黒染めってどういうもの?

上記のイメージ画像のような暗めの髪色にしたいとき、“黒染め”を検討する方も多いのでは? 髪色を黒く染める、いわゆる黒染め
実は髪に黒そのものを入れているわけではないんです。

黒染めは赤や黄色、青などの染料をたっぷり混ぜ、暗いトーンで染める方法を指します。
トーンが暗くなればなるほどたくさんの染料を入れるので、色のもちが長くなるのが特徴です。

ただし、たくさんの染料を使うのはデメリットも。
多いのは、次に明るくするときに色が残ってしまうケース。
また黒染めでは赤の染料の割合を多くする傾向があるため、色が抜けたあとに赤味が消えず寒色にしづらいといったケースもあります。

黒染めor暗髪カラー。それぞれのメリットデメリット

黒染めの代わりに取り入れられているのが暗髪カラー。
上記のイメージ画像で提示しているような落ち着いた色味です。
黒染めほど真っ黒にはならない暗髪カラーは、使う染料も少ないので明るい色へのチェンジもしやすいといわれています。
そのため、一時的に黒っぽい髪にしたい方にはぴったりのメニューです。

一方で、黒染めほど色持ちが良くないのがデメリット。
個人差はありますが1か月ほどで色が抜けてしまうこともあるため、この先も黒髪でいたいという方には向かないでしょう。

髪を暗くする際の判断ポイント

それぞれのメリットとデメリットがわかっても、自分はどちらを選ぶべきなのか悩みますよね。

真っ黒を目指して黒染めをするか、イメージ画像のような暗い髪色にするか。
そんなお悩みをお抱えの方にぜひチェックしていただきたいのが、以下の3つのポイント。
自分にとってどちらが向いているのか、判断の目安にしてみてください。

ポイント1:どの程度の暗さにしたいか

きちんと感もある黒髪ですが、あまりに真っ黒な色味だと逆に不自然で重たい印象になってしまうことも。
肌や目の色に合わせたナチュラルな暗いトーンの髪なら、就活やオフィスシーンでも使えます◎
ある程度トーンが暗くなれば良い場合は、暗髪カラーを選んでも良いでしょう。

そして、もしダークトーンにするなら透明感を入れるのが◎
清潔感もあって、ダークトーンにありがちな重さも軽減できますよ。

一方、髪色に厳しい職場では、地毛より黒いトーンくらいまで暗くしなければならないケースもあります。
4トーン以下まで暗くしなければならない場合は美容院での黒染めを検討しましょう。

ポイント2:どのくらいの期間、暗さをキープさせたいか

髪を染める際は、今後の色落ちを考慮して薬剤を調合します。

暗髪カラーに染める場合、色味キープの期間が短ければ薬剤は少なめになり、色落ちが早くなります。
反対に期間が長ければ色落ちが遅くなるよう、濃く入れてくれるでしょう。

また、しばらく明るくする予定がない場合や長期間黒髪をキープしたい場合は、3~4カ月程度色持ちする美容院での黒染めがおすすめです。
黒染めをすると色落ち後は暗めのダークブラウンになるため、頻繁に染める必要がなく、髪を傷めにくいでしょう。

もちろん、トーンが高く色落ちが早い薬剤のほうが髪への負担は少なく済みます。
「次の夏休みまで」「就活が終わる半年後まで」など、髪を暗くする期間をきちんと提示して、必要最低限のトーンや濃さで染めてもらいましょう。

ポイント3:今後、髪を明るくしたい希望があるか

繰り返しになりますが、髪のトーンを下げたり、黒染めをすると次回以降のカラーが入りにくくなります。

黒染めやトーンダウン後に髪を明るくするには、複数回ブリーチが必要になることも。
お金がかかるだけでなく髪に大きなダメージを与えることになります。
ご自身の希望をしっかり伝え、なるべく髪を傷めない方法を美容師さんと相談して選びましょう◎

もし就活や研修などで一時的に黒髪にしたいという方は、ヘアカラーではなくへアマニキュアをオーダーするのもおすすめ。
へアマニキュアなら、表明をコーティングするように髪を染めるので、色落ちしやすく後のカラーに影響しづらくなります。
「しばらくは暗い髪がいい!」という方は、へアカラーや黒染めの方がキレイに髪色をが保てますよ◎

