髪のツヤって何?
ツヤには、髪の表面組織であるキューティクルの状態が関わっています。
キューティクルは、通常うろこのように引き締まっており、髪の水分を保持したり、髪の内部組織を守ったりしています。
この引き締まったキューティクルから反射した光が、髪のツヤとされるのです。
髪にツヤが出ない様々な原因
カラーやヘアアイロンによる薬剤・熱でのダメージでも、同じようにキューティクルが傷つくため、髪のツヤが失われる要因の一つとされています。
また、そもそも髪がくせ毛でうねっている場合、光が真っすぐ反射しにくいので、キューティクルのダメージが少なくてもツヤが出にくくなる場合もあります。
このように、髪のツヤが失われてしまう原因は多岐にわたります。
ただ言い換えれば、原因が多岐にわたる分ツヤを出す方法もたくさんある、ということ!
そこでここからは、すぐに結果が出やすい方法から、日々の習慣に取り入れたい方法まで、髪をツヤツヤにする8つの方法を紹介していきます!
髪をツヤツヤにする方法1:ラッシングをする
ブラッシングには、開いてしまったキューティクルを整えたり、髪についた汚れを落としたりといった役割があります。
髪が濡れているときは目の粗いコーム、乾いているときはぶた毛のブラシなど、髪の状態に合わせてブラシの種類を選ぶことがポイント。
また、毛先から丁寧にブラシを入れていくことで、絡まりをほぐしやすくなります。
毎日のブラッシングが正しい方法で出来ているのかは以下の記事からチェックしてみましょう!
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髪をツヤツヤにする方法2:髪をまっすぐに整える
つまり、髪が真っすぐであればあるほどツヤ髪に見えるのです。
髪をまっすぐにする方法はいろいろありますが、自宅で簡単にできるのがストレートアイロンを使う方法。
以下では、ストレートアイロンで髪を真っすぐに整える方法をご紹介します!
髪を真っすぐにするためには、アイロンの熱をしっかり通すことが大切。
なるべく少ない毛束に熱を通していきたいので、ブロッキングするのがおすすめです。
もう一度アイロンを根元に挟み、その手前にコームを下から差し込んで、毛先まで熱を通す
反対側も同じように2度アイロンを通したら、ブロッキングしていた髪の毛をおろす
コームを差し込みながらアイロンをすると、髪に均等に熱を通すことができ、ぷるんとした仕上がりにすることができます。
コームの歯がしっかり髪の表面に出てくるように差し込みましょう。
おろした髪を左右でわけ、さらに耳の前後で2つに分ける
ハチ周りの髪の毛は耳下よりも取り分けにくいので、なるべく細かく分けましょう。
手順③同様、コームを差し込み、追いかけるように根元から再度アイロンを通す
他のブロックの髪も同様に熱を通し、ブロッキングしていた髪の毛をおろして2つに分ける
一度大きめのブラシでブラッシングする
3つ目は表面の髪の毛に熱を通していきます。
ブロッキングで絡まっている可能性もあるので、アイロン前にブラッシングを忘れずに!
再度コームを通しながら2回目のアイロンを通す
他のブロックも同じように行う
コームを差し込み、追いかけるように、根元から再度アイロンを通す
挟んだまま、流したい方向に向かって熱を通す
今回は流し前髪での手順を紹介しています。
前髪は作りたい形に合わせて流し方を変えましょう。
くせ毛やデジタルパーマを伸ばしたい方は薬剤とアイロンを使ってしっかりと伸ばす縮毛矯正を、パーマを落としたい人やカジュアルな仕上がりを求める方は薬剤だけで伸ばすストレートパーマを選びましょう。
気になる縮毛矯正・ストレートパーマのサロン情報は、以下のリンクよりチェックしてみてくださいね!
髪をツヤツヤにする方法3:枝毛をカットする
枝毛が多いと髪の毛の表面をまっすぐにすることができず、髪のツヤを妨げます。
そんなときは、髪の枝毛のみをカットして髪質改善してみましょう!
カットといっても毛先の長さは変えずに傷んだ部分のみをカットするので、髪を伸ばしている人やスタイルを変えたくない人にもおすすめ。
自分の希望に合わせたメニューをサロンで相談してみてはいかがでしょうか!
髪をツヤツヤにする方法4:髪がツヤっぽく見えるスタイリングをする
実は普段のスタイリングでも、ツヤ感をアップさせることができます。 特にウェットなスタイリングは、ヘアオイルやワックスを使うことでパサついた髪がまとまり、おしゃれでツヤのある仕上がりにしてくれるんです! スタイリング剤をつけすぎてギトギトにならないように、ヘアオイルやワックスなどの種類も選びながらほどよくつけることがポイント。 以下の記事で、あなたのヘアレングスにあったウェットなスタイリング方法をチェックしてみましょう♡
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髪をツヤツヤにする方法5:シャンプーとトリートメントで髪に潤いをプラスする
髪のツヤを出すためには、髪そのものを健康的に保つことが大切。 髪の天敵である乾燥から守るため、シャンプーやトリートメントなど日頃のホームケアをしっかり行いましょう! どんなアイテムを使って、どのようなケアをすれば髪に効果的にアプローチできるのか、詳しくはこちらの記事をご覧ください♡
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またホームケアだけではなく、サロンでのトリートメントメニューをスペシャルケアとして受けるのもおすすめ。 特に最近では、髪質改善トリートメントが注目されています。 髪質改善トリートメントは、髪の内部に栄養補給をすることでツヤ髪を目指せちゃうメニュー♡ 髪質改善トリートメントについての詳しい情報は以下の記事をチェックしてみて!
