フィッシュボーンってどんなスタイル?

フィッシュボーンとは編み込みでつくるヘアスタイルのひとつです。
正確には編み方の名前で、魚の骨のように独特な細かい編み目になることから、フィッシュボーンと名付けられています。

編み込む髪の太さや編み目のゆるさによって、さまざまな雰囲気を演出できるフィッシュボーンは、カジュアル・フォーマル両方のシーンに対応できます。
一見難しそうに見えるフィッシュボーンですが、実は左右の束を決まった順番に編み込んでいくだけのアレンジ
コツをつかめば簡単にできるようになるため、「簡単にできるけど凝ったヘアスタイルに見せたい!」という欲張りさんにぴったりです。

また、他のヘアアレンジと組み合わせることで、いつものヘアスタイルを簡単に格上げできちゃうのもフィッシュボーンの魅力。
普段からポニーテールやハーフアップなどのアップスタイルアレンジをする方にもおすすめできます。

三つ編みとはどう違うの?

魚の骨のように細かい編み目が特徴的なフィッシュボーン。
そんなフィッシュボーンとシンプルな三つ編みとの違いはずばり、編むときに使う束の本数!

立体的でざっくりとした編み目の三つ編みは、名前の通り3本の毛束を編み込んで作ります。
フィッシュボーンは、最初に2つの毛束を作り、さらにその毛束を2つに分けて作るのが特徴です。
具体的な編み方は、この後にご紹介していきます。

簡単!フィッシュボーンの基本の編み方

フィッシュボーンの編み方は、基本の動作を覚えてしまえばあとは繰り返すのみ!
そのため不器用さんでも挑戦できちゃう嬉しいアレンジです。
この項目ではフィッシュボーンの基本的な編み方を紹介していきます。
手順①オイルを手に伸ばし、毛束を手櫛でとかすように髪全体に馴染ませる
手順②髪を左右にジグザグに分ける
ジグザグにするのは、髪の分け目を目立たせないため。
おしゃれなフィッシュボーンを作るならマストです!
手順③右の髪(ブルー)の外側から細く毛束を分けとり、図のように左の髪(ピンク)の束へもっていく
手順④左の髪(ピンク)外側から細く毛束を分けとり、図のように右の髪(ブルー)の束のへもっていく
このとき、手順③でとった毛束の表面に重ねるようにしましょう。
手順⑤右の髪(ブルー)の外側から細く毛束を分けとり、図のように左側(ピンク)へもっていき、手順④の毛束の表面に重ねる

これまでの手順③から⑤の工程を繰り返し、毛束が後ろで編み込めなくなる位置まで行う
手順⑥後ろで編めなくなったら、毛束を右側もしくは左側へもってくる
(これは自分のやりやすい方でOKです!)
手順③のように右の髪(ブルー)の毛束を細く分けとり、手順③~⑤と同様に編み目の表面に重ねる。毛先まで編み込んだらゴムで結ぶ
手順⑦髪の毛を後ろに戻し、指でつまみながらほぐし、完成!

フィッシュボーンはアレンジも自由自在!

先ほどご紹介した基本のフィッシュボーンをマスターすると、アレンジの幅がうんと広がります。 画像のようなハーフアップも、フィッシュボーンをプラスすることで一気に華やかに。 他にもアレンジ方法は様々なので、お気に入りのアレンジ方法をぜひ見つけてみてください。

完成したフィッシュボーンを長持ちさせるには?

せっかくなら完成したフィッシュボーンをきれいな状態で長持ちさせたいですよね。
しかし、「時間をかけてヘアアレンジしてもすぐに崩れてしまう……。」というお悩みの方も多いはず。

アレンジが崩れてしまう原因は

・髪全体の下準備をしていない

・毛束にまとまり感がない

・キープ力が足りていない

といった要因が主です。
そこで、ヘアアレンジを長持ちさせるポイントをご紹介します♡

ポイント1:ドライヤーやコテで下準備をする

アレンジをする際、何もしていないそのままの髪の毛で始めていませんか?
実はストレートな状態の髪の毛は、アレンジが取れやすいんです。
うねりなどの寝癖がある場合はそもそもアレンジがしにくいはずですから、アレンジ前にはしっかり準備をしておく必要があります。

そこで試して欲しいのがドライヤーのブローと巻き髪スタイリング!
ドライヤーでブローすることで寝癖を直したり、毛先をコテで巻いて髪の毛を絡みやすくしたりするとアレンジの持ちが良くなります!
見栄えも良くなるので一石二鳥です。