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セルフじゃだめ?美容院での黒染めがおすすめな理由

黒染めをする必要ができたら、ぜひ美容院で黒染めをしましょう。
美容院での黒染めがおすすめな理由は、サロンで使用されるヘアカラーの品質が良いだけでなく、美容師さんたちによる高い技術力を受けることができるからです。

セルフで黒染めする場合は、市販のカラー剤を用法用量に沿って使っていきます。
しかし、市販のカラー剤の中には髪質や髪色問わず黒く染まるよう、強い薬剤が配合されているものも。
その結果、次回髪を明るくしたいと思っても髪を傷めてしまったり、色がキレイに入りづらくなったりすることがあります。

またセルフで染める場合、髪がしっかり染まるまでの具体的な時間がわからず、不自然なほど真っ黒な仕上がりになってしまったり、色ムラができてしまったりすることもあるでしょう。
技術力の高い美容院ではこれらを心配する必要がありません。

さらに、美容院のカラーリングでは肌や目の色に合わせて自然な黒髪に仕上げることも可能です。
例えば上記のイメージ画像では、艶っぽく見える黒髪カラーをチョイスしています。
ムラなく自然に染めたいなら、美容院でプロにカラーリングをしてもらうのが良いでしょう。

暗くした髪をキレイに保つ方法とは?

黒染めやトーンダウンをするなら、色味をキレイにキープする方法もぜひチェックしておきましょう。

黒染めに限らず、カラーをした当日は色落ちしやすい傾向にあります。
そのため、その日の夜はシャンプーをしないのがおすすめです◎

また、翌日以降の洗髪では高温のお湯は色落ちの原因になるので、38度程度のぬるま湯で洗うのがベター。
髪が傷んでしまうと色落ちしやすくなるので、トリートメントケアも取り入れましょう。

髪を暗くしたい方必見、地毛風暗めカラー特集

髪を黒染めせずに暗くしたいなら、限りなく黒に近い地毛風暗めカラーを取り入れてみましょう。
美容院で黒染めをオーダーすると、黒染めの怖さを知っている美容師さんは暗めカラーを提案してくれることもあります。
これからもおしゃれなヘアスタイルを楽しみたいなら、黒染めではなくご紹介する地毛風暗めカラーに変更してみるのもおすすめです。

グレー系カラー

ダークグレージュ
くすみのあるグレーカラーは色の種類が多いのが特徴。 落ち着いた印象のダークグレージュにすれば、限りなく黒に近い色に染めることができます。 赤みを抑えることができ、透明感溢れるトレンドヘアカラーに◎
グレーアッシュ
赤みや黄みをしっかりと消してくれるグレーアッシュ。 ダークトーンのグレーアッシュは、黒髪に近い落ち着いた色味ですが、光に当たるとほんのり透け感が。 黒髪でも重たい印象にみせたくない方、柔らかい雰囲気に仕上げたい方におすすめのカラーです◎

ブルー系カラー

ブルーブラック
濃いブルーを入れることで、黒髪のように見せるブルーブラック。 暗髪ですが、ブルーの鮮やかさや艶やかさが残っています。 室内では黒髪のように見えますが、光が当たるとほんのりブルーに。 黒髪に飽きた方にもおすすめです!
ダークブルージュ
ダークベージュにブルーを組み合わせたダークブルージュ。 柔らかさのあるベージュにブルーを混ぜることでほんのりくすんだ暗髪に。 髪の赤みを抑えてツヤと透明感を与えてくれるため、暗めでも重たさを感じさせません◎ 黒染めよりもナチュラルで肌馴染みの良いカラーです。

パープル系カラー

パープルアッシュ
濃いめのパープルをのせて作るパープルアッシュ。 パープルは可憐な女性らしさを演出してくれる、おすすめのカラー。 暗くても可愛さ満点なヘアカラーにしたいときに、ぴったりです。 流行の韓国風ヘアとも相性ばっちりですよ。
ダークラベンダー
赤みを消してくれるアディクシーカラー剤で作った、ダークラベンダーカラー。 黄みも打ち消す効果があり、ツヤと透明感抜群の暗髪に♡ 上品で大人っぽい印象に垢抜けたい方におすすめのヘアカラーです◎

