染めて終わりにしてない?髪は色落ちまで楽しむのが今っぽい!

素敵なヘアカラーは数多くあります。そんなヘアカラーは選んでいる時間も、
染めたての色味を眺めている時間も楽しいものですよね。
ただ染めるとなると気になるのは、ヘアカラーの色落ち。
「きれいに色落ちしてほしい」「色味が保つようにケアしなきゃ」と憂鬱になることもあるでしょう

でも、もう心配しないで。
実は今、色落ちが楽しめるヘアカラーも多くあるんです。
ヘアカラーの色味が変わっていく過程や
抜けた後の色も計算して、ヘアカラーをする女性も増えています。
今回はそんな今っぽいヘアカラーの色落ちの楽しみ方について紹介します。

ヘアカラーの色が落ちるのは、なぜ?

ヘアカラーの色味が落ちていく現象は、褪色(たいしょく)と呼ばれています。
お気に入りのヘアカラーの色が落ちていく褪色の過程で、
きっと多くの方が「どうしてヘアカラーの色が落ちてしまうのか」と思ったことでしょう。
原因は、大きく3つ。

1つ目は、キューティクルのダメージによるもの。
そもそもヘアカラーは開いたキューティクルの間にたっぷり入り込みます。
しかし1度開いてしまったキューティクルは閉じてくれません。
ダメージが大きければ大きいほど、その隙間から色味が抜けていってしまうのです。

2つ目は、避けることが難しいのですが、日々のシャンプーです。

染めた直後からゴシゴシとシャンプーで洗ってしまったり、日頃から洗浄力の強いシャンプーを使っていると色落ちの加速につながります。

3つ目は、ヘアアイロンの熱。
ブリーチを通して染めた明るいカラーほど気をつけてほしいのがヘアアイロンの熱です。
理由は、ヘアカラー剤が熱に弱いためです。
ヘアカラーをしたらヘアアイロンは150℃前後で使用するようにしましょう。

ヘアカラーはどれくらいの期間で色落ちするの?

ヘアカラーはどのくらいの期間で色落ちしてしまうのでしょうか。

色落ちの期間はカラー剤の明るさによってかなり変わってくるのが特徴です。
黒染めを始めとする、暗く濃いカラーなら1~2ヶ月、明るいワンカラーや、ブリーチを通した明るめで発色の良いカラーは2週間だと言われています。

これらはあくまで平均的な期間であり、選ぶ色やブリーチの有無にによって色落ちの早さは異なるので注意してください。

色落ちがきれいなヘアカラーってどういう色味?

色落ちについての基礎知識を押さえたら、実際のヘアカラーの色落ち過程をチェックしましょう。 この記事では色落ち後もきれいな髪色になれるヘアカラーをピックアップしていきます。 さらに色落ち前のおすすめスタイルもご紹介していくので、カラー選びの参考にしてみてくださいね。

ダークラベンダー→グレージュ

Before→After
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深みのあるダークラベンダーは、色落ちすることでグレージュに。
ブルーやモノトーンカラーを濃いめにいれることで、褪色後でも落ち着いた印象に。
ラベンダーの透明感もしっかり残ってくれます。
グレーでくすませて柔らかく
ワンブリーチで作るダークラベンダー。 グレーを混ぜることで柔らかい色味になります。 トレンドのくすみ感を取り入れたい方におすすめ。
濃い色味で洗練された上品さ
ダブルカラーで作るダークラベンダー。 ラベンダーの色味が洗練された上品さを演出してくれます。 青みが強い分、赤みが少なく色落ちしてくれるのが魅力。
透明感はストレートロングで魅せる
ダークラベンダーの透明感を見せたいなら、ツヤがしっかりわかるストレートロングがおすすめ! オイルをさらっとつけることで、さらに光を集めるツヤ髪に。

ブルーラベンダー→ブロンド、白

Before→After
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人気のブルーラベンダーも褪色の過程が楽しめるヘアカラーです。
ハイトーンのブリーチヘアにブルーラベンダーをいれると、より美しく褪色します。
ブルーラベンダーといってもバリエーションはさまざま。
その一部を紹介します。
グレージュを混ぜて落ち着いた色合いに
あえて後ろを長めに作ったカジュアルボブ。 ブルーラベンダーにさらにグレージュを混ぜて、落ち着いた色合いに仕上げています。 こちらの色落ちは、薄めのグレー。
染めたても色落ち後も長く楽しむなら
パキッとカラーが好きな方におすすめの、明るめブルーラベンダー。 濃くカラーを入れることで、シルバーに色落ちするまで長くカラーを楽しむことができます。
暗めに染めて韓国風に
大人っぽい雰囲気が特徴の韓国風カラーをお探しなら、暗めブルーラベンダーがおすすめ。 ブリーチなしで作る暗めカラーよりも、より艶感が出ることが魅力です。

ブラックアッシュ→ミルクティーグレージュ

Before→After
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暗髪も工夫次第で色落ちを楽しめます。
たとえばハイトーンから黒髪のように見えるブラックアッシュに染めた場合、
時間が経つに連れてグレージュヘアに。

押さえておきたいのは、黒や黒に近い茶色など地の髪色が暗い場合のこと。
地の髪色が暗く、暗いカラーに染めた場合は、当然ながら変化もわずかです。
ブリーチをしてハイトーンにしてからダークカラーに染める場合は
その変化が楽しめます。
一味違うブラックを楽しみたいなら
ハンサムなスタイルにぴったりのブラックアッシュ。 アッシュが作るくすみ感で一味違うブラックを楽しむことができます。 黒髪のマンネリ化も解消してくれますよ。
丸みのあるボブもモードな雰囲気に
顎のラインで切りそろえられた前下がりボブ。 ブラックアッシュと合わせることで、モードな雰囲気に。 簡単におしゃれ上級者っぽいヘアスタイルになれるかも?
制限があっても楽しめる艶感
暗めのブラックアッシュの魅力は、艶の出やすさ。 そのため、カラーに制限がある方でも艶感でおしゃれを楽しむことができます。 ブリーチなしで染めれば色落ちもナチュラルに。

