バーガンディーってこんな髪色

バーガンディーカラーとは、暗めで紫味のある赤色を指します。
髪色に落とし込んだバーガンディーカラーは、暗い赤をベースに光が当たるとほんのり紫の深みが現れるのが特徴。
華やかになりがちな暖色の中でも落ち着いた雰囲気を兼ね備えています。
赤系の髪色に挑戦したいけれど、派手すぎるのは不安……という方でも取り入れやすいおしゃれなカラーです。
バーガンディーの魅力はなんといっても、髪に現れるツヤ感! 一般的に暗めトーンの髪色や暖色系の色は髪のツヤを引き立てる効果がありますが、バーガンディーならその両方が叶えられます。 2025年のヘアトレンドも引き続き“美しい髪”キーワード、その点でも見逃せない髪色です。

また、その独特の深みや落ち着いた雰囲気で、若者から大人世代まで年齢を問わず取り入れやすいところも魅力です。

バーガンディーとワインレッド、ボルドーの髪色の違いは?

バーガンディーに似た色として挙げられるのが、ワインレッドとボルドーです。 どちらも同じ赤系のカラーなので間違われやすいのですが、それぞれ異なる色味の特徴をもっています。 もちろん髪色として取り入れたときの印象も異なるため、ここからご紹介していく2色の特徴をおさえておきましょう!

こちらは、ワインレッドを施したカタログ画像です。 ワインレッドは、「赤紫色」と定義されるカラー。 バーガンディーが“暗めの紫っぽい赤”なので、暗めのワインレッド=バーガンディーであるともいえます。 ワインレッドカラーは、色味が濃く、明るいトーンも多いことからバーガンディーよりも鮮やかに見えます。 大人っぽさがありつつも、赤と紫のニュアンスを存分に感じられる華やかな髪色です。

▼ワインレッドカラーについて詳しく知りたい方はこちら

ワインレッドってどんな髪色?ブリーチや色落ち、明るさ別カラーサンプル集
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こちらのカタログは、ボルドーカラー。 「暗い赤」と定義される色味で、見た目は赤茶っぽいのが特徴です。 茶色と赤のこっくりとした質感が、暖かみのある雰囲気にみせてくれます。 赤茶っぽい色味であるからこそ、地毛に馴染みやすいのも利点です。

▼ボルドーカラーについて詳しく知りたい方はこちら

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バーガンディーはこんな人にお似合い

バーガンディーが似合うのは、パーソナルカラーでいうとブルーベース(ブルベ)タイプの方。
特にブルベ冬ライプさんは、深みがあり紫がかったバーガンディーを取り入れることで、肌に透明感が生まれます。
一般的に寒色が似合うとされるブルベさんですが、バーガンディーなら気兼ねなく暖色に挑戦できるでしょう。

とはいえ、ブルべ冬さん以外ももちろん似合わせ可能。
イエベ春さんとブルべ夏さんがバーガンディーに挑戦する際は、くすみ感や柔らかさをプラスすると◎
肌馴染みが良くなります。
また、イエベ秋さんは深みのある秋色カラーが得意なため、赤みを強めるとベターです◎

ブリーチ有無で見るバーガンディーの発色や色持ちの違い

発色やトーン、ひいては色の持ち具合も左右するブリーチの有無。
ここではブリーチのありなしで、バーガンディーのそれぞれの要素を見ていきます。

バーガンディーカラーはもともと暗めの色合いですので、ブリーチなしでも十分に楽しめます。
ブリーチなしの場合、元の髪に赤紫のニュアンスがほんのり強調される程度の仕上がりに。
よりシックな雰囲気で楽しみたい方におすすめの選択です。
ダメージも抑えられて色味もしっかり残りやすいので、およそ一か月ほど深みのある印象をキープできるでしょう。
一方で、ブリーチありの場合、バーガンディーの赤紫の発色がクリアに見えます。
ダークトーンながらしっかりとした発色になるうえ、ブリーチ毛特有の透け感も楽しめるでしょう。
脱色をしている分、色持ちは1~2週間とブリーチなしよりも短め。
しかし、光を受けるたびに見え方が変わり、見た目にも華やかな髪色が目指せるはずです。

バーガンディーの気になる色落ちは?

バーガンディーの色落ち過程は、ブリーチの有無によって異なります。
ブリーチなしの場合、多くの場合は紫、赤の順番に抜けブラウンに色落ちしていきます。
日本人の髪にはもともと赤みが含まれているため、色落ちの過程もそこまで気にならないのが特徴です。

反対にブリーチありは、オレンジ味のある金髪に変わっていきます。
他のブリーチカラーに比べて色持ちはいい方ですが、長持ちさせたい場合や色落ちを綺麗にみせたい場合は、カラーシャンプーなどでケアするのがおすすめです。

スタイル別バーガンディーカラーサンプル:ショート編

それではここから、スタイルごとに様々なバーガンディーカラーサンプルをご紹介していきます。 まずご紹介するのはショートスタイル。 バーガンディーと短めシルエットの組み合わせは、大人っぽさと可愛さがほどよく溶け合ったスタイルになります。 若々しく見えがちなショートヘアに落ち着きをプラスしたい方、遊び心も欲しいし上品さも欲しい、そんな方におすすめです。

