教えてくれるのはこの方!

宿利 省吾(しゅくり しょうご)さん/Cura代表 2006年、表参道にヘアサロン「Cura」を設立。「お客様の日常を輝かせたい」という思いを胸に、髪だけでなく美容全般のプロデュースを手掛ける。さらに、日本の美容業界を代表するスペシャリストとして、国内外でのセミナー講師を務めるなど、多方面で活躍中。得意なスタイルは、ダメージを与えずに仕上げるナチュラルニュアンスのパーマ。

山口 歩美(やまぐち あゆみ)さん/Curaスタイリスト ヤンチャな息子を育てる 明るいママスタイリスト。毎日楽にスタイリングができ、かつ時代に合ったスタイルを提案。きめ細かな技術と接客が評判。
【アレンジ前に】ここがポイント!成功への近道
コテでしっかり髪を巻いておく

アレンジを成功させる絶対条件! それは、下準備をすること。 コテでしっかり髪を巻いておくことで、自然なこなれ感やニュアンスが出せるんです。 ダウンスタイルのアレンジとしても使えるので、まずは正しい巻き方をおさらいしてみましょう!
ロングのアレンジ1★コテでふんわり、ダウンスタイル★
【完成イメージ】
いろいろなアレンジの土台にもなる、基本のコテ巻きスタイルです。

①髪の中間を縦巻きに
コテを縦にして、髪の中間部分をざっくり巻きます。

②毛先を平巻きに
コテを横にして、毛先を内巻きにします。

③顔回りを外巻きに
リバース巻きとも呼ばれる方法で、顔回りを巻きます。 こうすることで、華やかさや、ラフさを演出することができますよ♡

④トップは真上に上げて巻く
髪の中間からはさんで巻きます。

⑤髪を上下に分けて、襟足を巻く
上半分はピンでとめ、襟足の毛先を巻きます。 ブロック分けすることで、キレイな仕上がりに♪

⑥前髪は薄めにとり、残りをサイドへ流す
今風のスタイルにするなら、薄めの前髪はマスト!

⑦ヘアオイルでスタイリング
ヘアオイルの量は、ロングヘアだと500円玉大くらいが目安。 好みに合わせて、ワックスなど別のスタイリング剤でもOK。

髪の中間から毛先にかけ、手で揉みこんでいきます。

完成!
最後に全体を整えて完成です。 基本の巻き髪をベースとして、色々なヘアアレンジに挑戦していきましょう♪
ロングのアレンジ2★ねじるだけ!ハーフアップの作り方★
ダウンスタイルからほんの少し工夫するだけで、華やかな印象になれるのがハーフアップ。 ヘアアクセをプラスすれば、フォーマルな場や、ちょっとしたお出かけにもオススメです♪
【完成イメージ】


①巻いた状態からスタート
ご紹介した「巻き髪の作り方」を参考にしてみてくださいね。
②サイドを2つの束に分け、ねじりながら合体させていく
髪を適量とり、2つの束に分けます。

それぞれの束を、くるくるねじります。

ねじった2つの束を、さらに交差させて編みます。 編んだ後は、ゴムで仮どめしておきましょう。 反対側も同じようにしていきます。

③編んだ髪を、指でつまんでほぐす
ほぐすことによって、一気にラフ感がUP♡


両サイドができあがった状態。
④両サイドの編んだ髪を、後ろでひとつにまとめる
後ろでまとめて、ゴムで結びます。 この時、仮どめしていたゴムははずしてOK!

⑤毛束を少しとり、ゴムの上に巻きつける
ゴムが見えないように、合わせた髪から毛束を少しとり、結び目に巻きつけます。 巻きつけた後は、毛束をゴムの中に入れて固定しましょう。

⑥トップを整えて、完成!
トップの髪を指でつまみ、少し引き上げます。 さらにラフ感がUPし、軽い印象に♪これで完成です。

ロングのアレンジ3★こなれポニーテールの作り方★
トップがふんわりとしたポニーテールは、女子の憧れですよね♪ おくれ毛や前髪も上手にスタイリングして、ワンランク上のポニーテールを目指しましょう。
【完成イメージ】