ウォームベージュ→ホワイトブロンド

Before→After
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ほんのり暖色系、甘めなウォームベージュカラー。
白に近いブリーチヘアからウォームベージュに染め上げた場合、
日が経つにつれて、明るいベージュに。
白っぽいながらもベージュのまろやかさが残って、こなれ感のあるヘアカラーが楽しめます。
ベースカラーとしても優秀なウォームベージュ
ウォームベージュは、デザインカラーを施す際のベースカラーにぴったりのカラーでもあります。 カタログのようにイヤリングカラーを忍ばせてもナチュラルに仕上がります。
柔らかさと軽さを演出したい方に
ウォームベージュは、明るく温かみのある色味が特徴。 よって、染めると柔らかさと軽さを演出することができます。 ふんわりとしたレイヤーカットとの相性も抜群です。
ハイトーンでも柔らかなウォームベージュ
ハイトーンのベージュカラーでも柔らかい印象にしてくれるのが、ウォームベージュ。 いつもよりもう1段階明るい、ナチュラルなカラーにしたいという方におすすめです。

ミルクティーベージュー→イエローベージュ

Before
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思わず触れたくなるようなとろみのあるミルクティーベージュ !
髪の質感を出してくれる色だからこそ、ヘアスタイルが立体的に見えます。
After
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こちらのミルクティーベージュの色落ちは、ややイエローに寄ったベージュ。
紫シャンプーやケアシャンプーできちんとケアをすると、ベージュの質感を残しながら色落ちさせることができます。
大人可愛い暗めミルクティーベージュ
ミルクティーベージュは暗めに染めても魅力的なカラー。 ショートに合わせれば大人可愛いスタイルの完成です。 色落ちはトーンの明るい、イエロー味のあるミルクティーベージュに。
あえてストレートロングに合わせて
そのままでも可愛いミルクティーベージュ。 だからこそあえて動きを入れずにストレートで楽しむのもおすすめです。 毛先を内巻きにしてナチュかわなスタイルにアレンジ!
まろやかさたっぷりのミルクティーベージュ
まさにミルキーな仕上がりのベージュカラー。 ダブルカラーで作ることによって透明感が生まれることが魅力です。 色落ち後も完全な金髪ではなく、ベージュが残ってくれるので最後まで綺麗に色味を楽しめます。

ピンクラベンダー→ホワイトミルクティー

Before→After
画像提供元 Instagram @havana_tomo https://www.instagram.com/p/CA7nzJhAt8d/
キュートなピンクカラーは、さらにキュートなミルクティーカラーに色落ち!
2〜3週間で色が抜けますが、その後は紫シャンプーをすることでミルクティーカラーの甘さを保つことができます。

柔らかな色味で肌馴染みよく
ラベンダーやピンクは単色だと少し勇気が必要。 この2色は、合わせることでそれぞれのカラーの良さはそのままに、肌馴染みの良い色味に仕上がります。 カタログのような色味にするにはブリーチが必要です。
ラベンダーの力で挑戦しやすいカラーに
ピンクカラー初挑戦の方におすすめなのがラベンダーピンクです。 紫みのあるラベンダーカラーの力で落ち着いた色味に仕上がります。 暖色カラーのなかでも色落ちがオレンジっぽくならないのが魅力。
ピンク多めで愛らしさアップ
ラベンダーピンクは、ピンク系カラーに慣れている方にもおすすめです。 ラベンダーをほんのり混ぜることで、華やかさのある愛らしい雰囲気を演出できます。 幼くなることがないのも魅力の1つです。

オレンジカラー→ベージュ

Before
画像提供元 Instagram @ryoka89 https://www.instagram.com/p/CEoqGbAlI_Z/
季節を問わず人気のオレンジカラー。
みていると元気になれるようなビビッドな色味が特徴です。

After
画像提供元 Instagram @ryoka89 https://www.instagram.com/p/CEoqGbAlI_Z/
オレンジカラーの色落ちはやや暖色感を残したベージュに!
思っているよりもオレンジは残らず落ちていきますが、次の色を寒色などにしたい場合は、再度ブリーチなどをするのが良いでしょう。
肌馴染みの良い濃いオレンジベージュ
派手な仕上がりになりそうなオレンジはあらかじめベージュを混ぜることで、肌馴染みの良い似合わせにぴったりのカラーになります。 ブラウンカラーとはまた違う、フレッシュな印象にしてくれるのが魅力です。
果実のような明るめオレンジカラー
ハイトーンが好きな方におすすめなのがダブルカラーの明るめオレンジ。 まさに果実の色を見たまま発色させたような色味が魅力です。
ビビットでかっこいいサマーオレンジ
暖色カラーでかっこよさを演出したいならサマーオレンジがおすすめ。 赤みの強いビビットなオレンジが魅力です。 色落ちは赤みが活きた、綺麗なオレンジピンクベージュになります。

髪の色落ちも考えて一度で二度美味しいカラーを選ぼう♡

染めたてはもちろん、褪色後だってきれいでありたい。 そんなヘアカラーが増えています。 この記事を参考に、美容師さんと色落ち後も見据えたヘアカラー相談ができますように。