高校の青春な思い出は、体育祭&修学旅行

今回福本さんが演じたのは、内気で恋にも消極的な由奈役。赤楚さんが演じた和臣は好青年だけどちょっと天然で、家族や進路に悩む役柄でした。出演が決まってからの心境は?

【福本】私はオーディションを受けたんですけど、あまり自信がなかったんです。私は関西人で喋るのが好きなほうで(笑)、由奈ちゃんと自分とは共通点がないなと思っていたので。でも3ヵ月後くらいに決まったというお話を聞いて、本当に信じられなかったですね。

【赤楚】僕もオーディションなんですけど、『どういうキャラクターなんだろう?』と脚本を読ませていただいた時に『この役、めちゃくちゃやりたい』と思って。逆に、他の人に取られたくないと思うくらい、共感できる部分が多々あったんです。本当にやりたいことに蓋をしつづけて生きてきた、という部分にすごく共感できるなと。

和臣は、やりたいことを貫く兄と親の板ばさみみたいになっているんですけど、僕の場合は弟が『俺がやりたいことをやるんだ』ってことで突き抜けてたので(笑)、僕が家族間でのバランスを取るっていう役割だったんですよね。学生時代は、そんな弟に対する羨ましさみたいなのもずっと持っていて…。

そんな状態でオーディションを受けたので、受かったって聞いた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。ただその反面、ファンの方が多い作品なので、大きな作品に関わらせていただくというところに不安もありました。

【福本】そこは私もプレッシャーでした。映画でこんなに大きい役をいただくのは初めてだったので。そのぶん、今までで1番準備したなと思っています。原作の12巻が集約されてこの作品になっているので、何回も読み直しましたね。それを素材にして自分の中に落とし込んで…、っていう作業は、撮影に入ってからもずっと続けていて。今までの作品で1番考えたし、1番悩んだ作品かなって思います。

【赤楚】僕も、ここ数年の間で1番お芝居で壁を感じたのがこの作品でして。今までは、アイデアを出したりするのに必死なところがあって、欲みたいなものが出ていたんですけど…今回は「立ってるだけでいい」みたいなお芝居を求められたので、最初はそれが本当にできなかったし、声も作っちゃったりして。ずっと悩みながら、もがいた作品でした。

でも、自分と境遇が似ているこの役柄で三木(孝浩)監督に出会えたっていうのは僕の中では奇跡みたいで。人に会って思いを伝える大切さだとか、誰もが1回は抱えるような、家庭だったり進路だったりの悩みだったりとか、恋をして1歩進んでいくっていう姿だとか、観ている方にとっても背中を押してくれる作品になってるだろうなと思います。

【福本】私も、この作品は今までの少女漫画の実写とはちょっと違うなと思っていて。10代ならではの『将来どうなるんだろう』っていう不安や、それぞれの境遇や悩みを持ちながら、4人それぞれが思いあったりすれ違って傷ついたりしながら、それを乗り越えて成長していく物語。もちろん胸キュンもあるんですけどね。10代の人は『あ、私も今こういうことに悩んでる』ってリンクするところもあると思うし、大人の方でも『昔、こういうことがあったな』って共感してもらえる作品だと思います。幅広い世代の方に観ていただきたいです。

では、お互いの第一印象と、実際に共演されての印象は?

【福本】私は浜辺美波さん以外初共演なんですけど、赤楚さんはもう、見た目から優しそうなお兄さんだなっていうのが第一印象。ただ、幼馴染役でも撮影ではあんまり一緒じゃなかったので、そんなに意外な面は見てないですね。その後に『映像研には手を出すな!』で共演してからも印象は変わらず、優しいお兄さんです!