さっぱり耳掛けショートをバーガンディーで大人っぽく
シンプルなシルエットと耳かけで、爽やかな印象を出したショート。 そこにほんのり赤紫が顔をだすバーガンディーカラーをのせることで、上品さをプラスしています。 深みのある色味による、可愛らしすぎない、大人のスパイスを感じるスタイルです。
バーガンディーで作るマスキュリンなショート
赤みをほのかに含むバーガンディーが、かっこいいハンサムショートを柔らかな印象へとシフト。 後頭部にふんわりとした丸みを出すようにスタイリングすると、柔らかな雰囲気が出て、バーガンディーの暖かみとの相性も◎ マスキュリンなスタイルに優しさと大人っぽさをプラスできる、欲張りスタイルです。
こっくり暖色を効かせた優しいショート
こちらのスタイルでは、レンガ色のようにも見える、こっくりとしたバーガンディーを載せています。 ゆるふわシルエットのショートヘアに、深みのあるバーガンディーを合わせると、ほどよい透け感が生まれてこなれた雰囲気に。 毛束を生かした空気感のあるスタイリングで、さらにふんわり優しい印象を作り上げられると◎

スタイル別バーガンディーカラーサンプル:ミディアム編

肩まわりで揺れるミディアムヘアなら、ほどよい長さがあるぶん毛先の動きが出やすく、バーガンディーの深みが弾む毛先に表情を与えてくれます。 ショートほど軽快すぎず、ロングほど重くなりにくい絶妙なバランスで、赤紫のツヤを楽しめるのが魅力。 甘さを抑えた、派手すぎない赤系のスタイルを探している方にぴったりです。

毛束感引き立つバーガンディー × ミディアムウルフ
ツヤ感バッチリなダークトーンのバーガンディーカラーに、ミディアムのウルフシルエットを合わせたこちら。 光を反射する色味のおかげで髪の毛束感がよくわかり、暗めながら立体的で軽やかなスタイルに仕上がっています。
外ハネレイヤー × バーガンディーで華やか見え
鎖骨ラインまでレイヤーを仕込んだミディアムスタイル。 くるんとスタイリングした外ハネ、そして色味がほんのり伝わる明るさのバーガンディーで、より華やかなスタイルへと昇華しています。 上品さと抜け感が絶妙にマッチしたミディアムヘアです。
トーンを上げてスタイルの柔らかさアップ
こちらはバーガンディの中でもほんのり明るめのスタイル。 暗めのバーガンディーよりも印象が柔らくなるため、写真のようなふんわり軽やかなスタイリングのヘアとも相性抜群。 バーガンディーに挑戦してみたいけど、重たくなるのは避けたい、という方はトーンを上げてみるのがおすすめです。

スタイル別バーガンディーカラーサンプル:ロング編

ロングヘアにバーガンディーを掛け合わせると、毛先までしっとりとしたツヤを表現できて、優雅な雰囲気がアップします。 ストレートならサラツヤ感が高まりますし、ウェーブヘアなら赤紫のニュアンスが重なり合い、立体感をいっそう引き出してくれるでしょう。 巻いても巻かなくても“美しい”髪に仕上がるので、トレンディなスタイルを求める方にも向いています。

巻き髪が映える明るめバーガンディーロング
比較的明るめで透明感を感じるバーガンディーを合わせたロング。 ツヤも出て、髪の動きがよくわかるトーンだからこそ、エレガントな巻き髪スタイリングも映えます。 髪全体にオイルを馴染ませ、さらに輝きをプラスすると◎
ツヤが引き立つ深みバーガンディーロング
こちらのロングヘアは、ワンカラーで濃くバーガンディーカラーをのせています。 こっくり深めのバーガンディーが髪にツヤをプラス。 ゆるめのウェーブスタイリングで光を取り込み、さらに輝きを強められますよ。
バーガンディーなら他カラーに深みをプラスできる
ブラウンをベースに、ほんのりバーガンディーの赤紫をプラスしたカラー。 バーガンディーは他のカラーに深みをプラスしてくれる色。 肌馴染みのよいナチュラルなブラウンが、おしゃれなニュアンスカラーに変わります。

スタイル別バーガンディーカラーサンプル:ボブ編

毛先にかけてすっきりとまとまるスタイルが多いボブ。 そこに丸みのあるフォルムとバーガンディーの濃厚な赤紫が合わさると、ほどよい大人っぽさと可愛さを同居させることができます。 ボブのシルエットやカラーのデザインによっても雰囲気が若干異なるのもこの組み合わせならでは。 自分らしいおしゃれを発見したい方におすすめのスタイルです。

バーガンディーでよりクラシカルな仕上がりに
ゆるふわな丸みを意識したクラシカルボブトに、深みのあるバーガンディーをオン。 シルエットのレトロ感と色味の今っぽさのバランスが魅力的なスタイルです。 ツヤたっぷりのカラーがシックなムードをぐっと高めてくれます。
深みのあるバーガンディーで大人っぽい外ハネボブ
外ハネボブに、深みのあるバーガンディーを合わせて。 キュートな中にも落ち着いた表情が生まれます。 毛先に重みがくるので、前髪は薄く作って好バランスに。
アクセントカラーとして取り入れるのも◎
明るめバーガンディーはアクセントカラーとして取り入れるのも素敵。 こちらはピーチベージュのボブの毛先にバーガンディーを乗せたスタイル。 シンプルなスタイルも一気に様になります。

バーガンディーで華やかな大人スタイルに

バーガンディーカラーの特徴や類似色との違い、そしてヘアカタログはいかがでしたか? ほんのり赤紫の暗めカラーも、発色の良い明るめカラーも可愛いですよね。 少しでも気になった方は、ぜひ挑戦してみてください! どんな色が似合うのか分からないという方は、美容師さんに相談してみるのも◎ 自分にしっくりくるバーガンディーのヘアスタイルを見つけて、イメージチェンジしていきましょう。