まずはここから!コミュニケーションの大前提

あなたの思う〝似合う〟と美容師さんが思う〝似合う〟は違う場合が

 私は一般の方へのセミナーを行う機会が多いのですが、「髪型失敗しちゃって…」「似合わなくて…」と相談される方の7割が、客観的に見てちゃんと似合っています。つまり、ご本人がしっくりきていないだけなのです。お洋服も「これ似合いますよ」と薦められても、好みじゃなかったら自分の気分は上がらないですよね?それと同じことが起きていると思ってください。そして、美容室で好みの髪型にしてもらえないと100%美容師さん側の責任と思いがちですが、私の感覚だとお客さんに責任がある場合も。だから、その髪型が気に入らない原因は、オーダーしたあなた側に責任があるかも、という可能性を一度考えてみてほしいのです。(ヘアライター&ヘアアドバイザー 佐藤友美さん以下同)

失敗しないために必要なのは、「自己開示」

美容室に行ったら、基本的にお医者さんにかかっていると思って、もっときちんと自己開示をしてほしいのです。ただ病院と違って美容室では「くせ毛がひどくて」とか「エラが張ってて…」など、髪質や顔型の悩みは、美容師さんが見て触れば大体わかります。あなたが本当に伝えなくてはいけないのは、美容師さんから見えない部分。「今の気分」や「なりたい自分」、「気持ち」なのです。私は、「似合う」には3つの要素があると思うんです。わかりやすく細分化してみたので、下の枠を見て下さい。

やってみよう!自己開示のためのホームワーク

そうは言っても、今の気分やなりたい自分を美容師さんに上手に伝えるのって難しいですよね。そんなあなたに、是非やってほしいホームワークがあります。

①一枚の紙に、自分が褒められてうれしい言葉を20個書き出す。 ②その中でとくにうれしい言葉、3つに○をつける。 ③それが今、あなたが潜在的に望んでいる自分。 ④その言葉をもって美容室へGO!

その決めつけ、今すぐ捨てよう!

みなさん自分が似合う髪型はひとつしかないと思っていませんか? 「私ショートとかダメなんで」とか「前髪は似合わないから作らないんです」とか言う人がいますが断言します。この世にショートが似合わない人なんていません。似合うショートと似合わないショートがあるだけ。前髪も同じです。そして、その似合う似合わないを自分で判断するのは、もうやめましょう。あなたがするべき判断は、それが好きか嫌いかだけ。顔型や髪質に似合う似合わないは美容師さんにお任せすればよいのです。

ありがちなオーダーの失敗&悩みQ&A

美容師さんとのコミュニケーションや信頼関係が、あなたのなりたい髪型に近く秘訣です! とはいえ、うまく伝えられなかったり、思った通りにならないこともしばしば…。 みなさんの「美容院・ヘアのお悩みあるある」をQ&A形式でお答えします。

Q.緊張をしてしまい、なりたい髪型をうまく伝えられません

A. 写真を3枚以上見せると伝わります

ホームワークで考えた3つの言葉以外に、写真も複数枚あるといいですね。1枚だけだと、その髪型のどこが好きなのか伝わりにくいけど、3枚あると質感や前髪のカットラインなど、共通点にピントが合ってきます。傾向値が伝わるので、失敗がなくなるはずです。

例えば…

好きな男性のタイプを聞かれて、竹野内豊さんひとりだけではその人の好みを判断しようがないけど、そこに阿部寛さん、山田孝之さんが加わると、「濃い顔が好きなのね」と傾向がわかってきますよね(笑)。

Q.家で同じようにスタイリングできない

A. 同じスタイリング剤を使うと近づけます

美容室のスタイリングをマネてお家で再現するにはコツがあります。そのスタイルを作ってくれた美容師さんに、どんなスタイリング剤をどうやってつけるのか聞きましょう。オイルなのかワックスなのかスプレーなのか、スタイリング剤の種類が違うと、まず同じスタイルにはなりません。

Q.重たくしたくないと伝えたら、髪を梳かれすぎた…

A. なぜ重たくしたくないのか理由が大事

老けて見られたくないから」なのか、「顔色が悪く見えるから」なのか、その理由によって美容師さんも「明るめのカラーを入れましょうか?」とか「パーマをかけてみますか?」と対処が変わってくるので、そこをきちんと伝えることが大事だと思いますよ。

Q.新しいサロンに行くと、大体思い通りにならない!