【赤楚】僕は皆さん初共演で。福本さんは、すごいクールな方なのかなと思いきや、喋ってみたらやっぱり関西の方らしい、明るい印象でした。僕も家族が関西なので、親近感が湧いたというか。

【福本】ありがとうございます!(笑)

浜辺美波さん、北村匠海さんについてはどんな印象ですか。

【福本】浜辺美波さんは同い年なんですけど先輩。何度か共演もしているので、とても心強かったです。同年代で、役柄としても良い信頼関係を持った2人なので、すごく助けられました。

北村匠海さんは初共演なので最初は緊張してたんですけど、いろいろ話しかけてくださって、現場になじめた部分がありました。やっぱり浜辺さんと北村さんとのシーンが多かったので、お話する機会も多くて。

【赤楚】美波ちゃんは、イメージとはまた違った明るさを持っていて。普段は静かな方なのかなと思っていたんですが、すごいしゃべってくれて。僕がかなり年上なんですけど、最初に『タメ口にしよう』っていう話をして、ちゃんとタメ口にしてくれたり。すごい優しい子だなって。

匠海くんは、思ってたイメージのまんまだったというか。それに加えて、博識で話が面白い!

現場の待ち時間に流行ってたことはあります? みんなででも、個人的にでも。

【福本】何も流行ってないですね(笑)。全員B型だから、みんな…。

【赤楚】自分のやりたいことやってた(笑)

【福本】喋る時は喋るけど、雑談でしたよね。ただ北村さんは物知りで、私は「雑学王」って勝手に思ってて、いろんな雑学を聞いたりとか(笑)。あと私は一眼カメラを持ってるので、現場で写真を撮ったりしてたんですけど。北村さんがカメラ好きみたいで撮り方を教えてくれました。『こうやって撮るんだよ!』ってフラッシュを使って、ちょっとぼやけさせる、みたいな。

【赤楚】あれ、すごかったね。

【福本】手の動きがプロなんですよ。シュシュッて素早く動かして(笑)。

【赤楚】すごい慣れてた(笑)。僕は、匠海くんとかとラーメンの話で盛り上がりましたね。時間がなかったから一緒に食べに行ったのは1日くらいだったけど『どこどこのラーメンに行った』みたいな話で盛り上がった!

この作品は高校を舞台にした青春映画ですが、お2人の高校時代の「青春」な思い出教えてください。

【福本】私は中高6年間女子校で、文化祭でも男子が入れなかったので、胸キュンな思い出は全然ない…(笑)。行事に力を入れるタイプの学校だったので、体育祭で優勝っていう目標に向かってみんなで練習していく日々っていうのは、すごい青春だったなと思います。

うちの体育祭は学年対抗なんですよ。中1対中2対中3、みたいな。中1にとってはすごい不利なんですけど(笑)。そういう学年対抗の体育祭で、応援合戦っていう種目があって。学年全員で1つのものを作るために朝昼晩とスタンドで練習して体育祭まで頑張ったのは、良い経験でした。

部活は女子サッカーだったんですよね?

【福本】そうです。中学1、2年生のときにサッカー部に入っていました。

【赤楚】僕は、高校で1番の思い出というと修学旅行ですね。高校2年生のクラスが1番好きで、今でもそのメンバーとは仲良いんです。何事にも全力で楽しむっていうのを一生懸命やってた人達が集まっていて、文化祭にしろサッカーの授業ですら、本気で怒って本気で楽しんでっていう感じだったんですよ。その仲が1番深まったのが、修学旅行だったので。…何をしたかっていうと、信号でクラウチングスタートとか(笑)。

【福本】どういうこと!?(笑)

【赤楚】九州を回ったんだけど、福岡に行った時に信号で位置について…って青になるまで待って、よーい、どん!みたいに走って競争するみたいな。そういう青春をしてました(笑)。

自粛期間、料理が上達した人VSリタイアした人

今年前半は自粛期間などでいつになく自由時間が多かったと思いますが、何か新しくハマったものはありますか?

【福本】私は料理ですね。自炊しまくってました。『明日何作ろうか』しか考えてないくらい(笑)。だんだん効率良くなり、『これで玉ねぎ使い切れる』『キャベツ全部なくなった』とか結構計算して作れるようになってきて。この間は、ビーフシチューを1時間半煮込みました。スネ肉をね、コトコトコトコト煮込んでもう、ひたすら待つっていう。

【赤楚】 すごい!

