ウィービングって聞いたことある?

「何もセットしないと頭がぺたんこに見える……」 「立体感のある髪型がおしゃれって聞くけど、実際どうしたらいいんだろう」 おしゃれなヘアスタイルを探究する上で、髪のボリュームや立体感に悩む人も多いですよね。 そんな中で、ウィービングという言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。

ウィービングとは、ヘアカラー技術の名前。
表面の髪の毛束を少しずつ取って、細かく規則的に色を入れるカラーリングを指します。

例えば細かく線のように明るい色を入れるハイライトや、同じく線のように暗い色を入れるローライトは、このウィービングを使った技術。
どちらのスタイルからもわかるように、髪に立体感を持たせることができる方法です。

メッシュやバレイヤージュとは何が違うの?

立体的に見せるカラーリングには、メッシュやバレイヤージュといったものもあります。
それらとの違いを説明するなら、ウィービングは“毛束を規則的にとってカラーリングする”のが特徴です。

表面の毛束にカラーを入れるのはメッシュやバレイヤージュと同じですが、ウィービングはどの方向から見ても一定に線が入っています
こうすることで髪の毛全体を立体的に見せることができるんです。
規則的に色を入れるウィービングに対し、メッシュは不規則に線を入れることができるメニュー
やりたいデザインに応じて色を入れる太さを変えることもでき、ウィービングよりも線が目立ちやすくなります。

立体感はもちろん、入れた色をポイントで際立たせいときにおすすめのメニューです。
バレイヤージュは、ハケなどを使い、ホウキで掃いたような線を描くカラーリング。
ウィービングのように同じ太さの線を細かく入れるのではなく、ざっくりと下に太く流れるように色を入れます
そのため、見た目はグラデーションカラーのような仕上がりに。

特に髪の流れを強調したいときにおすすめのスタイルです。

ウィービングカラーはこんな人におすすめ

髪全体に、均一に立体感を与えてくれるウィービング。 髪のボリュームや動きを出したい人におすすめですが、実はその他にもこんな人におすすめなんです!

髪や頭皮のダメージを気にしている人

ヘアカラーは、髪に薬剤をつけて色を入れたり、抜いたりするもの。
簡単に垢抜けられる方法ではありますが、髪や頭皮のへダメージが気になる人も多いはず。

ウィービングは先ほども説明した通り、表面の髪の毛に束のように入れるカラー。
アルミホイルなどを使用し、毛束を細く分けとりながら色を入れていくので、薬剤を使用する範囲が少ないのが特徴。
他のブリーチを必要とするメニューよりも、比較的ダメージが少なく、髪を労りながら垢抜けられるのが嬉しいポイントです。

カラーとパーマを同時に楽しみたい人

垢抜けスタイルとして人気のパーマメニュー。
「色も変えてパーマも取り入れたい!」なんて人もいると思いますが、実は一気に行うのは難しいメニューなんです。
通常、ヘアカラーとパーマは、(パーマの種類によるものの)髪に負担をかけないよう分けて行います。
そのため、何度かに分けてサロンに通わなければいけない場合も。

使用する薬剤が少ないウィービングカラーは、同じく薬剤を使うパーマなどのヘアメニューと組み合わせやすいのがメリット。
一度の施術の時間はかかりますが、一気に垢抜けたいときにおすすめできるメニューです!

レングス別おすすめウィービングスタイルリスト

ここからは、ウィービングを取り入れたおすすめのスタイルをレングス別に紹介していきます。 美容院でオーダーする時に参考にしてみてください!

ショートヘア × ウィービングスタイル

ベージュ系カラーで優しいハンサムショートに
マロンベージュにウィービングでハイライトを合わせたスタイル。 ふんわりと柔らかい印象になり、かっこよさも可愛さも取り入れた優しいハンサムショートが完成します。
ひし形ショートもウィービングでより立体的に
明るめのベースカラーにウィービングカラーを合わせた、ひし形ショート。 ウィービングで入れる色をベースカラーに寄せにいくことで、ナチュラルな立体感が出ます。
ミックスウィービングでお洒落なパーマに
こちらはハイライトとローライトを組み合わせたウィービング。 二色のウィービングとカールの組み合わせは抜群で、味わい深いパーマスタイルに。

ボブヘア × ウィービングスタイル

シンプルな前下がりボブに立体感をプラス
シンプルな前下がりボブスタイルにウィービングを入れたスタイル。 ウィービングで束感のある見た目にすることで、暗髪でも重くならず抜け感を演出できます。
シークレットハイライトで透明感を演出
こちらの切りっぱなしボブに入れているのはシークレットハイライト。 通常よりもかなり細くウィービングを入れ、髪色の明るさや透明感を演出してくれるものです。 シークレットハイライトで、シンプルなハイトーンボブにこなれ感がプラスされています。

ミディアムヘア × ウィービングスタイル

シンプルなストレートスタイルにクールさを効かせて
シンプルなストレートミディアムに、コントラストの強いハイライトを取り入れたスタイル。 赤みを打ち消すアッシュカラーを取り入れてれいるので、全体的にクールな印象を持たせることができます。
グレージュのハイライトで透明感を
透明感抜群のグレージュカラーをベースにしたウィービングカラー。 立体感はもちろんん、その色合いでどこか儚げな印象を演出してくれています。
大人気愛されピンクをふんわり仕上げて
こちらはブラウンのベースカラーに、ピンクのウィービングハイライトを取り入れたスタイル! ウィービングでは、ベーシックな色以外を入れるのもおしゃれ! 緩く巻くことで、カールが際立ち、かわいさアップ!

ロングヘア × ウィービングスタイル

オリーブグレージュで今っぽいウィービングスタイルに
ウィービングで今っぽい色を取り入れたいなら、2022年はオリーブ系のカラーがおすすめ! こちらはオリーブグレージュで作ったハイライトスタイルです。
ラベンダーグレージュでガーリーなハイライト
細めのウィービングで作るシークレットハイライトを取り入れた、ロングスタイル。 シークレットハイライトによって、ほんのり紫がかったラベンダーグレージュの色味が際立ちます。 全体をしっかり巻いて、儚げでガーリーなスタイルを作ってみては?
外国人風ハイトーンハイライト
かなり明るめの色を取り入れ、外国人風に仕上げたストレートのロングスタイル。 実はこちら、もともとバレイヤージュだったスタイルを生かしてハイライトを入れたもの。 ウィービングはもともとの自分のブリーチ履歴によって活かし方が変わるので、美容師さんに相談してみましょう。

オーダーするときは、時間と予算に余裕を持って

どんなスタイルにも馴染み、髪に立体感を出してくれるウィービング。 ハイライトならしっかりとローライトなら自然に、など、入れるカラーによって見え方を調節できます。 なりたい自分の印象にあった、ウィービングカラーを選ぶのがおすすめです。

一つ注意しておきたいのが、ウィービングは時間と技術力のいるメニューであること。 普通にヘアカラーをするよりも、時間とお金がかかってくるので、予算や日程は余裕を持ってみておきましょう! 相場はサロンによるので、ハイライトが得意なカラーをチェックして相談してみて。