①髪のボリュームを出す
巻いた髪をぐしゅぐしゅと揉みこむようなイメージで、ボリュームを出します。

②手ぐしでざっくり上げて、ゴムでひとつに結ぶ
顎、耳の延長線上の高さまで髪を上げて結びます。 この高さが、可愛く見えるポイントです♡ 崩れ防止のためにも、サイドのおくれ毛はこの段階で出しておきましょう。

③毛束を少しとり、ゴムの上に巻きつける
結んだ髪の下の方から、少し毛束を取り分けます。

毛束をゴムの上に巻きつけます。 この時、ゴムに指を入れておくとやりやすいですよ♪

巻きつけた後の毛束は、指を入れたゴムの中に通せばOK! これで結び目もキレイに♪

④結び目のすぐ上あたりをぐっと引き上げる
結び目を押さえながら、髪を引き上げていきます。 表面の髪ではなく、土台の部分を引き上げることで、トップがぺたんこになるのを防ぎます。

⑤トップの髪を指でつまんで引き上げる
表面の髪を少量つまみ、少しずつ引き上げます。

⑥前髪を整えて、完成!
エアリー感を出すために、前髪は持ち上げてスプレーしましょう。 おくれ毛など全体を整えたら、完成です♡

ロングのアレンジ4★くるりんぱで簡単!まとめ髪の作り方★
すぐにできて、日常使いできる「くるりんぱ」。 時間の無い朝にはもってこいのアレンジ術で、毎日のおしゃれを楽しんでくださいね♪
【完成イメージ】



①しっかりめに髪を巻く
動きのあるヘアスタイルにするために、髪の表面側をしっかりと巻きます。 内側は、毛先のみ巻けばOK! 顔回りも少し巻くことで、ニュアンスを出すことができます。

②ヘアオイルをもみこむ
髪の外側を、やや多めのオイルをもみこむようなイメージでスタイリングします。 この時、残ったオイルを襟足にもつけておくとセットしやすくなりますよ♪

③手ぐしでざっくりまとめる
ざっくり手でかきあげながらまとめます。

④襟足部分の髪を残し、ゴムでまとめる
表面を整えながら、下の方でまとめます。 この時、襟足部分の髪を少し残すのがポイント!

⑤結んだ束の中心に毛先を通し、くるりんぱ

⑥髪を引っ張り整える
結び目の下の髪を両手で引っ張り、くるりんぱを固定させます。

⑦残しておいた髪をゴムの上に巻きつけ、ピンでとめる
襟足部分の髪を左右2つの束に分け、片方ずつゴムに巻きつけていきます。 巻きつけた後は、ピンでとめて固定します。

⑧トップを整えて、完成!
トップの髪を指でつまみ、少し引き上げます。 全体を整えたら、完成です!

ロングのアレンジ5★くるりんぱ×シニヨンの作り方★
キレイめなシニヨンも、くるりんぱとの合わせ技でこなれ感UP! ハイネックやマフラーとの相性も抜群な、イチオシまとめ髪です♪
【完成イメージ】



①くるりんぱをナナメに作る
巻いた髪の表面をざっくりとり、ナナメにくるりんぱを作ります。

②髪をひとつにまとめる
まとめる時、結びきってしまうのではなく、毛先を抜かずに残しておきます。

③残した毛先を巻きつけ、ゴムで結ぶ
お団子状になっている部分を押しつぶしながら、毛先を巻きつけます。 巻きつけた後は、もう一度別のゴムで結んで固定します。

④形が気になる部分はピンで整え、完成!
シニヨンの部分は、好みの形に合わせてピンで整えます。 (気にならなければ、ピン止めはしなくてもOK!) ほかにも、耳の上をたるませるなど、ひと工夫入れるのも◎

応用編★くるりんぱ×シニヨンをターバンでアレンジ★
ターバンをつけたアレンジもキュート★小顔効果もあり! 前髪を上げると、さらにスッキリとした印象になります。

ターバンをつける時は、崩れてしまわないよう、下から上につけましょう♪

ロングヘアアレンジ特集
基本の巻き髪にプラスして、三つ編みやくるりんぱなど、簡単なテクニックを使用したヘアアレンジをご紹介! バレッタやスカーフなどのヘアアクセサリーも上手に使って、恋人や友達に褒めてもらいましょう★