編み込みアレンジに挑戦したい!

「いつもと違う凝ったアレンジに挑戦してみたい!」
そんな方におすすめなのが、編み込みアレンジ。
毛束をそのまま編んでいく三つ編みとは異なり、毛束と新しい髪をすくいながら編んでいくテクニックです。

とはいえ、編み込みアレンジは複雑で難しいと思われがち。
実際にチャレンジしたものの、「上手くできなかった……」という声も多いんです。

編み込みアレンジは、どの部分の毛を、どの順番で巻き込むかで種類が異なります。
そこで今回は、覚えておきたい編み込みのアレンジ方法を、編み方別にイラスト付きでご紹介。
繰り返して慣れることも重要ですが、基本をマスターすれば簡単にできるようになります◎
やりやすい前髪やサイドの編み込みスタイルも紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

【フォーマルスタイルが叶う】基本の表編みの作り方

表編みは全ての編み込みの基本!
表編みとは、毛束を交差させるときに、左右の毛束を中央の毛束の上に重ねて編んでいく方法です。

まとまりがよく上品な印象に仕上がるので、普段使いだけでなく、フォーマルなときのアレンジにもおすすめ。

ここでは比較的簡単なサイド編み込みアレンジを例に解説していきます。
用意するものは細めのゴムとピンのみでOK、早速みていきましょう!
表編みのやり方
【手順①】左右どちらかのトップから、髪の表面を少し取り、均等に3つの毛束に分ける
取る髪の量を多くするとナチュラルに、少なくすると繊細な仕上がりになりますよ。
【手順②】両端(ピンク・イエロー)の毛束を真ん中に持ってきて交差させる
表編みのやり方
【手順③】次の交差から、後頭部側の端の毛束の下の髪(パープル)も取り足して、ピンクの毛束の上で交差させる
【手順④】反対側の、顔側の毛束も同じように下の髪(グリーン)を取り足して、先ほどの毛束(ブルー&パープル)の上で交差させましょう。
表編みのやり方
【手順⑤】髪が取り足せるところまで、同じ動作を繰り返して編んでいく
ゆるめに編むとふんわりと優しい雰囲気に、きつめに編むとクールな印象になります!
【手順⑥】髪を毛先まで編み終わったら、残った毛先を部分ゴムで結ぶ
【手順⑦】三つ編み部分を耳にかけ、ピンなどで固定して完成!

【甘めヘアが作れる】裏編みの作り方

立体的な編み目が特徴の裏編み。
3本の毛束を編むのは表編みと同じですが、毛束を交差させる際に、左右の毛束を中央の毛束の下に重ねて編んでいきます。

編み目が浮き上がり華やかな印象になるので、甘めな雰囲気になるのが特長。
デートやお呼ばれなど、自分をとびっきりかわいく見せたいときにおすすめです♡
裏編みの作り方
【手順①】後頭部側にあるピンクの毛束を、イエローの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく

【手順②】前髪側にあるブルーの毛束を、ピンクの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく

【手順③】次に後頭部側になったイエローの毛束を、ブルーの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく

【手順④】フェイスラインに近いグリーンの毛束を、ピンクの毛束と一緒に、イエローの下を通しながら真ん中に持っていく

【手順⑤】最後に後頭部側になったグリーンの毛束を、中央のブルーの毛に足す。ここまでの工程を繰り返して毛先まで結ぶ

【簡単なのに豪華見え】ロープ編みの作り方

2本の毛束を編み込むロープ編み。

ラフな印象に仕上がり、こなれ感がでるのでデイリーアレンジにぴったり。
3本の編み込みよりも簡単なので、急いでいる時や不器用さんでも取り入れやすいのが魅力です。
ロープ編みアレンジの作り方
【手順①】髪のサイドに毛束を2つ作る