ブラウン系カラー

ダークブラウン
地毛に近い暗めのダークブラウン。 真っ黒にするよりもほんのりブラウンを感じられる方がナチュラルな印象を与えられます。 染めていないように見えるため、就活やビジネスシーンでもおすすめのヘアカラーです◎
アッシュブラウン
しっかりと赤みを抑えたアッシュブラウンカラー。 ブラウンの色味にアッシュ特有のくすみ感がプラスされるため、暗めでも柔らかくナチュラルな雰囲気に。 過去に暖色系カラーだった方など、赤みを出したくない方には特におすすめ◎

就活やビジネスシーンで使える!黒染め後の上品ヘアスタイル

ここからは、バイトや就活にも使える黒髪・暗髪のおすすめスタイルをチェックしていきましょう。 黒染めやトーンダウンの後は、髪の毛が重たい印象になりがち。 カットやスタイリングを工夫し、きちんと感もキープしながらおしゃれに見せていきましょう!

黒髪・暗髪ショートスタイル

美シルエットの黒髪ショート
丸いシルエットとすっきり襟足で、女性らしい印象に導くショートヘア。 アッシュ系の髪色にすることで、大人のかわいらしさを演出できます。 シースルーバングになるようスタイリングすることで、暗髪でも重くならない好印象ヘアになっています◎
ヌケ感もある作るハンサムショート
柔らかな質感が魅力のハンサムショートです。 ラフに流した前髪の効果で、大人っぽくも親しみやすい雰囲気に。 おでこをちらりと見せることで、暗髪でも明るい印象に仕上がります。 スタイリング次第でフォーマルにもカジュアルにも対応可能です♡
愛らしさ満点の前髪ありショートヘア
「暗髪ショートヘアでも可愛いイメージにしたい」というときには前髪を作るのが近道! 眉下になるようにするとガーリーな印象になります。 縮毛矯正でボリュームを抑えたすっきりと丸みのあるフォルムは、アレンジなしでも垢抜けて見えるショートヘアに♡ サッとオイルを付けるだけおしゃれにスタイリングできるので実習や研修が忙しい方にもぴったりです◎

黒髪・暗髪ミディアムスタイル

くびれスタイルの愛されミディ
レイヤーを入れることで、軽やかさを演出した暗髪ミディスタイル。 全体的にくびれシルエットを意識することで、トレンド感たっぷりの仕上がりに♡ スタイリングしやすいので、忙しい方にもおすすめの髪型です。
ラフウェーブで柔らかく
黒髪や暗髪はふんわりとラフに巻いて、エアリーな質感に仕上げるのが◎ どんなファッションにも合わせやすくなり、肌馴染みの良さもUPしますよ。 サイドの毛先は内巻き気味に仕上げると、オフィスでも浮かず落ち着いた仕上がりになります。
前髪あり×外ハネでガーリーに
ぱっつん前髪と外ハネでキュートで、愛らしさを重視したヘアスタイルです。 ダークアッシュカラーの髪色で甘すぎず大人っぽい印象に。 サイドの髪の毛を耳掛けスタイルにするのも、ガーリーな印象になるのでおすすめです◎

黒髪・暗髪セミロング・ロングスタイル

波巻きスタイルのロングヘア
波巻きスタイルで、リラクシーな雰囲気をプラスしたロングヘア。 艶やかなグレージュカラーを合わせ、品のある大人っぽい雰囲気に。 お仕事中はサイドの髪をピンやバレッタで止めれば、作業もしやすいですよ♡
ぷつっとカットがおしゃれなストレートロング
きちんと感も魅力のストレートロングは、思い切ったぷつっとカットが相性抜群。 おでこや耳をしっかり出したスタイルで、爽やかな印象も演出できます。 艶のあるダークブラウンカラーで、大人の余裕を感じさせて。
ワイドバングで楽しむモードスタイル
シンプルでもセンスの良い髪型にしたいなら、ワイドバングを採用するのもおすすめ。 モードな印象で、スーツスタイルも格上げしてくれます。 黒髪に近いダークグレーカラーは透け感があり、上品で大人っぽいスタイルです。

ナチュラルでキレイな黒髪を目指そう

黒髪・暗髪は艶やかで清楚なスタイルに仕上がる、好感度が高いヘアのひとつです。

特に好感度が必要とされる就職活動などで黒く染める際には、美容院でナチュラルかつキレイに仕上げてもらうのがおすすめ◎
色持ちさせたい期間やヘアのお悩みなどをしっかりと伝え、自然に可愛く仕上げてもらいましょう♡

アフターケアにもしっかり気を配り、キレイな黒髪・暗髪をキープしてくださいね!