【福本】美味しかったです。料理の腕が上がってきました。

【赤楚】僕は、料理はリタイアしたので。トライはしたんだけど本当にお金かかるし、カレー作ったら4日間くらい毎日カレーになっちゃって。しかもギトギトの鍋を洗わなきゃいけないっていうので、2度とやらない!と思いました(笑)。

で、僕が自粛期間にハマってたのは、『Dead by Daylight』っていうゲーム。毎晩オンラインで友達と一緒にやっていて。何が面白いって、毎回物語があるんですよ。『俺が殺されるから、みんなは先に行け!』とか。

【福本】プレステとかでできるゲームですか?

【赤楚】プレステ4。友達と『今夜やろう』って電話して、オンラインで集まってVOICE CHATしながらやってました。リアルで会えない時も友達と集まれるから、一人暮らしでもあんまりさびしい感じはしなかったですね。

では最後に、忙しい毎日を元気に過ごすために心掛けていることはありますか?

【福本】帰ってきてお風呂に浸かるっていうのは、ルーティンにしてますね。次の日の朝がすごく早い時でも、半身浴は絶対にします。その1日の疲れって、体だけでなく心も関係してるので。お風呂でのリフレッシュはすごい大事かなって思います。

【赤楚】そういう意味でいったら、僕は日光浴をやってまして。太陽を浴びるとビタミンDが出てきて、セトロニン…?

セロトニンですね(笑)。

【福本】惜しい(笑)。

【赤楚】(笑)。セロトニンっていう幸せホルモンが分泌されるじゃないですか。そうすると気持ち良いし、ストレスホルモンの対策になるとか自律神経を整うとか、良いことばっかりだっていう話を聞きまして。できれば午前中がいいんですけど、現場に入る時は、お昼休憩中に外でこう(手のひらを上に向ける)やって。手のひらを太陽に(笑)。

【福本】歌い出しそう!(笑)

プロフィール

フクモトリコ/2000年11月25日、大阪府生まれ。ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』『パパがも一度恋をした』、映画『センセイ君主』『屍人荘の殺人』などに出演し、舞台『魔女の宅急便』では主演。ドラマ、映画の『映像研には手を出すな!』に出演し、映画『しあわせのマスカット』は21年公開。

アカソエイジ/1994年3月1日生まれ。2017年『仮面ライダービルド』に出演。ドラマ『ねぇセンセイ、知らないの?』で主演。ドラマ、映画の『映像研には手を出すな!』が公開を控えている。

お知らせ

実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』 8月14日(金)全国ロードショー

両親の再婚で義理の姉弟になった朱里(浜辺美波)と理央(北村匠海)が、内向的な由奈(福本莉子)、天然な好青年の和臣(赤楚衛二)が住むマンションに引っ越してくる。由奈は理央に憧れるが、理央は朱里への恋心を秘め、朱里は和臣に惹かれ…。4人の片思いの行方は?

構成/堀内章加(本誌) 取材・文/江尻亜由子 撮影/塩谷哲平(t.cube) スタイリング/武久真理江【福本莉子】、檜垣健太郎(辻󠄀事務所)【赤楚衛二】  ヘアメイク/冨永朋子(アルール)【福本莉子】、廣瀬瑠美【赤楚衛二】

福本莉子さん 赤楚衛二さん直筆サイン入り写真プレゼントキャンペーン 応募要項

HOT PEPPER BeautyのTwitter公式アカウントをフォロー&リツイートしてくれた方の中から、抽選で1名様に福本莉子さん 赤楚衛二さん直筆サイン入り写真をプレゼントします。

応募方法

① HOT PEPPER Beauty公式Twitterアカウント(@hotpepperbeauty)をフォロー ② HOT PEPPER Beauty公式Twitterアカウントがツイートする対象のキャンペーン投稿をリツイート

賞品

・福本莉子さん 赤楚衛二さん直筆サイン入り写真 ・・・1名様

応募期間

2020年7月31日(金)10:00~2020年8月6日(木)23:59

抽選・当選者の発表

厳正なる抽選の上、2020年8月7日(予定)に、ご当選者様のTwitterアカウントへDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。 なお、当選者の方への当選のご通知をもって発表に代えさせていただきます。

注意事項

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