A.美容室を変えたら、3回は同じところに通ってみて!

新しい美容室へ行ったときは、前の美容師さんのカットの特徴が残っているので一発でうまくいかないこともあるかもしれないですね。3回通えば大体思い通りの形になってくると思います。一度で気に入らないからといって、次から次へ転々とお店を変えるのはあまりオススメしません。

Q.写真をもっていったけど、同じ髪型にならなかった

A.「ここだけは同じがいい」という部分を伝えて

顔のパーツや頭の形は人それぞれ違うもの。写真と全く同じにはならないので、やはり複数枚写真を持って行って「ここが好き」だと、きちんと伝えることが大事です。美容師さんがそのポイントをおさえつつ、あなたに合わせてカットの位置などを変えながら寄せてくれるはず。

Q.最近白髪が気になって…とオーダーしたら、真っ黒になってしまった…

A.「暗くしたくない」ことを先に伝えよう

「白髪が気になる」とだけ言うと、美容師さんは黒くしてあげようと頑張ってくれます。老けて見えたくないとか、重く見せたくないってちゃんと伝えておけば、美容師さんからも「黒くないほうがいいですかね?」と聞かれるはずです。これも自己開示の一つですね。

Q.白髪染めに抵抗が…。でもファッションカラーをオーダーしたら染まらなかった

A.薬剤選びは美容師さんにお任せしましょう!

白髪染めを使うか、ファッションカラーにするかは美容師さんがあなたの髪のダメージや状態を見て判断すること。美容師さんにお任せしましょう! さらに言えば、最近の白髪染めとファッションカラーの違いは、ブラウンの染料が多いか少ないかくらいなんです。そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。

Q.全然写真通りのカラーにならなかった!

A.カラーは人の頭を使ってオーダーを

髪色は光の具合によって見え方が変わるので、写真だけでオーダーするのではなく、実際その場にいる人を例に挙げて、「あのアシスタントさんよりも明るくしたい」とか「あのお客様よりもオレンジを抑えたい」と話した方が伝わります。カラーサンプルの毛束もありますが、あれはカーテンのハギレと同じで、頭全体に広がったときに意外とハデだったり、イメージと違ったりするので注意しましょう。

Q.明るい髪色にしたら、髪のパサつきが目立ってしまった

A.イエロー系を避けると◎

明るい髪色にもいろんな種類がありますが、実際に傷んでいるかどうかは別として、パサついて見えてしまうのはイエロー系やゴールド系ですね。今はアッシュやマット、ラベンダーなど黄味をおさえてくれるカラーが流行っているので、美容師さんに相談してみてください。

Q.ちらっと白髪を黒く染めたら、伸びた時に目立って困っている

A.白髪は「ぼかす」と目立たず、おしゃれに!

白髪は全体を真っ黒に染めて隠すと、根元が伸びたときに逆に目立ってしまいがち。髪全体を明るめに染めて、白髪をハイライトとして使うのがおしゃれに見えてオススメです。根元が伸びても白髪が目立ちにくいですよ。

教えてくれたのは…

ヘアライター&ヘアアドバイザー 佐藤友美さん
1万点以上のヘア撮影に携わってきたヘアライター&ヘアアドバイザー。著書『女の運命は髪で変わる』が一般女性からわかりやすく、ためになると大ヒット。全国でセミナーも行う。

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企画/石倉沙織(本誌) 構成・取材・文/脇山渚紗