【手順②】毛束の上下を交互にする

【手順③】交差を繰り返しながら編んでいく

このとき、毛先をねじりながら編んでいくとタイトな印象になります。

【上級者さん向け】フィッシュボーン編みの作り方

4本の毛束を編み込むフィッシュボーンは、魚の骨のようなデザインに仕上がるのが名前の由来。

より繊細な編み目に仕上がるので、ワンランク上のヘアアレンジを求める方におすすめです。
練習次第でセルフでもできるようになりますが、少し難しいのでサロンでお願いするのも1つの手!
フィッシュボーンアレンジの作り方
【手順①】髪の毛を左右に取り分け、毛束を2つ作る

【手順②】左の毛束の外側3分の1(ピンク)をとり、右側の毛束の内側に合わせる

【手順③】右の毛束も同じように外側3分の1(ブルー)をとり、左の毛束の内側に合わせる

【手順④】②と③の工程を繰り返し、毛束を引っ張りながら編みすすめ、毛先をゴムで縛る

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編み込みを応用したヘアアレンジ4選

基本の編み方をマスターしたら、今っぽくなるようアレンジしましょう!
毛束の量や編み込みのゆるさを調整すれば、アレンジの幅はさらに広がります。

例えば、多めの毛束でゆるっと編むと、ふんわり感のあるこなれへアに。
また少なめの毛束で編み込めば、カジュアルスタイルにもぴったりなヘアに仕上がります。
最後に毛束を指でつまんで引き出し、ほつれ感を出すのもおすすめです◎

ここからは、そんな編み込みを応用したおすすめアレンジをスタイル別にご紹介していきます。

編み込みハーフアップ

ショートさんでも取り入れやすいハーフアップ
編み込みハーフアップは、ショートヘアでも取り入れやすいアレンジ。 カタログのようにヘアアクセなどで留めると、短い髪の毛でもまとまりやすく、おしゃれ見えします。 毛先を巻いて動きを出し、こなれた雰囲気にしちゃいましょう。
表編みで作るハーフアップ
表編みした両サイドをバックでまとめて、ハーフアップ風にアレンジしたこちら。 髪全体をゆるく巻くことでふんわり感が出て、フェミニンに仕上がっています。 巻くのが苦手な方は、ストレートヘアに合わせても◎

ポニー編み込みアレンジ

ロープ編みで作るローポニー
両サイドとバックをロープ編みにしたローポニーテール。 編み込みアレンジを加えることで、カジュアルなローポニーに華やかさをプラスできます。 毛先をまとめてシニヨンにしたり、ヘアアクセを付けたりするのもおすすめです。
編み込みを入れたガーリーポニーテール
サイドを編み込み、高めで結んだポニーテール。 ほぐした編み込みのふわふわ感で、ポニーテールが一気にガーリーに♡ パールやリボンのヘアアクセも、かわいさをさらにアップさせています。 イベントやちょっと気合いを入れたい日にぴったりです!

編み下ろしアレンジ

ボリューミーなフィッシュボーン編みおろし
サイドの毛束をフィッシュボーンで編み、毛先にかけてまとめた編みおろしヘア。 抜け感を出すために、編んだ髪の毛をルーズに引き出しています。 ボリューミーで華やかな印象になるので、パーティーやお呼ばれにぴったりのスタイルです。
カジュアルな紐編み下ろしヘア
こちらは毛束と紐を使って編み込んだ編み下ろしヘア。 毛束の部分を崩し、あえてでこぼことさせることでカジュアルダウンさせています。 髪色と紐の色のコントラストでおしゃれが楽しめるのも、このスタイルの醍醐味です。

前髪編み込みアレンジ

やわらかな質感のシニヨン
長めの前髪をロープ編みしてバックでまとめたシニヨンスタイル。 毛束を出してふんわりさせることで、かっちりしすぎず垢抜けたアレンジになっています。

作り方を覚えて、ヘアアレンジをもっと楽しく♡

毛束の量やほぐし方などで、カジュアルにもフォーマルにもなれる編み込みアレンジ。 コツを掴むと簡単にできるようになるので、練習してみてくださいね。 お呼ばれなどの特別な日は、美容院のヘアセットを予約して、とびきり可愛く仕上げてもらうのもおすすめです。