顔周りを巻いてスタイルにこなれ感を

SNSでよく見かける、顔周りの髪の毛を巻いたスタイル。
実は近年、そんなスタイルが増えてきているんです。

顔周りの髪の毛を巻くことで得られるメリットはズバリ2つ。

・シンプルなカットスタイルでもシルエットに動きが出てこなれて見える

・カールで輪郭がぼやけ小顔効果が狙える


顔周りの巻きありきのスタイルも多いので、今一度基本の巻き方をおさらいしておきましょう。

顔周りの髪の毛ってどこ?

巻く前に、まず顔周りの髪とはどこの毛を指すのか確認しておきましょう。

ズバリ顔周りの髪の毛とは、フェイスラインを包む髪の毛のこと。
イラストの色のついた部分、こめかみからもみあげまでの髪の毛全体を指します。

顔周りを巻くならコテ?ストレートアイロン?

顔周りの髪の毛を巻くには欠かせないヘアアイロン。
そんなヘアアイロンには、カールアイロン(コテ)とストレートアイロンの2種類があります。

カールアイロン(コテ)は筒の形をしたアイロンを指し、その筒に髪の毛を巻くことでカールを作ります。
また筒には太さがあり、サイズによってカールの大きさが決まります。

一方ストレートアイロンは、2枚板のアイロンで髪を挟んでまっすぐにするもの。
手首の返し方次第でカールを作ることもできますが、綺麗に仕上げるには練習が必要になる場合も。
そのためもともと曲線を描いている形状であることを踏まえると、扱いに慣れる段階の初心者さんはカールアイロン(コテ)を選ぶのがベターです。

顔周りの巻き方その1:内巻き

まずはオーソドックスな内巻きの方法からご紹介します。

顔周りは内巻きにすることで、髪の毛が輪郭を包むようにカバーしてくれ小顔効果抜群。
丸顔に近いバランスになるので、可愛らしくガーリーな仕上がりがお好きな方におすすめです。

そんな内巻きアレンジは、ボブウルフヘアと相性抜群。
まるっとしたフォルムと内巻きカールは親和性が高く、ヘアスタイルの魅力を底上げしてくれます。

ここからは内巻きのポイントと合わせて、巻き方を解説していきます。
手順①こめかみの髪の毛をとり、髪の毛の中間をコテで挟む

髪が短くて挟みにくい方やこめかみだけをうまく挟みたいという方は、顔を下に向けてから挟むとやりやすいですよ!
手順②髪の中間から毛先にかけて、内巻きでしっかり巻き込む

コテを外して毛先を整える


コテのクリップ部分を外側に向け、髪を内側に巻き込んでいきましょう。
顔に向かってカールさせたいときは、コテの先端が斜め下に向くように挟むのがおすすめです。
手順③耳前(もみあげ)あたりの髪の毛をとって、髪の毛の中間をコテで挟む

中間から毛先にかけて、内巻きでしっかり巻き込む

反対の顔周りも巻いて完成!

こめかみの髪を顔に向かって巻いている分、もみあげは他の髪の毛と馴染むように巻くのが◎
斜め下ではなく、床と平行に挟んで巻くと他の髪の毛と統一感がでます!

顔周りに内巻きを取り入れたお手本スタイル

可愛らしさ抜群のウルフスタイル
襟足は外ハネして顔周りのみ内に巻いたウルフスタイル。 個性的に仕上がるウルフスタイルも、顔周りは内巻きにすることで可愛らしさをプラス。 愛嬌ある印象に仕上がります。
キュートなレトロボブ
ベリーショート×オン眉前髪で作るアクティブな印象のスタイル。 前上がりにカットした顔周りを内巻きにすることで、レトロ感を出しています。 ウェットに仕上げるスタイリングと相性抜群です。
控えめな仕上がりでナチュラル可愛く
顔周りのみに入れたレイヤーを内巻きに。 毛先はゆるく外ハネにすることで、ナチュラルだけれど可愛さある仕上がりになっています。 髪の毛の中間はストレートにすることで縦のラインが強調され、スタイルアップ効果を期待できます。

顔周りの巻き方その2:外巻き

お次に紹介していくのは外巻きの方法!