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髪をツヤツヤにする方法6:正しい髪の乾かし方を心がける
ヘアケアができていても、髪を傷めるような乾かし方をしていては台無し! 摩擦や過度の乾燥で、キューティクルに大きくダメージが増えてしまうためです。 そこでヘアケアをする際は、正しい乾かし方を知ることも大切。 以下の乾かし方を参考に、サロンで受けるようなツヤ髪になるための習慣をつけましょう。
両手の指を髪の毛に差し込み、頭皮をポンポンと叩いて、毛先に溜まった水気を再度絞る
早く乾かそうと、タオルでゴシゴシと拭くのはNG。
摩擦でキューティクルが剥がれてしまうので、なるべくやさしく水気を絞りましょう。
タオルで頭全体を包み、頭皮を叩くように根元の水分を拭き取る
洗い流さないトリートメントを手に取り、髪の中間から毛先にかけて手で馴染ませ、再度ブラッシングする
キューティクルが真っすぐな状態がツヤに繋がるので、ブラッシングでキューティクルを整え、トリートメントでコーティングできると◎です。
前髪の根元はくせがつきやすいので、最初に乾かしましょう。
ドライヤーを手前にもち、髪の毛をサイドに引っ張りながら乾かす
根元から乾かすことが重要なので、面倒でもしっかり持ち上げて乾かしましょう。
そして設定を冷風に切り替え、再度上から下に向かって乾かす
頭上から乾かすことで、髪の毛がストンときれいに落ちてくれます。
さらに冷風を当てることで、キューティクルが引き締められ、ツヤのある髪に仕上がるんです。
髪をツヤツヤにする方法7:ヘッドスパを受けて、健康的な頭皮を保つ
加齢や生活習慣などの理由から頭皮や毛穴が凝り固まっていると、髪の毛に十分な栄養が行き渡らないなんてことも。
そこで試して欲しいのが、ヘッドスパです。
ヘッドスパには、リラクゼーションサロンで受けるドライヘッドスパと、美容院で受けるヘッドスパの2種類があります。
特に美容院で受けるヘッドスパは、水やオイルを使いながら頭皮をもみほぐすことで毛穴の汚れを落とし、頭皮や髪への美容効果が期待できます!
健やかな頭皮を保つために、サロンでヘッドスパを体験してみてはいかがでしょうか?
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髪をツヤツヤにする方法8:髪にツヤがでるヘアカラーを選ぶ
普段から髪のツヤを気にかけている人はきっと、すでに紹介してきた方法のいくつかを試しているでしょう。 なかには「メンテナンスやセット以外にツヤを出す方法はないの?」という疑問が浮かぶ人もいるのでは? そんなみなさんにご紹介する最後の方法は、ズバリ、ヘアカラー。 実はヘアカラーで、髪の見た目をツヤっぽく見せることもできるんです。
特にレッドやピンク、バイオレットといった赤みを感じる色味は、色の効果でツヤっぽさが引き立ちます。
定番のブラウンも暖色にあたる色!
派手な髪色ができない方は、ブラウンをベースとして色選びをするのが良いでしょう。
また、髪色の明るさもツヤに関係する要素。
最初に、髪のツヤはキューティクルに反射した光で生まれることを説明しました。
このことから、明るいトーンよりも暗いトーンの方が光を反射しやすく、ツヤっぽく見えるというわけです。
ただし、これはあくまでも色と明るさの話。
一人一人髪質は異なるので、実際にカラーをしたときの色や明るさの出方は異なります。
染める際はぜひ美容師さんに「ツヤっぽく見せたい」と相談し、カウンセリングの上オーダーしましょう。
ここではサンプルとしてツヤっぽく見えるカラーを紹介していきます。
- ブリーチ1回の暖色カラーでツヤボブに
- 暖色カラーはブリーチありで取り入れることで、その赤みを十分に発揮することができます。 こちらのスタイルは、まとまりのいいボブとブリーチした暖色が好相性。 スタイリングにもこだわって、ツヤツヤの髪に仕上げましょう。
- レッドバイオレットで魅せる色っぽロング
- レッドとバイオレットを組み合わせ、髪のツヤを最大限に引き出したスタイル。 レイヤーカットで髪に動きを加え、色っぽく仕上げています。 しっかり色味が出つつ、落ち着いた雰囲気にまとまるので、ヘアカラー初心者さんも挑戦しやすいでしょう。
- ちゅるん感が魅力のピンクブラウン
- 大人可愛く仕上げたいなら、ぜひピンクブラウンを。 ブラウンベースで落ち着きを感じさせながら、ピンクの愛らしい雰囲気もゲットできる色味です。 もちろんどちらもツヤ見せできる色味! あえて髪を巻き、トップや毛先のちゅるんとした質感を目立たせると◎
- ツヤ見えが叶う地毛風ダークブラウンカラー
- 暗髪にしたい方におすすめなのが、ダークブラウンカラー。 光が反射しやすいダークカラーもツヤ見せできる色味の一つ。 地毛っぽい色味なので、よりナチュラルなツヤを感じられるでしょう。
髪のツヤ出しには様々な方法がある!
髪のツヤ出しについて8つの方法をご紹介しましたが、いかかでしたか? 今日から始められる簡単なことから習慣化することが、ツヤ髪への第一歩。 乾燥をはじめ髪の天敵が多くなる秋冬に向けて、お手入れに力を入れて綺麗なツヤ髪を目指しましょう♡