ポイント2:スタイリング剤を使う

アレンジをする前に髪の毛全体にスタイリング剤を使うと、毛束にまとまり感がでてアレンジしやすくなります。
また、アホ毛も抑えてくれるので、まとまりのあるおしゃれな髪型にに見せてくれるでしょう。

ちなみに、使うスタイリング剤の種類によっても、フィッシュボーンの仕上がりが変わります。
ヘアオイルを使えば髪に濡れ感が加わり、色っぽい印象に
ワックスを使う場合は、アレンジにもよりますが、ふんわり感のある可愛らしいスタイルができあがります。

ポイント3:仕上げにスプレーで固定する

アレンジが完成したらスプレータイプのスタイリング剤を全体に吹きかけて、髪の毛ををキープさせましょう。
スプレータイプのスタイリング剤は、仕上がりがふんわりするものからカチカチに固めてくれるものまで種類が豊富です。
目指す仕上がりに合ったものを選ぶと◎

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アレンジのお手本に。フィッシュボーンスタイルカタログ

編み方が分かったところで次は実際に挑戦! この項目ではアレンジのお手本にしたいフィッシュボーンスタイルを、基本から応用まで複数紹介していきます。

定番の編みおろしスタイル

定番フィッシュボーンはアクセサリーで華やかに
定番スタイルである編みおろしのフィッシュボーン。 そのままでももちろんかわいいのですが、アクセサリーをプラスすれば華やかな雰囲気に。 華奢なアクセサリーを選ぶことでフォーマルなシーンにぴったりな上品感が生まれます。
くるりんぱをアクセントにしたフィッシュボーン
こちらのスタイルは編みおろしのフィッシュボーンにくるりんぱを組み合わせたもの。 ひと手間加えただけでさらに凝ってみえるヘアスタイルへ。 くるりんぱの結び目とフィッシュボーンの編み目をしっかりほぐしてあげることで、こなれ感アップ!
サイドに寄せたガーリーなフィッシュボーン
根元をふんわりと結び、サイドに寄せて正面からフィッシュボーンが見えるようにしたスタイル。 ガーリーな印象の強い女の子らしさ満点なヘアアレンジです。 編み目をほぐせば一気に優しげな雰囲気に。

キュートさが増す、フィッシュボーン × ポニースタイル

ローポニーテールベースにフィッシュボーンを合わせて
こちらはローポニーアレンジの結び目下に、フィッシュボーンを加えたスタイル。 フィッシュボーン部分をしっかり結び、毛先のローポニーをゆるっと巻いた、絶妙なバランスのアレンジです。
編み込みと合わせたガーリーなスタイル
こちらは2つの編み込みの束をフィッシュボーンにしたローポニースタイル。 トップの編み込みと毛先のフィッシュボーンをしっかりほぐすことで、ふわふわ女の子らしくガーリーなアレンジにしています。 結び目のゴムを髪の毛で覆うと完成度アップ!
まるで主役級なくるりんぱフィッシュボーン
存在感抜群のくるりんぱ × フィッシュボーンアレンジ。 2つを組み合わせることでパーティーでも輝く華やかなスタイルに変身! 顔・耳まわりの髪の毛を引き出しておくとこなれた雰囲気になります。

フィッシュボーンがアクセントになるハーフアップスタイル

4つのフィッシュボーンを散りばめたハーフアップ
ハーフアップしたハチ上の髪の毛を、4つのフィッシュボーンで編み込んだスタイル。 それぞれのフィッシュボーンを毛先まで編み込んでいき、後ろで束になるよう結んでいます。 後ろ姿がとてもかわいらしく、まるで花冠をつけているかのよう。 地肌に沿って細かく編み込むので、ボブなど短いレングスの方でも挑戦しやすいアレンジです。
上品ハーフアップ
全体の髪の毛を巻いた後、トップを少し取ってフィッシュボーンを作った可愛らしいハーフアップスタイル。 フィッシュボーンの編み目を少しだけほぐしてあげることで、上品に見せることができます。

フィッシュボーンをマスターして、もっとおしゃれに

今回は、フィッシュボーンの基本的な編み方からお手本スタイルを紹介していきました。 シーンを問わず使え、メインアレンジでもアレンジのアクセントとしても万能なフィッシュボーン。 フィッシュボーンをマスターすれば、毎日のヘアスタイルのレベルがぐっと上がるはず。 もし、お呼ばれのシーンでちょっとこだわりのアレンジをしたいときは、美容室でヘアセットをお願いするのもおすすめですよ!