内巻き同様、小顔効果を狙える外巻き。
しかし内巻きほどがっつり輪郭が隠れるわけではなく、「顔に丸さを出したくない!」なんて方は外巻きが◎
また高めの位置から巻き始めれば、頬骨もカバーすることができちゃいます。

そんな外巻きは、前髪なしのスタイル韓国風のくびれスタイルと相性抜群。
大人っぽくフェミニンな仕上がりになるアレンジに合わせるのがおすすめです。

ここからは外巻きのポイントと合わせて、巻き方を解説していきます。
<span class="u-fwB"手順①まわりの髪の毛(耳より前の髪の毛)を分けとる
手順②コテを縦に持って髪の中間部分を挟み、そのまま半回転の外巻きにする

真横に流れるような毛流れを作りたいので、コテの向きは必ず縦に!
毛先は巻き込まないようにコテの外に出しておくと、自然な毛流れを演出できます。
手順③反対の毛も同じように外巻きにし、完成

顔周りに外巻きを取り入れたお手本スタイル

センターパート×外巻きで色っぽく
センターパートでかき上げたセミロングを顔周りは外巻きで仕上げたスタイル。 高めの位置にカールをもってくることで頬骨をカバーしつつ、黄金比のひし形バランスに。 フェミニンかつ色っぽいスタイルがお好きな方におすすめ♡
ふんわり作るエレガントなくびれヘア
根強い人気を誇るくびれヘア。 そんなくびれヘアも顔周りに特徴のあるスタイルのひとつなんです。 大きく弧を描くように外に巻くことで、くびれがふんわり仕上がり、エレガントな印象に。
大きめカールが特徴のヨシンモリ
韓国ヘアの代名詞でもあるヨシンモリ。 顔周りの外巻きは低めの位置につくり、首周りからくびれを始めることで落ち着いた、まるで女神のような仕上がりに。 大きなくびれが小顔効果抜群です。

顔周りの巻き方その3:S字カール

最後にS字カールの方法をご紹介していきます。

S字カールとはその名の通り、アルファベットのSのようなカールを指します。
内巻きと外巻きを組み合わせてつくるカールで、横にボリュームが出るため面長緩和効果を期待できます。

そんなS字カールと相性がいいのが、ポニーテールをはじめとするまとめ髪。
3つの巻き方の中でも1番華やかな仕上がりになるため、前面が寂しくなりがちなまとめ髪のワンポイントにもってこいなんです。

ここからはS字カールのポイントと合わせて、巻き方を解説していきます。
手順①こめかみの髪の毛を分けとり、ストレートアイロンを縦にした状態で髪の中間を挟む

毛先に向かって外巻きにする
手順②もみあげの髪の毛を分けとって、アイロンを床と平行にした状態で髪の中間を挟む

毛先に向かって内巻き、外ハネの順になるよう巻いていく

反対の髪の毛も同じように巻き、完成!

前から見た時にしっかりSの字に巻けるよう、腕をしっかりあげてアイロンを並行に持ってくださいね!

顔周りにS字カールを取り入れたお手本スタイル

S字カールで作るふんわりくびれヘア
S字カールの韓国っぽいくびれヘア。 髪の毛の短いショートさんやボブヘアさんはS字カールでくびれをつくることでより華やかな印象に。 髪の毛と肌との空間をしっかりあけることで、小顔効果も狙えます。
正面から見ても可愛いポニーアレンジ
S字カールと特に相性のよいポニーテールアレンジ。 もみあげをS字に巻いて、前面が寂しいのをカバー。 後頭部はゆるく引き出してふんわり仕上げるとこなれて見えます。
お呼ばれにぴったりな華やかアレンジ
結婚式やパーティーなど、お呼ばれの場にぴったりの編みおろしアレンジ。 そんな華やかなアレンジには、同じく華やかに仕上がるS字の顔周りで綺麗めゴージャスに。 華奢で控えめなアクセを合わせて、上品に飾りましょ♡

顔周りの巻き方にこだわって完成度ぐっとUP!

今回は3種類の顔周りの巻き方をご紹介していきました。 こだわるだけで、ヘアアレンジの完成度がぐっとUPする顔周り! 相性の良いスタイルはもちろん、あなたのお気に入りの組み合わせを見つけて、アレンジのバリエーションを増やしてみてください♡ 顔に近い髪の毛を巻くため、火傷にはくれぐれも気をつけて。 初心者さんは練習を重ねて、焦らず徐々に完成度を高めていきましょ!