきあげバングでリラクシーに
毛先に重さを残し、顔周りに動きを出したミディアムレイヤースタイル。 頬ラインに流すように作るかきあげ前髪がこなれ感を演出し、リラクシーな雰囲気に。 くすみカラーが大人の魅力を引き立てるおしゃれなスタイルに仕上がっています。
ローレイヤー×ウェーブパーマで華やかに
全体に低めのレイヤーを施し、デジタルパーマでしっかりウェーブをつけた暗髪ロング。 前髪はサイドの髪に馴染むように作っていますが、頬ラインから下に大きな動きを出しているため重すぎません。 パーマによって髪が動きやすくなっているため、スタイリング剤を揉み込むだけでスタイルがキマります◎

ローレイヤーの簡単スタイリング方法

ローレイヤーは、毛先に自然な動きを出し、落ち着いた大人の雰囲気を楽しめるスタイル。
しかし、「スタイリングが苦手」「忙しいから時間を取れない」という方もいるのでは?

まとまりやすいローレイヤーのスタイリングは、毛先をワンカールにするだけでOK◎
毛先に自然な動きが出るようになっているので、ドライヤーやアイロンをしなくても自然な美しさを演出できます。

アイロンやコテを使うときは、毛先を内側や外側にワンカール巻くだけと簡単。
全体のフォルムはそのままにレイヤーを活かした立体感のあるスタイルに仕上がります。
アイロンやコテでスタイリングするときも、毛先をワンカール巻けばレイヤーを活かした立体感を演出できますよ。

スタイリング剤はカールした毛先をほぐしてから適量を毛先に馴染ませるとGood。
巻いた毛束にそのままつけてしまうと髪が固まり、毛先がべったりと重たく見えてしまうため注意しましょう。

スタイリング剤は、ウェットに仕上げたいならヘアオイル、毛先に束感を出すならバームがおすすめです。

ローレイヤーを入れた後のメンテナンスは?

まとまりやすいローレイヤーですが、レイヤーを入れることで毛先がダメージを受けやすいというデメリットがあります。

特にスタイリングをする際は、レイヤーが入った毛先を中心にアイロンやコテを使うため、熱や摩擦によるダメージが集中しやすいのです。

きれいな髪型を長く楽しむためにも、自宅でのケアが大切。
自宅のケアでは、特に髪の洗い方と乾かし方に気を付けましょう。

シャンプーは、髪と頭皮に優しいアミノ酸系のものがおすすめ。
しっかり髪を濡らし、シャンプーを泡立ててから指の腹で頭皮をマッサージするように洗いましょう。
優しく洗うことで、髪同士の摩擦を減らすことができ、枝毛や切れ毛を防ぐことができますよ。

ドライヤーをする前は、タオルドライで水分をしっかり取ることが大切。
髪への摩擦を減らすため、タオルで髪を包み込むように乾かすのがポイントです。

次に、適量のヘアオイルや洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を馴染ませて、髪の補修と保護を行います。
髪を傷めないようにドライヤーは髪から少し離し、風量を多めにして短時間で乾かしましょう。
仕上げに冷風でキューティクルを引き締めると、翌朝のスタイリングが楽になるのでおすすめです。
スタイルを長く保つためには、定期的に美容院でメンテナンスをしてもらうことも大切。
カットやサロントリートメントを受けることで、ホームケアでは行き届かない部分までケアできます。

サロントリートメントの持続時間は、2週間~1ケ月程度。
1ケ月〜2ヶ月を目安に受けると効果的です。

また、ローレイヤーは髪が伸びてくると、全体のバランスが崩れて毛先や軽くした部分が重たく見えてしまいます。
カットの目安は2~3ヶ月程度。
定期的にカットしてもらうことで、ローレイヤーならではのまとまりとスタイリングの手軽さが長くキープできますよ◎